ストリーミングを安定且つ高音質で再生するのに更に良い設定はないものかと、1ヵ月も試行を繰り返してきました。
その結果、より安定して再生出来る様になったので、その顛末を忘れないうちに書き留めておきます。
以前の状態では、曲の冒頭でノイズが入ったり稀に楽曲の途中で次の曲にスキップする事が有り、鬱陶しく音楽に没入どころか聴く気を削がれていました。
〇再生環境:
・音源---Qobuz(コバズ) ストリーミング
・再生アプリ---BubbleUPnP for Andorid <---今回、この設定変更です。
・再生プレーヤー(レンダー)---ifi ZEN STREAM(ネットワーク・ストリーマー)
・DAC1---ES9018S搭載DAC(COAXIAL SPDIF入力)
・DAC2---SONY DAS-703ES
<BubbleUPnPの設定>
色々と設定変更してみましたが、ハイレゾ再生時に曲の冒頭が切れたり乱れたりで安定動作が出来ません。
原因は我が家のネットワーク環境(それでも速度は300Mbps位出てる)に有るかも知れませんが、取り敢えずBubbleUPnPのsettingsから必要の無いものを全てdisable(無効)にして動作を軽くしてみました。
しかし、多少は改善するものの、まだ特に192kHz/24bit音源で曲の頭で乱れる事があります。
最終手段?妥協案?として、ハイレゾ配信の楽曲も含め全ての音源をデータ量の少ない44.1kHz/16bitモードで再生する事にしました。
Qobuzでは再生装置に合わせ44.1kHz/16bitでの配信設定も出来る様になってるんですね。
結果は、改善しました!ほぼ完璧!です。曲頭で乱れる事は無くなりました!
しかも音質も良い!!!安定しています。配信データが軽くなった事が功を奏した?
こちらの方が、音像や定位がハッキリとしていて聴いていて気持ちが良いです!私の耳では充分満足できる音質です。
ハイレゾだと音像がちょっとぼやける様に感じます。
ハイレゾ音源を完璧にストリーミング再生するにはネットワーク環境の再構築が必要に思う。中途半端なネットワーク環境ではデータの取りこぼしやジッターも発生するでのしょう。リアルタイムの垂れ流しなのでデータの補間も有りません。そのためにダウンロードが用意されているのでしょう。きっと。
少し長くなりますが、現在のBubbleUPnPアプリの設定を書きます。
「Setting」歯車を押すと現れる最初の画面。
「Now Playing」の設定
「Library」の設定
「Local Renderer」「Andriod Media Library」「Local storage and... 」「Local Render」の設定 --- 使わないので無効(disable)に。
「Local and Cloud」の設定 --- この中にQobuzの設定があるので有効(enable)に。
Use proxyは有効にしておきます。
有効にする事でBubbleUPnPのproxy経由で配信されます。データ取りこぼしや曲途中での音切れが軽減される?。
いよいよ「Qobuz」の設定です。
※1.FLAC 44.1kHz/16bitに設定しました。
※2.「Show HiRes info」は有効にしておきます。
アルバムや曲目(トラック)のリスト表示で元々提供されている最大サンプルレートが表示されます。
「Renderers settings」の設定。先ほどと同じようにProxy tracksを有効にします。
「Chromecast transcoding」は使わないのでdisableにします。
「Audio Cast」の設定。iFi Streamerの設定でSample rateは44.1kHzとします。
また、Audio buffer durationは1000ms~10000msで設定が可能で"8000ms"としました。頭切れ防止?
「Internet access with Bubble UPnP Server」 外出時にアクセスして再生する機会は無いのでdisableにしておきます。
「Control」の設定。以下の様に設定しました。
「UPnP Tweaks」「Downloads」「Chromecast ...」はdisableにしました。
Bubble UPnP画面の左下の三本バーの「More」を押すと以下の画面が現れます。
「Local and Cloud」は、「Qobuz」と「NAS」だけになったので、ここから迷うことなくアルバムを探せます。
<ifi ZEN Streamの設定>
前回、書いた設定のままです。
<DACの違い>
44.1kHz/16bit音源になったので、往年の名機SONY DAS-703ESも使う事が出来る様になりました。
このDAC、やはり良いですね!部品の物量が違います。今造ったら価格は?(って言うかそもそも部品が存在しない)
暫くこの状態で使ってみますが、更に良い設定があるかも知れないので模索中です。
ストリーミング音源を安定且つ高音質で再生することは、なかなか難しいと感じています。
ネットワーク環境(LANケーブル、スイッチングハブ、ルーター等)を少し変えただけも音質が変化すると言われていますからね。
まだまだ不確定要素が多く奥が深そうです。
でも、デジタルなのでアナログの感覚的なものと違い、きちんと目に見える形で波形を捉えたら解りそうですけどね。
オーディオ談義で「LANケーブル交換で音質が良くなった。」とか言っても波形で示された記事を殆ど見かけないのが残念です。素人うけしないから?
こう書いている間に別の再生方法を思いつきました。
この結果については、後日。