以前から気になっていましたレコードを聴いている時に、偶に入る”プッ、プッ、プッ、プ、、、..."ノイズですが、やっと原因を突き止め、対策をする事が出来ましたので記事にしておきます。
該当箇所絞り込みから原因を究明するまでの経緯は以下です。
<ノイズ源の特定>
まず、レコードを聴いている時だけなのでEQアンプを疑う。
レコードプレイヤー(カートリッジ)からのノイズか?切り分け。
レコードプレイヤーからのケーブル接続を外しても発生する。
やはりEQ部から発生している様です。
・EQアンプのコンデンサ関係の劣化を疑う。
EQ電源部のデカップ電解コンデンサを交換--変化なし
カップリング・コンデンサを交換---変化なし
・EQアンプ内の半田不良を疑う。
触診検査(半田部に機械ストレスを与える。突いてみる。)したが、特にノイズは発生しない。
・真空管のハーモニックノイズを疑う。
少し軽く叩いてみるがノイズは発生しない。
しばらく、原因が特定できずに悩んでいましたが、レコードを聴きながら、たまたま、PCのwifi(無線LAN)接続の設定を弄っていたら、それに同期してノイズが発生している。
もしや?と思い、別のPCで同じ操作をしても、このノイズは発生しない。
やはり、このPCのwifi(無線LAN)アクセスと何か関係がありそう。
それで、前に実施したのと同じ様に、レコードプレーヤーかEQアンプか切り分け。
プレーヤーからのケーブル接続を外しても発生するので、
やはりEQアンプ自体に無線LANの何らかのノイズ(電磁波)が乗っている様です。
<ノイズ影響度の調査>
私は、USB DACとかPCオーディオをするために、PCをオーディオ機器の前に置いて使っている。
・PCを遠ざけるとノイズレベルも小さくなる。
・PCの方向性もあり。
・Googleで普通にWebサイトを見るだけではノイズは乗らない。アクセス送信するときだけに乗る。
と言うことは、送信時にPCから出す無線信号が影響している可能性がある。
<対策>
この送信部のノイズがEQアンプに乗らない様に、PC側に対策することにしました。
PCの無線LANの強度が落ちないか心配ですが。
そこで、いつものお得意のファインメット・シートのお世話になる事にします。
まずは、大きめのファインメット・シートで大まかに効果がある場所を特定。
さらに、シートを小さくして、範囲を狭めていく。
そして、ついに突き止める事が出来ました!。ファインメット・シートの大きさもこの程度に。
この部分に無線LANの送信部が潜んでいそう。。。 ASUSのロゴの右下部分。丁度ヒンジ部分になります。
裏側にも回さないと効果が無かった。
この結果、EQアンプの前、20cmの距離でもノイズは出なくなりました。
ノイズを封じ込める事が出来ました。
Wifi強度、アクセスも全く問題ありません。以前よりも速くなったかも?
尚、これは偶々このPCの例ですが、他のPCでも、その様なノイズ症状があれば、疑い、対策してみてください。
この記事が参考になり、役立てればと思います。
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デジタル・オーディオ、DAC等では特に効果があります。
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