オーディオ・ブームが再来???
最近、往年のオーディオ・ブランド復活のニュースがチラホラ聞こえてきます。
テクニクス、ビクター、ダイヤトーン、アイワ、、、等々。
このきっかけは、アナログ・レコード・ブームからでしょうか、販売量が8年前に比べ、8倍に増えたとか?
ソニーも、カッティングマシン、プレス機を導入して、本格的にアナログレコードの一貫生産に乗り出す様です。
オーディオ・ファンにとっては、復権の兆しで嬉しいですね。
そう言えば、テレビ番組、ドラマとかでも注意してよく見ると、部屋の背景に真空管アンプやレコードがあったりします。ブームを意識して、雰囲気を出しているのかな?。
そこで、私もレコード・プレーヤーを少し弄ってみました。
手軽に出来そうなところで、カートリッジのシェルリード線を交換してみました。
僅かリードの交換だけで音が変わる事は、35年前にも経験済です。音の入り口は効果大ですね。
今回購入したシェル・リードがコチラ↓です。評判もなかなか良さそうです。
ジャンルに合わせて色々な種類がある様ですが、私はジャズスタンダードを選びました。
購入の決め手は、値段も他の高価な物よりも手頃で、仕様も私に取っては魅力的でした。
・線材:1940-60年代のWE社製ブラックエナメル&シルク被覆、AWG22単線
・ハンダ:1940-50年代 米国黒ダッチボーイ
・チップ:国産 金メッキ 燐青銅
どれも音質では有名な材料で信頼が出来そうです。勿論、組み立ては、Made in Japanで、一台ずつ手作りです。
受注後の生産なのでしょうか、注文後、2週間位経ってからの商品の到着でした。
まあ、焦る事もないので、のんびりと待ちました。
では、さっそく交換です。
今まで使用していたリード線です。
35年前に色々と試した結果、この線にしていた様です。どこのメーカーの何かも判りません、覚えていません。SAEC(サエク)だったかも? 見た目、音も悪くは有りません。
取り外したリードがこちらです。線自体はまだ綺麗です。
注意)取り外す時に、ピン配、接続先は記録して置きましょう。
今回購入したリード線の写真がこちらです。
なんだか私好みのアンティーク、ビンテージっぽい雰囲気を醸し出しています。
シェル、カートリッジに取り付けます。メーカーの説明書によると、「先の曲がったラジオペンチ(ニードルノーズベントプライヤ)を使って下さい」となっていましたが、私は、手持ちの竹ピンセットを使いました。その方が傷を付けるの心配も無く作業が出来ました。
出来上がりは、こんな感じです。
L/GND、R/GNDの4本なので、出来るだけニア・シールド(信号ラインとグランドラインを近くに沿わせる)となる様に整形しました。こうした方が外来ノイズの影響を抑える事が出来ます。微信号部分なので気を使いますね(これ基本)。
ヒアリング:
どんな部品でも同じですが、やはり交換直後は調子が出ません。
暫く鳴らして(慣らして)から調子が出てきました。
ボーカルとかハッキリ聴こえて魅力的な音です。音数も増えました。言葉での表現が難しいですが、音に存在感があります。
購入して正解でした!。
レコードの魅力をまた一段と引き出してくれました。お陰で最近はまたレコードばかり聴いています。
こうなると、トーンアーム内のリード線も交換してみたく成りましたが、これは難しくてハードルが高そうです。