My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

ステップアップ・トランスの改造~ACコード、プラグをBELDEN+MARINCOに交換~

2014-10-19 12:36:25 | AC電源

例のノグチトランスもエージングが進み、使える様になってきたので、ここでACコード、プラグの交換を行った。

使ったACコードはいつものBelden 19364、プラグもいつものマリンコ 5266BL。

今までの経験から、この組み合わせが最も良い。今までこのセットを何本作ったのだろう。

このステップアップ・トランスの内部配線は、この様になっている。

以前の記事にも書いたが、購入した当初は、この黒リードの端子(右上の半田付け部)とケースがショートしていた(恐ろしい)ので、金属ケース側に白い絶縁テープを貼っている。

ACコードをベルデンに交換。ケースの穴にコードが通らなくて、穴をドリルで少し広げた。

半田付け後。

こちら側はアース線(剥き出しのドレイン)は接続しない。プラグ側でグランドに接続する。

理由は、機器のノイズが上流に戻らないために片側だけ接続するが、一般的には上流側でグランドと接続する。

ケースとの絶縁には、今度はアセテートテープを使った(左上の黒いテープ)。

本当であれば、カプトンテープを使いたかったが高価だ。このためだけに、1巻数千円もかけたくない。

プラグ側の組み立ても終え完成!(プラグ側の組み立ては、何回もやっているので馴れている)

完成後にテスターでショートチェックも実施し問題なし。

トランスに耳を近づけると、相変わらずジーという音がするが気にならない程度。

実際にFURMANのAC regulator AR-1215に接続して音出し!

気のせいか、今までよりも、澄み切った音がする。情報量も多くなったような。。。力強さも有る。

これだけでも違うものだな~と感心。 ただ、WEST-CAPの効果のほうが大きいかも知れないが。

コメント (8)
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ナイトフライ/ドナルド・フェイゲン ~音質と内容ともに良いアナログレコード~

2014-10-18 20:48:23 | レコード

最近ずっと60年後半~90年代のアナログレコードを中古で集めているが、このアルバムだけは、なかなか見つからなかった。

そしたら、AMAZONに新品がある事を発見!。 そこで、さっそく購入!

Donald Fagen

Nightfly [Analog]

←この画像をクリックするとAMAZONのページへ移動します
Warner Bros / Wea

この作品はスティーリー・ダンのGaucho、ajaと並ぶ、AORの代表作品である。

ご存知の様に、とにかく、メンバーが凄い、ジェフ・ポーカル、ラリー・カールトン、スティーブ・ジョーダン、マーカス・ミラー、アンソニー・ジャクソン、ランディ・ブレッカー、チャック・レイニーなど総々たるメンバーである。

そして、曲の内容、質とも非常に高い。

レコードは、シュリンク・パッケージでUS版である。盤は厚く重く、しっかりとしているので重量版だろう。

さっそく、聴いてみると、音質がとても良い。高音質である。1982年の音とは思えない。

このCDも持っているが、瑞々しさが全く違う。これはやっぱりアナログで聴くべきだろう。

一音一音がハッキリしているし、楽器の音が瑞々しい。エンジニアの腕のよさがわかる。

ハイレゾでも、ここまでの音は出せないであろう。

買って正解!!!

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WEST-CAP製オリジナル・オイルコンを搭載した。~オイルコンに再び感動~

2014-10-18 13:00:49 | 真空管プリアンプ

先週の真空管オーディオフェアで手に入れたWEST-CAPのオイルコンを真空管プリアンプのフォノイコ出力のカップリングコンデンサに使ってみた。

WEST-CAPは、1960年代のオイルコンではスプラーグと並んで、音質が最高と称されている。

最近では、アリゾナ・キャパシターが復刻版を製造していて、日本ではスペックが販売してる。

http://www.spec-corp.co.jp/arizona/index.html

私が入手したのは、CPV09A1 0.47uF/600Vのものである。製造は印字から1967年の14週かな?とりあえず、同じロットのもので揃えた。

横から見ると、しっかりとハーメチック・シールが施されている。

 

これを元々搭載されていたJENSENのペーパーコンデンサと交換した。これはこれで悪く無いのだが、もう少し色の付いた濃い音が欲しかった。

 

コンデンサ単体を比較してみると、こんな感じです。若干、WEST-CAPのほうが太くて長い。

換装後は、こんな感じ。半田は一応ケスターを使っておいた。

オイルコンに元々極性は無いのだが、スプラーグの様に巻き始めがあると思うが、手元に調べる方法が無いので、印字の通りとしておいた。印字の始まりが電圧の高いほうとした。

部品の中でも存在感がある。

交換後、漏れ電流が無いか、電圧で確認した。入力側の50Vに対し、出力は0Vで問題なし。

 

交換後、音だしして聴いてみると、いきなり濃い、艶のある色深い音が出てきた。特に中低域にかけて濃厚で深みがある。ギターの音が艶やかで良い。

それでいて、抜けは良くて情報量も減らない。抜けが良いためか響きも増した。

私には好みのとても良い感じである。やっぱりビンテージ・オリジナルは良い!

アリゾナ・キャパシターでも同じような音がするのかな?

SPECのページを読むとアリゾナ・キャパシターについて、この様に書いてある。

~~~以下、SPECのページを引用~~~

Type C50309 Blue Cactus

ヴィンテージ物を彷彿させる陰影感あふれる音色

Type C50309 Blue Cactusは、West Capのオイル・コンデンサーの中でも極めてバランスの取れたサウンドで評価の高かった1967年製、0.47μF/600VDC、CPV09を復刻したものです。誘電体を往時と同様のクラフトペーパーとマイラーフィルム(ポリエステル)の2層構造とし、コクのある深みのある音色、中低域の厚み、West Capの特長でもある抜けの良さも実現、新たな無害の充填オイルによって現代的な広帯域感も十分にお楽しみいただけます。

~~~~~~~~~

購入後、このページを見て初めてしりましたが、私今回手に入れた物は1967年のCV09、真さに、このオリジナルと言うことになります。 Lucky!


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こんな物を持っている事を思い出した ~DDC "MUSILAND Monitor 01 USD"~

2014-10-11 20:28:42 | DAC

ふと、DDCを持っている事を思い出した。 MUSILAND Monitor 01 USDである。

このDDCはPCの音楽データをバルク転送してくれるので、DataのLossは無い筈である。

これをES9018のDAC"GUSTARD DC-X10"と繋げるとどうなのだろう?。

接続はPC~USB~DDC~SPDIF(Coaxial)~DAC-X10(ES9018)となる。

このDDCも暫く使っていなかったのでDriverのFirmwareもUpdateがあるだろうなと思って調べてみると、やはり有りました。

http://www.musiland.cn/index.php/Download/index/cid/2

驱动下载

http://www.musiland.cn/index.php/Download/show/id/78

2014年4月29日に「Version.2.4.2.2」になっています。

さっそくDownloadしてインストール。この時DDCはPCから外しておく必要あり。

ついでにFoobar2000も確認すると、10月9日に、「v.1.3.4」のfinal versionがreleaseされていました。

こちらもDownloadしてinstall。

Foobar2000のoutput先をWASAPI : SPDIFインターフェース(Musiland monitor 01 usd)に設定して、音出し!。

無事に再生が出来た。 ASIOは相変わらず右chしか音が出ないが原因不明。

今、ヘッドフォンで聴いているが、印象は、以前より繊細で少しソフトな音になった様な。刺々しい部分が和らいでいる。DSDの音を意識したのかな。


コントロールパネルはこんな感じでDAC用と兼用になっている。

 

このDDC、その当時は結構話題性があったが、最近は優秀なアンシンクロナスのDACが沢山あるので、あまり話題にならなくなった。DDC製品もあまりみかけなくなった。 

実際に、この状態で聴いた後で、GUSTARD DAC-X10にUSBで入れて聴くと、明らかにDAC-X10の方が音が良い。やっぱりXNOM+ES9018の組み合わせのほうが上かな。

さらにさらに、アナログレコードで同じ曲を聴くと、やはりアナログレコードの方が上である。

デジタル処理した音楽は、やっぱり何かちょっと違うような、何かが足りない。。。訴えかけるものが。

アナログテープで録音して、アナログで再生するのが一番良いのかな。アナログだとハイレゾ以上、無限ですからね。

細かい音とか、音の立ち上がり部分とか、ダイナミックさ、色艶が違う。

デジタルだとどうしても、このアナログっぽいところの味が出せない。

いくら現代技術で解析しても、老舗の味が再現できないのと同じかな。

それに、その時代のサウンド・エンジニアは自分の感性を頼りにした職人技だ。

1980年~2000年代のロック、フュージョン、ポップで言えば、アル・シュミットなんか国宝級ですね。

またアナログレコードを聴く様になって、つくづくそう思う。

今のデジタル技術を頼りにDTMやってるエンジニアとは訳が違う。

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フォノ・イコライザー出力の直出し (真空管プリアンプ)

2014-10-05 10:51:10 | 真空管プリアンプ

住宅事情から、最近ヘッドフォンで聴くことが多くなったので、プリアンプのフォノイコライザ出力をボリュームを介さずに出力する様に改造した。

今までは、ボリューム→フラットアンプ(E80F)+12AU7を通して出力していたが、ヘッドフォンアンプにもボリュームがあるので、ダブル・ボリュームになり出力が低下するのと、そこそこの音量で聴こうとすると、プリのボリュームを結構回さないといけない。

ボリュームを大きく回すという事は、次段のフラットアンプで扱う信号が大きくなり、真空管への負担が今までよりも大きくなり寿命に影響する。

フラットアンプの球はE80Fという市場ではあまり多くない球なので、大事に使いたい。

その様な思いがあって、今回改造した。

しかも、このプリアンプは元々出力が2系統あって、元々は同じ信号が出力されるようになっている。 例えば、中域~低域用、高域用と2台のアンプを繋げる様にしている?

その片方をフォノイコ直出し用として使うことにした。

引き出し配線用のワイヤーは、折角だからWEの単線(以前、海外で購入していたもの)を使用した。1m位の長さのものが何本、何色か束ねてある。

 

作業はいたって簡単。フォノ・イコライザ基板の出力をプリアンプのアウトプットに繋ぐだけ。

プリのアウトプットは2系がショートしてある(並列)ので分離して、片方に配線する。

出力はノイズが乗ったりするのを嫌って、一応抵抗でプルダウンしておいた。抵抗は手持ちで適当なA&Bの43KΩ。

 

改造後の配線の様子。

このプリアンプはピンポストを使って配線してあるので、裏面はスッキリしている。

 

音出しも問題なし。

相変わらず、鮮度の高いアナログレコードの音が聴ける。


使い方としては、ヘッドフォンアンプには直出しの出力を、パワーアンプにはボリューム経由の出力を繋いでいる。

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