レッド・ツェッペリンⅡ(LED ZEPPELIN Ⅱ)に続き、レッド・ツェッペリンⅣのUK盤も入手出来ましたので、比較をして見たいと思います。
レッド・ツェッペリンⅣと言えば、あの有名な「天国への階段」「ブラック・ドッグ」「ロックン・ロール」が収められた大人気の金字塔的なアルバムです。
現在、私の手元に有るのは、以下の3種類です。
①日本盤 帯び付き P-10125A ワーナーブラザーズ・パイオニア製
②US盤 SD7208 ROCKEFELLER製 W無し ST-A-712285/86 SP
マトA面C PORKY AT/GP PR手書き、B面D PECKO DUCK AT/GP PR-SP手書き有り
③UK盤 deluxe 2401012 Polydor製 Kinny Music Ltd. Superhype Music In
マトA//313 PECKO DUCK手書き B//412 PORKY手書き有り
B1:MISTY MOUNTAIN HOP
<ジャケット> 3枚を並べたところ。
表。
色合いが微妙に異なります。UKよりもUS盤が濃い、さらに日本盤は少し青っぽい。
裏。
左上の霞んだ太陽?(シミ?)がUK盤では殆ど見えませんが、UK→日本盤になるにつれ、くっきりと見えてきます。
ゲートフォールドを開いて内側。
あとで拡大して説明しますが、ここに大きな違いがあります。
内袋。
これもそれぞれ違いいます。UK盤はグレー。US盤は白、日本盤はグレーですがUK盤とは色合いが違います。
日本盤にはライナーノーツが付いています。
では、問題のジャケット内側の違い。ランプの光の色がそれぞれ違います。これは有名な話ですね。
①日本盤 完全に白黒になっています。
②US盤 オレンジ色に光っています。ちょっと不自然ですね。
③UK盤 オレンジ色ですが、微妙にくすんでいます。良い感じです。これが英国の成す業か。微妙な色彩です。
以前、UKの第2版(K500008)を持っていた事もありましたが、それはモノクロ(白黒)になっていました。
<レコード盤センターラベル>
①日本盤:
②US盤 大きなフォー・シンボルが印刷されています。
③UK盤 レッド・マルーン・ラベルです。少し艶があります。
B面1曲目の「MISTY MOUNTAIN HOP」は、誤記の「MISTY MOUNTAIN TOP」ではなく修正されています。
マトB3は誤記でB4になって修正されたのでしょうか?
<音質>
このⅣもやはり、UK盤が一番良いですね。
音の鮮度が違います。英国らしい厚みのある音がします。まさにブリティッシュ・ロックという感じです。
ジョン・ボーナムのドラムがお腹に響きます。
UK盤はダイナミックな音つくりですが、ちょっと腰高。日本盤ではさらに腰高で平たい音です。万人好みの音?
どうしてもUK盤と日本盤では、別の音楽に聴こえてしまいます。
特に、「ブラック・ドック」「ロックン・ロール」のジミー・ペイジのギター・リフの音が違います。
オリジナルを聴くと、ジミー・ペイジがギターを幾つも重ねて分厚い音(サウンド)に仕上げているのが良く分かります。
ジョン・ボーナムのドラムも、所々でドスン・ドスンと落ちそうな、壊れそうな音がします。
因みに、以前所有していたUK第2版(K500008)は、音が籠っていました。
<価格>
気になる価格ですが、③が諭吉1枚+α、②がその半額、①は一般的な中古価格と言ったところでしょうか。
やはり、UK盤になると、どうしても1諭吉越えですね。