この本は、数種ある同タイトルのアナログレコードにおいて、どれが本当の初版プレスかの見分け方や、プレス違い、変遷が書いてあります。
内容的には、かなり深堀でマニアックな部分が多く、少々わかりにくい部分もありますが、収集マニアにとっては非常に興味深く読めて参考になると思います。
私は、2014年~2020年の6年間位、オリジナル盤に拘って洋盤のアナログレコードを熱心に収集していました。その後は、熱が冷めていますが、この本を手掛かりに、自分が持っているアナログレコードをもう一度確認したくなりました。
当然、初盤は価値があり、所有している事の悦びもあります。しかし、初盤はとても希少で出会える確率は低く、かつ高価で手が届きません。もし手に入れた物が初盤だったらラッキーくらい。
今まで購入したオリジナル盤レコードについては、このブログに書いています。(左のカテゴリー「レコード」に置ています)
さて、サブタイトルに書いて有る様に「知らなきゃ良かった!?」になるのかな?
本のなかにも書いてありますが、初盤だからと言って必ずしも音質が良いわけでもなく、ラッカー盤、メタルマスター修正後のほうが完成度が上がり音の纏まりが良い場合もありますが、鮮度で言えばやはり初盤でしょうね。
所有しているレコードをざっと確認しました。
例えば、レッド・ツェッペリンのUKプレスでも初盤ではなく2ndプレスの様です。
通称レッド・マルーン・レーベルと呼ばれるUK盤。
・Ⅰ
・Ⅱ
・Ⅳ
2ndプレスでも良いんです、一般的なUS版やJPN版に比べ、音の密度が濃く、音に厚みがあるので満足しています。
余談ですが、この盤でも市場取引価格は10k over/枚です。
US盤も持っていますが、US盤は音が荒く派手でハードロック色。
ボンゾのドラムを聴くならUS盤、ペイジのアコースティック・ギター、ジョン・ポール・ジョーンズのキーボード、ベースを聴くならこのUK盤と言った感じでしょうかね。
この本には掲載されてなかった大御所エリック・クラプトンがブルース・ブレーカー時代に残したこの1枚も自慢のレコードです。
オープン・デッカ盤です。デッカなので音質良いです。
こちらがステレオの初盤。マト1なので初盤に間違いないでしょう。
因みに、ボックス・デッカ盤はこちら。
両方持っています。
モノラル盤(赤レーベル)が更に価値が高いのですが、残念ながら私はモノ針を持っていませんので、聴く価値半減で購入していません。
他のレコードも確認しましたが、この本によれば、せいぜい2ndプレスどまりでした。
因みに、私が使用しているレコード・プレーヤーは、
ターンテーブル:Thorens TD320 MKⅡ
トーンアーム:SME 3009 S2
カートリッジ:SHURE V15 TYPEⅢ
スタイラス(針):JICO VN-35HE
です。
いつ観ても美しい~! 自画自賛。