今の状態でも音の良いREVOX(ルボックス) B226だが、これにも禁断の改造をしてしまった。
といってもオペアンプの換装だけだが。交換したオペアンプは定番のMUSES8920。
結果は大正解! 素晴らしの一言です。さらに数段音質が向上しました。
その音が大変素晴しかったので、先に試聴結果を報告します。
なんと言うか、音の厚み、深みがあり、どこまでも音楽に浸れます。ずっと聴いていたくなります。
これが私のまさに求めていた音です。
アナログっぽく、まさに聴き手に訴える、人を引き込むヒューマン・サウンドです。
音が生きています。とにかく、音が濃くて音がぎっしりと詰まっています。立体感もあります。
Swing Arm+TDA1541 最高!!! REVOX最高!!!
たまりません。その音に惚れ惚れします。
ロックではドラム、ベースの音がしっかり芯があり、ドスン、ドスンと立ち上がり、抜けとも良いです。ステージに居るかの様。
クラシックでは滑らかにゆったりと広大に響き、オケの楽器の多さも良くわかります。
ボーカルものも艶っぽい!。ジャズ・ボーカルのダイアナ・クラール。これが艶っぽい。うっとりする。伸びやかにゆったりと唄い訴えかけてきます。バックのオケも耳障りなならず雄大に広がる。
今まで一生懸命改造してきたCDプレーヤーに戻すと、なんと無機質で薄っぺらい音なんだろう。
今までかなりよく出来て素晴しいと思っていたのですが、なんだかつまらない音に聴こえてきました。
では改造の紹介。
オペアンプは2箇所/ch、Lch/Rchで計4個搭載されている。
REVOXの回路図によると、
1箇所はDACのすぐ後でFixedOutputは、ここからストレートに出力。
もうひとつは、Variable Output用で8bitのデコーダで制御され出力が変化する。
ここにオリジナルで搭載されていたのはRC5532N。フェアチャイルド製。
ビスとコネクタを外したら、あっさりとDAC基板が取り出せた。
今回はこのDACに近い部分、つまりFixed outputにストレートに出力されるオペアンプを交換します。
ここで登場するのが、先日購入した「シュッ太郎!」君。
片面基板なので綺麗に半田が取れました。これは便利です。
簡単にICが外れました。
ここにICソケット(8pin用)を入れます。
コレ、ちょっと特別なソケットです。金メッキ仕様ですが高信頼性です。たぶん一般には売っていないでしょうね。
ここにオペアンプMUSES8920を挿します。
分解したついでにピックアップの掃除もしておいた。たまに読み込まないディスクがあるので。
綿棒にアルコールをつけて拭きました。このピックアップのレンズはガラスなので多少拭いても傷はつきません。
ローデンシュトック社のカラスレンズを5枚使っています。
さらについでにスイング・アームの腹を見ました。
禁断のネジを外します。
綺麗ですね。ここも惚れ惚れ。ピックアップはフラフラと軽やかに動きます。
これでCDを聴く楽しみがまた増えました。そして常用のCDプレーヤになりそうです。
でも今では入手難なので大切に使っていきたいです。