私はホームリンクを使って、リビングに設置しているブルーレイ・レコーダーに録画したTV番組を、別室オーディオルームのソニー製ブルーレイ・プレーヤー UBP-X800で視聴していますが、最近、UBP-X800の音声設定をDSEE HX 「入」にしてAAC音源のまま(ビットストリームのまま)で出力してみると、COAXIAL出力(同軸SPDIF)はPCM 48kHz、HDMI音声出力はPCM 96KHzになっている事に気が付きました。そしてなにより音質が良い!!!
※DSEE HXとは、ソニーが開発した非可逆圧縮音楽ファイル用の音質向上技術。AIが組み込まれているとか。
いつからこんな仕様になった? 以前からこの仕様で私が気が付かなかっただけか?
いや、私の記憶では、TVのAAC音源をオーディオ用DACで聴くときは、ダウンミックスPCMモードにする必要があったと思うが、いつの間にアップデートされた?。
つまり今までTV音声は、AAC→ダウンミックスPCMにしてオーディオ用DACに出力するか、AACのままAVアンプに出力して聴いていた。
しかし、AAC→ダウンミックスPCMにした場合は、音質が悪いので、ほとんどの場合、AACのままAVアンプで聴いていた。この場合はAVアンプの信号表示はMPEG-2となる。
今回確認すると、DSEE HXを使用したAAC音源デコードでは、劇的に音質が良くなっている。
昨今の「TV放送の音声を良い音質で聴こう!」の流れか? そう言えばHDMI対応のオーディオ用ステレオアンプも多くなってきました。オーディオ信号をHDMIで伝送。
余談ですが、これはソニーが最初に提唱した方法ですよ。AV機器に音声専用HDMI端子も設けていました。
TV音声信号の圧縮符号化技術については、こちらを参考に(NHK技術資料)。
音声仕様の一覧表を抜粋させて貰いました。
DSEE HXがまた進化したのかな?
ともかく、TV放送のAAC音源をDSEE HX 「入」で聴くと音質が良いです。
備忘録として、色々とモードを変更して、その時の同軸出力とHDMI出力の信号を一覧にしておきました。
オーディオ用DACを使って音声を聴くときは、AAC / DSEE HX「入」 / 48k or 96kが良さそうです。
但し、NHKニュースなどのモノラル放送の時だけは、DSEE HX 「入」にしてもPCM変換されない。