CDプレーヤーの真空管出力ブロックの電解コンデンサと抵抗を弄ったので、変更部品とその音質変化をレポートします。
その前に、製品の現物から回路図に展開したので、今回の改造に関連する部分を載せておきます。(片chのみです)
これはSRPPとカソードフォロワーの組み合わせと思う。間違いなら指摘をお願いします。
☆電解コンデンサ
実は、前回201の部分を元のニチコンからJJに変えて、結果が良かったので、続いて205の部分も載せ換えた。
但し、こちらは、同じ220uFだと、場所がなくサイズ的に載らないので、容量ダウンして100uFにした。これでも問題ないだろう。
結果は、前回と同様、最初は違いが判ったが、エージングが少し進んだところで、音がすごし篭った感じに、そしてさらにエージングが進んで、本領発揮!。高音も綺麗に、中音から低音にかけては、私好みの弾ける様な音に、無駄な音も無く、濁りが無くなった。低音が流れることが無い。エージングがもっと進むとさらに良く成るだろう。期待してますJJ。
☆抵抗
回路図の音に効きそうな19個の抵抗を交換した。所要時間は約2時間。
取り外した抵抗は左の写真の酸化金属皮膜抵抗。あまり良さそうじゃないなと以前から気になっていた。
そして今回交換したのは、右の写真。定評のあるDale RN65D(1W)。コスパが良い。一個100円位。MJのCRハンドブックも参考にした。
交換前の写真。
JJの電解コンデンサ(左の4個)も写っている。本当は他の電解コンも換装したかったが、注文した発送業者が間違えて、47uFを送ってきてしまったので、今回は出来なかった。
球はシーメンスのE88CCである。本物。
換装後はこんな感じ。見た目もいい感じになった。この茶褐色ボディが如何にも軍事用ぽくって良い。
ちなみに、ここに見えてるフィルムコン、オイルコンをついでに紹介しておく。詳細は以前ブログに載せている。
左の赤いやつ:DynamiCap --- カップリングにこれいいですね。今までの中では一番。全帯域フラット。
左写真の右に見える黄色いやつ:Auricap---小ぶりながら良い。高域が綺麗。ちょっとクセがある。電源用電解コンにパラ使用。
右の写真の黄色いやつ:JENSENオイルコン---電源用電解コンにパラ使用なので、良さが良くわかりません。
今回の抵抗、電解コンデンサの換装により、音のほうも、なかなか良くなった。バランスが良くて、曇りがなくなり抜けが良い。細かい音までクリアに再現する。そして私のよく聴く女性ボーカルが艶っぽく聴こえる。
抵抗でも結構変わるんだな、と体験できました。また1ステップ改善できた。成功!!お見事!!
こちらのエージングが進むとまた変化するんでしょうね。きっと。