昨晩、日本から帰ってきた。
今回、日本に出張した折に、ゴッサムケーブルを買ってきたので、早速、今朝からRCAケーブルを作成した。
本来、GAC-4/1を買う予定だったが、秋葉のトモカ電気には物が見あたらない。
聞いてみると、日本の代理店がGothamの取り扱いを止めた様で、在庫もすでに売り切れ。
仕方ないので、GAC-1を購入した。これも在庫限り。将来入手できなくなる前に、ゴッサムを試したい気持ちがあった。
RCAプラグは、皆さんが使っているSwitch craft(スイッチクラフト)も置いてあったが、現物を見ると、ちょっと、、、高級な感じがしない。そこで、Amphenol Audio(アンフェノール)というメーカーのものが、見た目も信頼性も有りそうだったので、これを買った。こちらはオーストラリアのメーカーである。
参考URL:http://www.amphenolaudio.com/Amphenol_RCA.html
http://www.kozystudio.com/audio/connector/rca.htm
色も付いており、L,Rで色の使い分けをすると、便利である。それにカッコ良い。
おまけに、今回は、半田もアルミットのKR-19 RMAを購入した。この半田は、以前、実際に仕事場でも使っていて、とても使いやすかったから。こちらは、NASAでも使われているもの。
実際に使用してみて、とても使いやすい。半田の流れが良いし、ヤニ入りなので、ツキも良い。
ゴッサムのケーブルは、こんな構造になっている。
仕様
1・ジャケット PVC φ5.3mm 2・ビスコース繊維による信号線保護 3・シールド(#1) 0.10mm銅線 (芯線を100%カバーします) 4・シールド(#2) 0.10mm銅線 (芯線を100%カバーします) 5・保護層 導電性PVC (加工時は確実に除去して下さい) 6・絶縁体 PE φ1.25mm 7・導体 0.20平方mm (OFC銅線 0.07mm x48本)
導体抵抗(信号線) < 90ohm/km (< 0.090ohm/m) 導体抵抗(シールド) < 28ohm/km (< 0.028ohm/m) 静電容量(信号線/シールド) < 146nF/km (< 146pF/m) 使用温度範囲 -5℃ ~ +50℃ 保管温度範囲 -30℃ ~ +70℃
半田付け後は、こんな感じです。綺麗に出来ました。プラグカバーは決して、プラではありません。金属
です。なので、ショートしない様に、間にPVCのチューブがあります。出口のケーブル固定の部分(写真一番左)のみがゴムになっていて、見た目よし、信頼性よし、使い勝手よしです。
右の写真は、2本セットが出来上がった状態です。カッコ良いですね。
早速、プリ~パワーアンプ間に使用して、試聴してみました。
音が、低域から高域まで、綺麗に伸びていてフラットです。
BELDEN8412の様な癖も無く、とてもクリアーです。BELDENの様なモコモコ感もありません。
ゴッサムに比べると、BELEDNはやはり、カマボコに感じる。Goshamの方がスピードもある。
なにしろ、このGoshamは高域の抜けも良く、聞いていても、爽快で、すっきり気持ちが良い。左右広がり、奥行きもある。
CDP~プリ間もGoshamに変えた。
この価格 <300円/mのケーブルと、<300円/本のプラグでこの音が得られれば、満足である。
両方とも、プロ用。プロ用は、やっぱり値段のつけ方が、マニア向けと違うのか??
ゴッサムの輸入の取り扱いを止めたのは、非常に残念である。
ここで、私のBELDEN8412に、ちょっといやな疑いを持った。
私の買ったBELDEN 8412は、本物なのか?
現地、中華圏で買ったので、ひょっとして偽者?ベルデンに偽物があるのか?で、もう一度、8412を眺めて、触って見る。
確かに、製造ロットを示す、「2AJ」の「J」がまともな「J」ではない。「U」にも見える。
「トモカ」で見た8412は、ちゃんと「2AJ」となっていた様な気がする。「2AE」もあった。ケーブルの色も何種類か有った。
それに、少し力を加えて、曲げて見ると、中の繊維が動くのか、ゴリゴリという感触があったが、私のものにはそれが無い。
やっぱり、紛い物か??? 悩んでしまう。音も、皆さんのインプレとちょっと違う。
まあ、今回、GothamとAmphenolの組み合わせで音が良くなったので、善しとしよう。
これで、また私の好みの求める音の延長線上に戻ることが出来た。