BOSE901の音がもう一度聴きたくて、エッジの修理をする事にしました。
その思いは長年持っていましたが、作業自体が大変そうで時間も掛かりそうですし、自信も余り無かったので、なかなか踏み切れませんでした。
この度、時間が出来たので、重い腰をあげ、勇気をもって取り組む事にしました。
このBOSE901は、社会人になって初めてのボーナス全てを投入して購入した物なので、その思い入れも大きいです。
交換用のウレタンエッジは、ノースウエストトレーディングから購入しました。
交換手順書、接着剤3本、筆3本付きです。
まずは、現状です。
物置部屋の奥に仕舞い込んで、すでに20年は経過しているでしょうか。
結構重量がありますが、引っ張り出してきました。
サランネットを外して見ると、予想通り悲惨な事になっています。
ウレタンのエッジが加水分解して、完全に朽ち果てています。
片チャンネル9ユニット(背面8、全面1)、左右で合計18ユニットありますが、まずは、1ユニットだけやって見ます。
まず、ユニットの取り外しですが、困った事に、手持ちのボックス・レンチで合うものがありません。
そうです、BOSEはMade in USAなのです。インチサイズの6角頭のネジなのです。1/4インチ=6.35mmなのです。
このインチサイズのレンチは、一般的なホームセンターには置いてありません。
取り敢えず1ユニットは、モンキーレンチやラジオペンチを使って外しましたが、これでは作業効率が悪いので、インチ仕様のラチェットを手配しました。
そして、もうひとつ困った事がありました。
ユニットの端子に直接リード線がラッピングしてあります。
これを解くと、後が大変です。仕方なく、このままで作業をする事にします。
<古いエッジの除去>
朽ち果てたエッジを取り除きます。
フレーム側の古いウレタン・カスの除去。糊も除去。カッターナイフの背を上手に使います。
コーン・エッジのウレタン・カスの除去。流石に、こちらは糊までは剥がせません。
この除去作業の出来具合で、仕上がりが違って来るようなので、丹念に除去しました。
ユニット上に散らばったカスは、刷毛と綿棒で取り除きました。
まあまあ、綺麗に出来たと思います。
とりあえず1本だけですが、除去作業終了!。
この作業と新しいエッジの貼り付け作業を合計18本?!!! 気が遠くなる~~。
途中で投げ出さない様に、気力を維持できるかが問題となりそうです。。。