立井電線のケーブルを報告してから1年以上が経過しましたが、こちらが欧州のスタジオで使われていた(真偽のほどは見たわけではないのでわかりませんが)と言われるGotham Cable(ゴッサム)です。。
GothamではGAC-1は以前に作成した事がありますが、このGAC-4/1は初めてになります。
このGAC-4/1は4芯のシールド・ケーブルです。
このGotham Cableはネット上のあるサイトでは、色々と言われていますが、今回実際に使って聴いてみた感じでは結構良いです。
RCAピンプラグには、定番のNEUTRIK(ノイトリック)(実はREAN)を使用しました。
いつも通り、シールド編み線は片側だけをグランドに落とします。
グランドループを作らない為と編み線に信号を流さない為です。
これが解ってなくて、市販品では両側ともに編み線をグランドに落としている物が殆どです。
そのため、私がシールド線を作る場合、片CHずつシールドしてある事は勿論ですが、2芯、4芯のシールド線を使い必ず片側の編み線はオープンにします。
今回製作したものです。RCAコネクタに半田付けしたところ。
写真の上側が編み線オープン。熱収縮チューブで絶縁しています。
下側では編み線をグランドに落としています。
製作後、実際に使って見た感想。
プラグがREAN(NEUTRIKの汎用品)のためか、締め付け(チャッキング)が少し弱く不安な感じがします。やはりNEUTRIKのほうが信頼性が高いのかな。
音質に関しては、実はこのRCAケーブルはオークションで完成品を購入したのですが、案の定、ケーブル末端処理が両側ともシールド編み線がプラグ・グランドへ接続されており、最初使った時は、何か籠った濁った音と感じました。
その後、上述の様に改造したところ、音がクリアーになりました。やはり何らかの効果が有りそうです。
ところで話は変わりますが、MJ(無線と実験)の今月号(12月号)ですが、興味深い記事が載っていたので、久々に購入しました。
300Bシングル・アンプの最高傑作と言われるウェスタン・エレクトリックNo.91-Bを原機に忠実に製作し、その秘密を回路から解析。
興味深く読ませて頂きました。