My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

Qobuzストリーミング再生とNAS音源再生で音質比較してみた。

2025-01-18 13:17:43 | ネットワークオーディオ

Qobuzのストリーミング再生方法や設定が決まったところで、NAS音源や他のソースとの音質比較をしてみました。

全般的には、同じ楽曲でも最近にリマスターされた音源もあるのでストリーミングが有利かな?意外にも1960年代の音源でも音質が良かったり。昭和歌謡曲、ジャズなど。

 

しかし今回の比較目的で使用する音源は同じ楽曲で同じサンプリングレートのもの。

使用した音源は「空港/テレサ・テン」

NAS/ストリーミングとCDはこちら。

アナログレコードとも比較してみました。発売当時のEP版。

 

私の耳では、レコード>>ストリーミング>NAS>CD という結果になりました。

NASやCDよりもストリーミングのほうが音に張りがあります。

CDとNASは再生機器の違いから要因理解出来ますが、NASとストリーミングは再生機器が同じでも音質が違うのは何故?理解に苦しみます。ストリーミングに何か音質劣化させない技術があるのでしょうか?確かに可逆圧縮音源配信のAmazon Music/TIDAL/Qobuzでも音質が違うと言われてますからね。圧縮方法の違い?NASはWAVのままなのに。??

それにしても、やはりアナログが断トツに良い!!!

なんと言うか、デジタル音源は音に厚みが無いです。

テレサ・テンの歌声やサックスの音の線が細い。糸が張った様な感じ。これがデジタル臭さと言われる所以でしょうか?

アナログは太くて潤いがあり妖艶です。これが本来の音なんでしょうね。

個人の好みも有るでしょうが、やっぱりアナログレコードは良いですね。手放せません。

以前にも書いた様に「電気特性が良い=音質が良い」とはなりません

デジタルの最大の利点は「扱い易さ」に有りますね。

いくらハイレゾと言っても結局デジタルで作られた不連続な音で、アナログは連続性のある自然な音です。

レコード万歳!!!\(^o^)/。

 

 

 

 

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Qobuz専用アプリ(Windows)からの出力。

2025-01-13 21:20:15 | ネットワークオーディオ

Windows上のQobuz専用アプリでのストリーミング再生を試す。

PCの方が見易いし、アーティストや楽曲検索、また関連アーティストや楽曲も探し易い。

抽出した後は、「お気に入り」に保存!

しかし、このアプリではネットワーク上のレンダーがGoogle Castくらいしか検出されない。

DLNA/UPnPには対応していない?。

そのため、PC上で再生しUSB or HDMIでデジタル音源データを送り出す方法で試した。

 

まずはQobuzアプリの設定。

PC用QobuzアプリならPC上にキャッシュする量を設定できるので「快適さ:30.0GB」にし、再生前のバッファサイズは「5s」に設定。

再生モードは「排他モード」とした。その方が高音質。

時間は掛かりますが、再生前に「インポート...」からPCに取り込んだ後に再生した方がより安定して再生できます。でも面倒(泣;)

 

①PC--->USB--->XMOS + ES9018S DAC

 ハイレゾ音源もそのまま再生できます。

 曲頭が切れたり乱れたりは有りませんが、少しノイズっぽい?

②PC--->HDMI--->HDMI音声分離器--->ES9018ES

 ハイレゾ音源もそのまま再生できます。

 曲頭が切れたり乱れたりは無く、①よりも音質良好!

③PC--->HDMI--->AVアンプ

 ハイレゾ音源もそのまま再生できます。

 曲頭が切れたり乱れたりはありません。古いAVアンプなので音質はそれなり。

 HDMI入力の有る最近のステレオアンプ(MARANTZやDENON)を使用すれば高音質再生が望めると思います。

 

我が家でハイレゾ再生する時はの方法かな。

 

これまで色々と試して評価も出来たので、暫くは「BubbleUPnP」(前回書いた設定) --> 「ifi Stream」 「44.1kHz/16bit」 -->SONY DAC DAS-703ESで聴こうと思います。

この方が使い易く安定再生が出来ます。音質も良好。なんと言ってもスマホひとつで操作出来るのが便利!。

ただ、ライブラリ編集はPC上のQobuzアプリを使った方が作業が楽です。ここで編集した内容は同一アカウントなら即座にBubbleUPnPにも反映されます。

 

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Qobuzストリーミングを安定再生するため試行錯誤。

2025-01-11 11:58:57 | ネットワークオーディオ

ストリーミングを安定且つ高音質で再生するのに更に良い設定はないものかと、1ヵ月も試行を繰り返してきました。

その結果、より安定して再生出来る様になったので、その顛末を忘れないうちに書き留めておきます。

以前の状態では、曲の冒頭でノイズが入ったり稀に楽曲の途中で次の曲にスキップする事が有り、鬱陶しく音楽に没入どころか聴く気を削がれていました。

 

〇再生環境:

 ・音源---Qobuz(コバズ) ストリーミング

 ・再生アプリ---BubbleUPnP for Andorid <---今回、この設定変更です。

 ・再生プレーヤー(レンダー)---ifi ZEN STREAM(ネットワーク・ストリーマー)

 ・DAC1---ES9018S搭載DAC(COAXIAL SPDIF入力)

 ・DAC2---SONY DAS-703ES

 

<BubbleUPnPの設定>

色々と設定変更してみましたが、ハイレゾ再生時に曲の冒頭が切れたり乱れたりで安定動作が出来ません。

原因は我が家のネットワーク環境(それでも速度は300Mbps位出てる)に有るかも知れませんが、取り敢えずBubbleUPnPのsettingsから必要の無いものを全てdisable(無効)にして動作を軽くしてみました。

しかし、多少は改善するものの、まだ特に192kHz/24bit音源で曲の頭で乱れる事があります。

最終手段?妥協案?として、ハイレゾ配信の楽曲も含め全ての音源をデータ量の少ない44.1kHz/16bitモードで再生する事にしました。

Qobuzでは再生装置に合わせ44.1kHz/16bitでの配信設定も出来る様になってるんですね。

結果は、改善しました!ほぼ完璧!です。曲頭で乱れる事は無くなりました!

しかも音質も良い!!!安定しています。配信データが軽くなった事が功を奏した?

こちらの方が、音像や定位がハッキリとしていて聴いていて気持ちが良いです!私の耳では充分満足できる音質です。

ハイレゾだと音像がちょっとぼやける様に感じます。

ハイレゾ音源を完璧にストリーミング再生するにはネットワーク環境の再構築が必要に思う。中途半端なネットワーク環境ではデータの取りこぼしやジッターも発生するでのしょう。リアルタイムの垂れ流しなのでデータの補間も有りません。そのためにダウンロードが用意されているのでしょう。きっと。

 

少し長くなりますが、現在のBubbleUPnPアプリの設定を書きます。

「Setting」歯車を押すと現れる最初の画面。

「Now Playing」の設定

  

「Library」の設定

   

「Local Renderer」「Andriod Media Library」「Local storage and... 」「Local Render」の設定 --- 使わないので無効(disable)に。

   

「Local and Cloud」の設定 --- この中にQobuzの設定があるので有効(enable)に。

Use proxyは有効にしておきます。

有効にする事でBubbleUPnPのproxy経由で配信されます。データ取りこぼしや曲途中での音切れが軽減される?。

 

いよいよ「Qobuz」の設定です。

※1.FLAC 44.1kHz/16bitに設定しました。

※2.「Show HiRes info」は有効にしておきます。

  アルバムや曲目(トラック)のリスト表示で元々提供されている最大サンプルレートが表示されます。

  

「Renderers settings」の設定。先ほどと同じようにProxy tracksを有効にします。

 

 

「Chromecast transcoding」は使わないのでdisableにします。

 

「Audio Cast」の設定。iFi Streamerの設定でSample rateは44.1kHzとします。

また、Audio buffer durationは1000ms~10000msで設定が可能で"8000ms"としました。頭切れ防止?

 

「Internet access with Bubble UPnP Server」 外出時にアクセスして再生する機会は無いのでdisableにしておきます。

 

「Control」の設定。以下の様に設定しました。

    

「UPnP Tweaks」「Downloads」「Chromecast ...」はdisableにしました。

  

Bubble UPnP画面の左下の三本バーの「More」を押すと以下の画面が現れます。

「Local and Cloud」は、「Qobuz」「NAS」だけになったので、ここから迷うことなくアルバムを探せます。

 

 

<ifi ZEN Streamの設定>

前回、書いた設定のままです。

 

<DACの違い>

44.1kHz/16bit音源になったので、往年の名機SONY DAS-703ESも使う事が出来る様になりました。

このDAC、やはり良いですね!部品の物量が違います。今造ったら価格は?(って言うかそもそも部品が存在しない)

 

暫くこの状態で使ってみますが、更に良い設定があるかも知れないので模索中です。

ストリーミング音源を安定且つ高音質で再生することは、なかなか難しいと感じています。

ネットワーク環境(LANケーブル、スイッチングハブ、ルーター等)を少し変えただけも音質が変化すると言われていますからね。

まだまだ不確定要素が多く奥が深そうです。

でも、デジタルなのでアナログの感覚的なものと違い、きちんと目に見える形で波形を捉えたら解りそうですけどね。

オーディオ談義で「LANケーブル交換で音質が良くなった。」とか言っても波形で示された記事を殆ど見かけないのが残念です。素人うけしないから?

 

こう書いている間に別の再生方法を思いつきました。

この結果については、後日。

 

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ストリーマの設定見直しでQobuz(コバズ)を快適利用

2024-12-15 15:51:27 | ネットワークオーディオ

ストリーマ(iFi ZEN STREAM)の設定を見直した事で、Qobuzでのストリーミング再生が快適になり音質も更に良くなった気がするので、無償期間終了後も継続利用する事にした。これからは¥1,480/月の課金となるので存分に楽しませて頂きます。

 

ストリーマ(iFi ZEN STREAM)の設定変更について。

 

①バッファサイズの設定:

  MAXの64MBとします。

  iFi ZEN STREAMは64MBのFIFOバッファを搭載しているので最大限利用します。

  因みにMPUはARM製64bitクワッドコア。

バッファサイズが小さいと、ネットワーク環境によってはデータの取りこぼしやジッターの影響を受けます。

特にデータサイズの大きい192kHz/24bitではノイズが混じる事もありました。

②再生前のバッファの設定:

  Minの10%とします。

①と②の設定は相互関連します。

例えば①を64MBで②の設定をMaxの50%とすると、192kHz/24bit音源再生時に曲の冒頭が切れてしまいます。これはFIFOバッファが満杯になって溢れてしまうためかな?

 

③音量の正規化とMixer typeの設定:

  音量の正規化 ”On → Off”とします。

ここをOnにした場合、勝手に音量が大きくなったり小さくなったりすることが有ります。バッファサイズを小さく設定しデータが不安定な時に起きていました。  

  音量オプション>Mixer Type ”None”とします。

  

 

設定変更前は少し耳障りで長時間聴くと頭が痛くなる事が有りましたが、これらの設定変更で、とても聴き易く成り、且つ高音質となった感じがします。快適です!

でも、これでデータ取りこぼし無く、ビットパーフェクトで再生出来ているか自信がありません。

ストリーミングを配信元が期待する高音質で再生するのは、なかなか難しいなと感じます。

アナログ再生も難しいですが、デジタル再生も難しい。。。

因みにコントローラーは Bubble UPnP(for Andorid )を使用していますが、このBubble UPnPの設定も少し見直す必要があるかも?(項目多くしかも英語表記(辛;))

 

 

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さっそくQobuzを聴いてみた。~息をのむ高音質に驚き~

2024-11-16 09:55:34 | ネットワークオーディオ

ハイレゾ再生の準備が出来たので、早速Qobuzを使ってみました。

まずは、e-OnkyoからQobuz(コバズ)へアカウント移行。

未契約の状態では、音源がMP3ファイル形式で曲の1部分のみ提供なので、取り合えずQuobuz Studio1ヵ月の無料体験を申し込み。

体験申込後は、FLACファイル形式となりました。

 

(我が家の再生環境)

・コントローラー : SONY アンドロイド・スマホ

・使用アプリ : Bubble UPnP -- Qobuz連携済(簡単!アカウント登録だけ)

          ※HOME LAN上に有る機器ならどれでも繋がるので大変便利です。

・プレーヤー(レンダラー) :

  トランスポート : ifi Audio ZEN STREAM 

                                       排他モードにてUSBで送り出し。Active Noise CancellationⅡ内蔵。

                                       有線LAN接続、スイッチング・ハブ使用

  DAC : ES9018K2M搭載 USBはXMOS受け

 

(音質)

試しに最近リリースされたばかりの『QUEEN 1』(2024 Mix) 96kHz/24bit音源を聴いてみた。

ifi STREAMのランプは白(ハイレゾ)、DACにも96kHzと表示されている。ヨシヨシ。

音質は、これは凄い!!!今までのストリーミングとは違う!Wow!って言うか違いすぎる。

今までのストリーミングは何だったのかと思わせる高音質!。なにか壁を乗り越えた感じです。

私自身ストリーミングは音質的に敬遠していたのですが、これなら満足です!CDと同等、もしくはそれ以上です!

ハイレゾ再生可能なネットワークオーディオ環境を再構築した甲斐がありました。

『ストリーミング再生もここまで来たかぁ~。』って感じですね。

これなら音質に拘るオーディオマニアにも受けいられるでしょう。

でもちょっと補足すると、全ての音源が高音質な訳ではありません。

古い音源でリマスタリングされてなくて元々音質が良くないデジタル作品は、そのままの音質。

192kHz/24bit音源であっても音質が良くないものもあります。

逆に最近のデジタル録音作品では44.1kHz/16bitでも音質良好です。

特にデジタル録音でマスターが96kHz以上/24bit(最近はスタジオでその様に録音されていると思う)のものを96kHz/24bitで聴くと息をのむ程の高音質”です。

例えば、これ。 音が良すぎてビックリしますよ。

これも↓。録音は古いですが、今年リマスタ・リリースされたばかりです。

特にこの曲が歌唱内容共に素晴らしい。

リンダ・ロンシュタットの息遣いもわかり、目の前で歌っている様で鳥肌が立ちます。

後半はスペイン語バージョンで歌う熱の入れようです。一聴の価値ありです。

 

(使い易さ)

ストリーミング中に稀に曲が途中で途切れて次の曲に進む時がありますが、これは我が家のネット環境に因るものかも知れません。

サブスクのアルバムの中でも"extract”と表示があるものは、文言通り曲の一部分再生のみで音源もMP3です。

楽曲作品は、邦楽/J-POPも数が多いですし、洋楽は「カタカナ」でも検索できます。

聴きたいアルバムタイトルや曲はQobuzの「お気に入り」に保存しておけば、後での呼び出しが可能です。

「BubbleUPnPアプリ」ではAdd to Qobuz favoritesで「My Music」に保存します。

 

これなら、サブスク月額1,480円を支払う価値がありそうです。支払っても惜しくありません。

今後、Apple MusicやAmazon music、Spotifyと肩を並べるほどに普及するのか動向に注目です。普及が進めば提供楽曲数も増えるでしょう。

音源コーデック(ファイル形式)はFLACで44.1kHz/48kHz/96kHz/192kHz、16bit/24bitとなっています。

この様な高音質のストリーミングが登場すると、今後増々物理メディアが減少し何れ無くなってしまうのではと危惧します。悲しい~。

 

次は、再稼働させたES9018 DACを別の事にも活用してみたいと思います。

 

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ブルーレイプレーヤーUBP-X800をまた少し弄りました。

2024-09-14 14:16:05 | ネットワークオーディオ

ソニー製のブルーレイプレーヤーUBP-X800をまた少し弄ってみました。

以前にも書いたかも知れませんが、内部を見ると電源基板からメイン基板に繋がる配線のコネクタには、端子が有るにも関わらずグランド線が省略され空き端子となっています。

では何処で繋がっているかと言うと、シャーシーを介し数箇所でメイン基板と繋がっています。

何故この様にして有るのか、コストダウンか?EMIやEMSの対策か?コモンモードノイズ対策なのか?は不明ですが、何か事情が有ったのでしょう。しかし気になるので繋いでみました。

ジャンク箱にあったリード線付きEH端子で繋ぎました。片方は黒ですがもう片方はこの黄色線しか有りませんでした。

繋いだ後の動作は特に問題有りませんでした。メイン基板入口の電源ノイズをオシロで確認すると若干減少した様に見えます。

 

このブルーレイプレーヤー、今まで色々と弄って画質、音質もかなり良くなりました。

気がするだけかも。。。

って言うか、ふと気がついたのですが、画質が良くなったと思えたのは、最近メガネを新調した所為があるかも?(笑)

ある程度年齢を取ると近視が改善される事があるらしく、度数を下げて貰った。さらに遠近両用の老眼度数は同じなのに手元も良く見える様になった。

パソコン作業でも肩こりが軽減された様な気がします。メガネは定期的に度数調整をお勧めします。私は何せ約10年振りの新調でした(呆れ)。

 

ところで、先日9月11日はアメリカ同時テロ発生の日でした。本当に悲惨な事件でした。

あれから23年になるのですね。私はこの日には必ずこのビデオを見る様にしています。

CDでも販売されています。2枚組です。

著名なアーティストが集まって哀悼の意を込めて歌い上げています。

マライアキャリー、セリーヌディオン、ブルーススプリングスティーン、スティーヴィーワンダー、ビリージョエル、ポールサイモン、スティング、ボンジョビ等々。

 

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デジタル系の電源ノイズ低減で音質向上。

2024-05-12 15:06:04 | ネットワークオーディオ

今回はブルーディスク・プレーヤー(BDプレーヤー)の電源を少し弄ってみました。

以前にも登場したSONY製UBP-X800です。この機種は再生専用、しかもDAC非搭載なのに5万円もします。

今はMarkⅡ(M2)となっていますが、我が家のは初号機。

この機種は、元々、画質、音質ともに良いのですが、初めて内部に手を付けたのが、2年半前。(当時の記事がこちら。)

今回は、更なる改良に挑みました。

その結果、音質、画質ともに格段に向上しました

改良内容については、現在販売中の機種ですので詳細は避けますが、スイッチング電源から供給されるDC電圧の高周波ノイズ低減です。

ソニーさんの機種の場合、基板上に空きパットが儲けてある事が有ります。と言うか、量産時に利益確報のために部品が省略されたのでしょう。

そこにOSコンデンサやPSコンデンサ、タンタルコン、小容量フィルムコンデンサを追加。更にメイン基板へのDC12V供給ケーブルへフェライトコア追加。スイッチング電源基板からメイン基板間へ高周波飛び込みを低減するために銅の遮へい板を設けました(MK2で実施の内容)。 ※まあ、こんな事をするより、さっさとMK2を買った方が良いでしょう。

ちょっと一部をお見せしますと、こんな感じです。

 

どの様に良くなったかと言うと、

 ①映像ソフトの画質は、全体的に少し明るく鮮明になり立体感が増した。

 ②音質もベールが何枚か剥がれて臨場感が出た。

様に思います。

USB経由でSSDに保存した音源を再生してみると分解能が増し、音が鮮明になり、今まで聴こえなかった音も聴こえてきます。

ちなみに、このUBP-X800はDACを持ってませんので、DACはSONY製DAS-703ESを使用しています。

私が所有するトランスポート類の中では、今まではiFi Audio製「ZEN STREAM」が一番音が良いと思っていたのですが、その上を行っています。

音が整理されて出てきている感じです。今まであまり聴く気になれなかった音源さえも、今は心地よく聴く事ができます。

 

ここで、何故音が良いのかをUBP-X800のブロック図を眺めながら少し考えてみました。

その理由のひとつとして、メディア(USB、NAS、DISCなど)から取り込んだデジタル・データを一度内部のDDR(DRAM)に格納しているためと思います。1ブロック当たりの容量が不明ですが4ブロック有ります。

DDRに取り込んだデータは元データとベリファイしているので、データの取りこぼしは無くビットパーフェクトの筈。

DDRに取り込んだデータは最短距離で高速処理されて、SPDIF(COAXIAL)やHDMIに送り出される。この時内部クロックで叩き直しているためジッターの発生は最小。

まさに理想的ですね。と言っても、最近のTVやBDレコーダーでは内部で画像処理しているので当たり前かな。

15年位前に、自作でDACやCDプレーヤーの中にRAMを積んだ強者の記事を見た事があります。当時は成程ね~と納得していましたが、時代、技術の進化ですね。

しかし、この様な事は、廉価物のトランスポートやDAC単体では無理ですね。

調べてみると、LINNやCHORDなどの高級DACではDACの直前にDRAMを搭載しジッターレスを実現している様です。

 

尚、お断りしておきますが、この改造は私個人の趣味の範疇、自己責任で実施したものであり、決して真似はしない様にお願いします。

まあ、真似する人はいないかぁ~。

 

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Chromecast with Google TV HDを購入とその音質について

2023-04-22 13:23:32 | ネットワークオーディオ

今更ながら『Chromecast』なるものを購入してみました。

最近購入したテレビはGoogle TVなのでChromecastは必要ないのですが、オーディオ・ルームに設置している少し古いテレビ用として購入しました。

きっかけは、WBCを観るために『Amazon Prime』の無料体験を申し込んだため。1か月前。

Amazon Prime Video自体はBDプレーヤーで観る事が出来るのですが、この機会に他のアプリや機能も楽しめる様にと購入。

オーディオ・マニアとしては、WBC終了後は『Amazon Music Unlimited』の無料体験にも加入し、使い勝手や音質をテスト。

この『Amazon Music Unlimited』は、一億曲以上が聴き放題、しかも提供される音源は、殆どが可逆圧縮FLACという事は、再生時はCDと同等以上、配信音源の最大は24bit/192kHzの様です。

私自身、ストリーミングは非可逆圧縮(MP3,AAC等)が多いのでどうかな?と思っていたのですが、これなら期待が出来る。

実際にChromecastをAVアンプのHDMI入力に挿して『Amazon Music Unlimited』をストリーミング再生してみる。

う~ん、音質は悪くない。

ただ再生音源を画面上で確認してみると、配信音源は24bit/96kHzなのに、現在の音質は16bit/48kHzになっている。あれ? 端末の性能も16bit/48kHzになっている。AVアンプは24bit/192kHz対応なのに。

よく調べると『Chromecast with Google TV HD』は16bit/48kHz Max.の様です。まあ、映像のストリーミング再生がメインですからね。仕方ないです。

気を取り直して、PCに『Amazon Music』アプリをダウンロードして再生してみる事に。

PCから手持ちのDACにUSB接続。USBの受けはXMOS、DACはESS9018です。24bit/192kHz対応。

しかし、アプリを起動し実際に再生してみると48kHzとなっている。あれ~??

Web上で更によく調べると、『Amazon Music Unlimited』がハイレゾ24bit/192kHzで再生できるDAC等の機器は限定される様です。Marantz、TEACは対応。

しかし16bit/48kHzでもCD音源(16bit/44.1kHz)同等、ロスレスなので、音質は良いです

しかも1億曲以上あるので、マイナーな曲でもストリーミングで聴く事が出来て便利です。CD等の物理メディアで販売されていない音源もある。

これで聴くのも良いかもと言う感じです。さすがAmazon!!!

 

もうひとつ気が付いた事があります。

このChromecastが発する電磁波が凄いです。かなりの量が出ています。

すぐ傍にある真空管フォノ・アンプ(ゲイン高い)がこの電磁波を拾い「ブッ、ブッ・・・」とノイズを出します。

これって、以前にPCのWifiでも同じ現象が起きた事を思い出しました。Wifiオフでは消える。

電磁波シールドシートでChromecast本体を囲うとノイズは収まりますが、Wifiやリモコンの反応が悪くなります。これではいけません。まあ、電波を送受信しているのですから当然ですよね。

 

対策としては、Chromecastを使わない時は、電源オフとする事にしました。

こういう事があるので、私はオーディオ関係では無線接続は使わずに有線接続にしています。

 

 

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排他モードの「Bubble UPnP for DLNA」を使ってみた。

2022-10-18 14:28:35 | ネットワークオーディオ

iFi Streamの「排他モード」は評判が良い様なので、「Roon」を導入する前に、排他モードで使うとどれほど音質が良くなるのか、確認のために導入してみた。

「排他モード」とは、デジタル処理に余計な事をさせず(受け付けず)に、音源再生に専念させるという事。

「Bubble UPnP for DLNA」は無料版と有料版があるが、無料版は広告表示やプレイリストの曲数の制約がある。

取り敢えず、試しにPlayストアから無料版をスマホにインストールして使ってみた。ダウンロード数1000万+となっているので、世界中の沢山の人が使っている模様。

無料版はPlaylistに登録できる曲数が16曲。

Libraryから聴きたい曲だけを「Enqueue」で登録。

アルバム全曲もPlaylistに放り込み再生する事も可能だが、曲数は16曲まで。

私は、一度に通しでそれ程の曲を聴かないので、この条件でも問題ない。

広告も画面上部に帯状に現れるだけなので苦にならない。

Server(Library)Rendererの選択、その他の設定は左下の「More」の所から歯車を押して行う。

Serverを「IO DATAのNAS」に、RendererをiFi Audio「ZEN Stream」に設定。

日本語版は用意されていないので、英語を読み解くしかない。

 ※Server(Library)やRendererの選択は、直接画面上のボタンからも可能。

 

アプリの操作画面はこんな感じ。

「Library」からアルバムの選択。

 

「Playlist」への登録。

 

「Play」画面。アルバム・アートワークも表示。

 

iFi「ZEN Stream」本体背面の「EXCLUSIVE MODE」5.DLNAに合わせ、さっそく再生してみると、排他モードの音の素晴らしさに驚き!!! もう戻れそうにない。

高音質。エッジが立つ。音数も多く、ひとつひとつの音の分離も良い。

今までのデジタル音源では、高音域にデジタル臭さが残ったり、なんかコンプの掛かった様なスッキリしない音だったが、今回の「排他モード」ではアナログ・レコード再生に近くなった様な気がする。

「Roon」では、通信方法が独自の様なので、さらに良くなるのか?

これはやって見ないとわからない。

今のところは、ネットからのストリーミング再生をするつもりも無くて、NASからの音源再生だけなので、この「Bubble UPnP for DLNA」で満足しています。

馴れてしまえば、使い勝手も結構良いです。ギャップレス再生も可能。

「Renderer」にブルーレイプレーヤー「SONY UBP-X800」を設定し再生する事も出来た。

となれば、TEACのDAC「UD-505」や他のネットに繋がる機器でも再生が出来そう。

 

これ、音質が良いです。中森明菜さんのリマスター盤では1番と思います。

 

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デジタルオーディオ機器たちのAC-DC電源事情。

2022-09-03 10:32:58 | ネットワークオーディオ

本題に入る前に、前回投稿でスイッチング・ハブ用ACアダプターの置き換えは諦めましたが、代わりにハブ内5V電源の220uF/25V電解コンデンサに3.3uF/35Vタンタルコン(深青の豆)をパラに追加しました。高周波ノイズに効くはず。実際に聴いてみても効果が有った様な気がします。

因みに付属ACアダプターをよく見ると「For NETGEAR product use only」と書いてありました。やはり専用として使うべきなのかな。

 

さて、これまでNAS、HUB、トランスポータ-のACアダプターを弄ってきて、デジタル機器の電源ノイズ、特に高周波ノイズ(スイッチングノイズ)の浄化は大切だと言う事を再認識しました。

勿論、機器の性能自体も重要ですが、電源のノイズはそれに繋がる回路に多大に影響を与えます。

機器の特性を充分に引き出すにはクリーンな電源が必要です。

電源にノイズがのってしまうと、信号系(ノーマルモード)、グランド系(コモンモード)全体にノイズを拡散して、ついには後段に繋がる機器までにも持ち込み、影響を与えます。

特にDACにノイズを持ち込むと影響が多そうです。

音質にどの様に影響を与えるか?

実験して分かったことなのですが、長時間音楽を聴いていると中域から高域がデジタルっぽく耳障りになってきます。音場が平面的になり奥行が無くなります。音が艶っぽくありません。

これは、あくまでも私の耳による評価です。

 

そこで私の所有する現在稼働中のデジタル機器の電源について整理してみました。

 ①DAC 1 : SONY DAS-703ES --- デジタル、アナログ独立トロイダルトランス式リニア電源

 ②DAC 2 : GUSTAED X10(XMOS,ES9018) --- デジタル、アナログ独立トランス式リニア電源

 ③CDP : REVOX B226 --- デジタル、アナログ共用トランス式リニア電源

 ④BDP : UBP-X800 --- スイッチング電源

 ⑤Network Streamer(Transporter) --- スイッチング電源→トランス式リニア電源に変更

 ⑥SW HUB : NETGEAR GS305 --- スイッチング電源、本体側電源入力にタンタルコン追加。

 ⑦Wifi router : Buffallo --- スイッチング電源

この様に見ると、近年のデジタル機器の殆どはスイッチング電源になっています。

小型化、低価格化、低消費電力(高効率)化が出来るからでしょうね。

しかし、これをオーディオ機器で使うには、何らかのノイズ対策が必要です。

スイッチング電源でノイズ対策した製品には、スイッチング周波数を変動させてノイズ分散させる技術(DRSS--スペクトラム拡散だったかな?帯域幅を持たせて拡散)やノイズの負帰還を掛ける技術などを使ったものがあります。これらはEMI対策のひとつとして以前から使われてきた技術ですね。

それにしても、クリーンAC-DC電源と言ってもピンキリで、高級な物は機器本体よりも値段が高くてでビックリする値段だったりします。

 

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