DAC周りに、導電性高分子固体電解コンデンサを使って、良い効果が出たので、CDPのDAC周りの電解コンデンサもこのコンデンサに変えてみました。
私のこのCDPのDACには、有名なバーブラウンのPCM1792が、また、アップサンプリングには、これもバーブラウンのSRC4192が使われています。
経路は、ピックアップからのRF信号→フィリップスSAA7327→SRC4192→PCM1792と言った流れです。
私は、これに改造を施し、SRCに入力されるクロック、LRクロック、データに対しバッファを使って波形成型しています。且つ、クロックは低ジッタのクロックを載せています。(これに関しては以前の同カテゴリーの記事を参考にしてください) バッファを挟む事により、ドライブ能力もアップし、音の立ち上がり、立下り応答も良くなります。
このDAC、SRC周りのディカップリングコンデンサに、今迄は三洋製のOSコン(紫色のもの)を使っていましたが、今回はさらにESR(内部等価抵抗)の低い(<10mΩ)の導電性高分子固体電解コンデンサ(パナソニック製)SEPC 470uF/6.3Vを使いました。
レギュレータの出力も、これに交換しました。 (左に見えるのは、三洋製のOSコンです。今では入手難です。、電源ラインにはファインメットビーズも使っています。黒いリング)
この導電性高分子固体電解コンデンサの難点は、熱に弱い事とエージングに時間が掛かる事です。
交換直後は、「この音は何??」って感じで、籠った音がします。
エージングする事、約2週間、やっと調子が出てきました。クリヤーな高分解能な音になってきました。
今、約1か月以上経過しましたが、狙い通りの申し分ない音です。繊細でクリヤーな音です。
本当に綺麗でリアルな音がします。音場も広いです。バックグラウンドの静けさも一段と(いやもっと何段も)良くなりました。
静けさの中から、音がスゥーと立ち上がってくる感じは聴いていて、気持ちが良いです。スピーカーからの音離れも良いです。
ライブ演奏とかを聴くと、まさに会場の特等席に座って聴いている感じにもなります。(言い過ぎかも知れませんが、、)