My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

ヘッドホンのリケーブル(SHURE SRH-1540) ~苦労の末に、やっと完成!~

2015-01-18 23:36:20 | イヤホン/ヘッドホン

現在使用中のヘッドホン シュアーのSRH-1540のケーブルを自作して交換してみた。

これには手を焼いた。理由は、SRH-1540ヘッドホン本体のMMCXのコネクタが少し特殊なのだ。

それを知らずに、市販のMMCXコネクタを使って、そのまま丁寧に作成したが、何度も失敗。

その作成の手順と経過を書きます。

使用した部材は以下。

 ・ヘッドホン側MMCXコネクタ---ノブナガ(NOBUNAGA)製キット。 eイヤホンで購入(@1,310)

 ・ヘッドホン・アンプ側φ6.3mmプラグ---ノイトリック製NPX-3P。 トモカ電気で購入(@830)

 ・ケーブル---モガミ製3031(φ2.8mm 29AWG)たぶん。 2芯編線シールド2mx2(100円/m)トモカで購入

 

MMCXコネクタにケーブルを半田付けします。ミニバイスを使用しました。

こちら側のシールドは切り落とします。そしてショートしない様に熱収縮チューブで処理。

プラグ側の半田付けをします。

こちら側はシールドも-側の白い線と一緒にプラグのグランドに接続します。

LとRをそれぞれ半田付けします。LとRを間違えない様にします。こちらも熱収縮チューブで綺麗に仕上げます。

写真を撮ることを忘れました。作業自体は特に問題なく完了。

2本のケーブルは2mになるので、熱収縮チューブを使って、途中の適当な長さのところで2本を束ねます。

MMCXコネクタ・キットに付属のモールドケースを先ほど半田付けしたMMCXコネクタに被せます。 ここも、急いでいて写真を撮り忘れました。実は、このモールドケースが問題なんですが。

これで一通り完成です。

いざ、ヘッドホンに接続しようと思ったが、ここで問題発覚!。

MMCXコネクタがヘッドホンのコネクタに刺さらない。SRH-1540のMMCXコネクタ挿入口が狭くて、キットに付属モールドでは奥まで入らないのである。しかし、モールドなしの裸では、すぐに断線したり、最悪は挿したら抜けなくなる危険がある。困った。。。

ここで一旦作業中断。ここまで作って諦めるわけには行かない。少し考えることに。。。

そして、MMCXコネクタ部分のジェルタイプの瞬間接着材を塗布して固めてしまいました。こんな感じです。

使った瞬間接着剤はコレ。ロックタイト製のゼリー状の瞬間接着剤。

見た目が悪いので、後から熱収縮チューブを被せました。

乾くのを待って、いざ挿入!今度は上手くいくかと思いきや、アレ? 

完全に入らない、音が出ない。強く押し込むと音が出るのだが、コネクタがロックしない。

駄目かぁ~~~。。。

また、しばらく原因を考えるとことに。。。。。 原因がわかった!。

左がオリジナル、右が今回のMMCXキットのコネクタ。

この写真を見てもらえばわかりますが、金プラグの途中のリング状の膨らみがあり、その下の溝部分に、今回買ってきたコネクタはワッシャーらしきものが嵌まっている。結構、面倒だなぁ。

ところが、ニッパーで触っていたら、簡単に切れて取り除くことが出来た。

ヨシ! 接合部は同じ形状になったぞ。これで大丈夫だろう。

今度こそはとヘッドホンに挿してみると、カチッと嵌まって音も出た。 苦難の道だったが、やっと成功。

 

出てきた音は、苦労した割には、オリジナルとそれほど違いを感じない。若干音の分解能が上がったかな?くらい。

先日の抵抗交換に比べると変化が少ない。

 

今回、リケーブルに結構苦労したが、このヘッドホンSRH-1540の場合、コネクタ部が特殊なために、交換用の予備ケーブルが付属しているのかな?などと思ってしまう。 

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シュアー製ヘッドフォンSRH1540を購入 ~SHURE SRH1540~

2014-09-23 13:13:01 | イヤホン/ヘッドホン

日本のマンションでは、スピーカーで大きな音で聴けないので、どうしてもストレスが溜まる。

どれだけの音量が許していただける範囲かも良く判らない。

フロアー型のスピーカーは既に本宅に隠居し、ここには小さめのスピーカーを配置しているが、出番があまりない。

最近は、もっぱらヘッドフォンで音楽を聴いている。

そこで、約4年振りにヘッドフォンを買い替えた。

 

今まで、オーディオテクニカが好きで、オーディオテクニカ製のヘッドフォンばかり買っていた。

オーバーヘッド・ダイナミック型は、ATH-AD700 → ADH-AD100、それにATH-ES7(既に知人に譲渡) 

インナーイヤーも、CMK70。

今は使っていないが、オーディオテクニカのヘッドフォンアンプも持っている。

オーバーヘッド型はオープンエアが開放感があって好きで使っていた。閉塞感がないのが良い。

 

購入にあたり店頭で色々と1時間以上の試聴。予算は50,000円まで。

 ・ソニー MDR-Z1000

 ・オーテク ATH-AD2000

 ・ベイヤーダイナミック

 ・ゼンハイザー 

 ・シュアー SRH1540

 ・・・・・・・・など。

まずは、消去法で、

ゼンハイザーは上品で優等生、フラットな音、でも私の好きなロックとかジャズには向かないかな。

ベイヤーはT70?だったと思うが、低音が少々足りない。T90は聴けなかったので良くわからないが。T5とか聴けばまた違うかも。イヤーパッドにベロア素材を使うと、こうなってしまう。オーテクもそうである。

オーテクのATH-AD2000は、今使っているAD1000とあまり変わらない様なオーテクサウンド。少し硬く、低音が出ない。

ベイヤー、オーテクとも、ソニーやシュアーを聴いた後だと、低音にかなりの不足を感じる。オープンエアーだからかも知れないが。

候補としては、大体ソニーとシュアーに絞り込んでいった。

ソニーは帯域が広く5~80,000Hz、解像度も高く情報量が多い。イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」を聞いたが、バックのギターのストロークが綺麗に聴こえる。ただ、私には低音が出すぎる感じがする。デザインもスタジオ・モニターのせいもあって今一つ。

シュアー(SHURE)SRH1540は、2ヶ月前にも聴き、「ハッ!」としてずっと気になっていた製品。このときは確かノラ・ジョーンズを聴いたと思うが、耳元で歌っていて、本当に生なましくて色っぽく「ゾクッ!」とした。

その後、Web上の記事を読んでも評価はそこそこ良い様だ。VGP2014金賞。装着感も良い。このパッドに使っているアルカンターラ素材が良い。ポルシェやフェラーリのシートに使っている素材だとか。耳をすっぽり覆う大きさで、装着していて気持ちが良い。密閉型でありながら通気も良くしてある。


結局、このSHURE SRH1540を購入!


早速、家で記念撮影。

外装、開封。

 

たいそうなケースが付いている。このケースは随分前に(30年前)どこかで見たような。マイク、ヘッドホン?

 

やっと出てきた。

 

付属品は、ケーブル2本と交換用イヤーパッド。

ケーブルはケプラー素材強化ケーブル(OFC)、使用プラグは金メッキMMCXコネクタを使用した両出しケーブル。

イヤーパッドはアルカンターラ製。2組スペアで付いているのがサービスが良い。(今時ない)

というか、壊れやすいの?という不安にもなる。イヤーパッドはへたれやすい?

 

ケーブルを装着したところ。 プラグはMMCX。最近の主流?

私的には接点が増えるのは、音質的に好きになれないが。まあ交換の楽しみを考えると良いか。

 

さて、実際に使ってみてのレビューです。

使い始めは、いつも通り、モコモコと篭った音、ダイナミックさもなく、帯域も狭い。店頭で聴いた音とは違う。

まあ、この手の音を出すオーディオ機器は、決まって最初は音が悪い。調子が出ない。特にスピーカー関係(出口)は時間が掛かる。

おそらく100時間くらいは鳴らし込みが必要だろうな。ということで毎晩適当に鳴らしてました。

 

購入から10日くらい経過し、まだ100時間は経過しません(毎日10時間も鳴らせない)が、そこそこ良い感じになってきたので、音質も含めて感想を書きます。

今まで使っていたオーディオテクニカとは大違いです。

低音も良く出ますし、帯域もスペック上では25,000Hzとなっていますが、そんな感じはしないです。

解像度も高く、聴いていても疲れないし、音を多少大きくしても耳が痛くなりません。突き刺さる様な感じはしません。

今までとは違った感じで音楽が聴けますし、えっ?こんな音があった?という曲もあります。

両出しケーブルの効果もあってかチャンネルセパレーションも良いです。

オーテクの場合は音が中域~高域寄りなのか、大きな音で暫く聞いていると耳が痛くなります。

イヤーパッドもアルカンターラと言うことで、凄く装着感が良いです。圧迫感もありません。耳がパッド内にすっぽり入ります。

このヘッドホンは、密閉型ですが、音は密閉型らしくなく広がりもあります。

カーボンファイバーが使ってあるので軽くてデザインも良いですね。

今、気に入って使っています。

 

このシュアー SRH1540はアマゾンからも購入できます。

【国内正規品】SHURE 密閉型 プレミアム・スタジオ・ヘッドホン SRH1540
←画像をクリックでAmazonのページに移動します。
SHURE
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ヘッドフォンのイヤーパッド修理

2014-09-21 12:56:26 | イヤホン/ヘッドホン

オーディオテクニカのヘッドホンATH-AD1000のイヤーパッドがヘタって来て、本体(ユニット前面の金属網)が耳にあたるので、修理、補強することにした。

頭との密着度も悪くなっているので音質にも影響しているかも知れない。密着性が悪くなると低域が出なくなる。

使用期間は大体4年くらい。

このイヤーパッドは純正の交換用イヤーパッドが売っているが、値段も結構いいので自分で補強することにした。

実は以前使っていたAD700も、この様にして補強した。

 

補強の手順は以下。

準備するもの。

 ①ポロン製クッション材(ハンズで購入) 100x100x3mm厚を2枚。ちょうど良いサイズ。

   ポロンを選んだ理由はヘタリが少ないから。

 ②サークル・カッター (100均で購入)

 ③カッターマット、定規

これだけ。

真四角のポロンを外周直径100mm、内週直径60mmで切り落とします。

100均のサークルナイフは直に切れが悪くなった。切り後がボロボロ。

これをそのまま、イヤーパッドの下に敷きます。もぐり込ませます。これだけです。

 

実際に使ってみて、締め付け具合も丁度良い感じです。

低域の感じも改善されました。っといっても、オーテクの開放型は元々低域があまり出ないですが。


実は、1週間前に新しいヘッドホンを購入したのですが、これも、もう暫く使えそうです。

新ヘッドホンは鳴らし込み中なので、レビューはもう少し後になります。100時間くらいは必要?

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Comply(コンプライ)のイヤホンチップ

2012-12-02 15:15:03 | イヤホン/ヘッドホン

私は、外出時に音楽を聴くためのイヤホンは、オーディオテクニカのCKM70を使用している。普段はあまり使わないが、長時間の移動の時に使っている。使い始めて、もう2年くらい経つかも知れない。

カナル型のイヤホンは、装着するパッド/チップで音質が大きく違う事は良く知られているが、耳と密着する分なので、密着具合で低音~中音の響き方、また材質による高域の吸収性などが影響していると思う。

それで、私は、色々試した結果、ある時から、ずっとComply(コンプライ)を使い続けている。それは、材質に低反発ポリウレタンを使っていて、音質、装着感、遮音性ともに良いからです。米軍ヘリコプター乗務員必携のアイテムだそうです。

ただ、難点を言えば、耐久性が無い事です。

使い続けると、反発性が無くなってきて戻りが悪くなる、また汚れが付く。

購入当時は、グレー色しか無かったので、汚れがすぐに目立ってくる。事実、私が使っているものも、すでに黒ずんでいた。

そこで、今回、買い換えることした。

今回は、黒色のものにしたが、同じタイプのものは、全て、耳垢ガードが付いたものになっていた。

耳垢ガードによって、高域が吸収されないか、心配したが、実際に使ってみると、そうでも無かった。

新しくしたら、装着感、密着性も良くなって、低音が豊かになった。

値段は少し高いけど、やっぱり、イヤーチップは、Comply(コンプライ)で決まりでしょう。お勧めです。

適合イヤホンも豊富で、型番ごとに適合イヤホンが違うので、良く調べて購入が必要です。

コンプライのHPを紹介しておきます。

http://www.comply.jp/


私の場合市販のイヤーチップで、CKM70合うものは、このコンプライ位しか無かったのも事実です。

また、CKM70自体も良いイヤーホンです。使い始めは篭った音でしたが、使い込むほどに良くなっていきました。今は、気に入っています。

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