我が家のオーディオ・ラインアップには、KT88(同等管で6550、6550C)を使った管球アンプが2台有ります。
Mclintosh(マッキントシュ)275(上の写真)、それと自ら改造を施したKT88 PP(下の写真)です。
これらの出力管にはKT88(GoldLion Reissue)、6550(Tung sol Reissue)、6550C(Svetlana Winged-C)を試してきましたが、私は音質的に6550Cが最も好みで、以来両方のアンプとも6550Cを使ってきました。
6550Cは、低音の出方、ダイナミック感が他の球とはレベルが違います。
補足) Svetlana Winged-Cについては以前にも書きましたが、ここに詳しく書いてあります。
しかしながら、このWinged-Cは既に生産終了となっている様です。
6550Cはダブルプレートとなっていて、通常プレートの外側にもう一枚プレートが有り、この辺りが音質に関係していると思われます。
ところが、そろそろ寿命を感じ始めました。外観上でもゲッターが減っています。
そこでこの際と思い、GEC KT88やGold Lion(Original)KT88を狙っていたのですが、如何せん値段が高い!!!
仕方無しに Svetlana(SED)の6550Cのほぼ未使用品のペア x 2 = 4本をゲット。
バイアス調整が面倒なので、取り敢えず自己バイアスのMC275で動作確認を行ったところ、音は問題無し。
聴感上、この球の特徴である高域から低域まで良く伸びていて、力強い躍動感のある音がします。
部屋を暗くして観察すると、この通り↓。1本だけが青く光っています。
これはロシア管に有りがちな真空度が高い時に発生する青く光る現象らしいです。
(アンプ表面をもう少し綺麗にしてから撮影すれば良かった⤵)
以前New Sensor(US)から直接購入したKT88や6550Cもこの現象が有りました。
今回入手したこの球は新品か使用時間が短いことで間違いない様です。手頃な価格だったのでラッキーでした。
折角なので、今まで使用していたものと今回のものを比較してみました。
(今まで使用していた球)
写真では分かりずらいですが、6年前に購入し使っていたものなので、ゲッターがかなり減少しています。
(今回の入手した球)
ベースにラベルが貼り付けてあります。Grade番号の同じものがペアになっているらしいです。
出荷検査時、測定されたんでしょうかね、シリアルナンバーもあります。
ゲッターも充分有ります。
長方形窓が旧Svetlana(後にSED)Winged-Cの特徴で、この窓から覗くとダブル・プレートであることが分かります。
現行Svetlana(SOVTEK)は丸穴になっています。
(並べて写真を撮ってみました)
上部に有るお皿ゲッターの形が若干違う様に見えます。
頭の部分、従来品はツルンとしていますが、今回のものは頭頂部に何かあります。
触った感じではガラス表面に凹は無かったので内部の様です。何なのでしょうね?
しかし、一度はGECやGold Lionの本物を聴いてみたい~! 欲望収まらず、、、。
では、最近購入したCDアルバムの中から紹介しましょう。
女性ジャズ・ボーカルのマルガリータ・ベングストンの「アイム・オールド・ファッションド」です。
「I'M OLD FASHIONED / MARGARETA BENGTSON」
彼女はスウェーデンの歌姫と称されています。
アイム・オールド・ファッションド | |
←クリックでAmazonに移動が出来ます。 | |
スパイス・オブ・ライフ |
youtubeでも聴くことが出来ますが、一度聴いたら、自分の自慢のシステムで聴いてみたくなること間違いないでしょう。