当時カセット・テープで販売された80年代人気アイドルの「伝説のライブ・ステージ」2作品を聴きました。
①AKINA EAST LIVE INDEX-XXⅢ / 中森 明菜
昨年NHKで放送され話題を呼び、再放送もされた「中森 明菜のイースト・ライブ(1989年)」です。昨年末の紅白歌合戦にも本人が出演するのではとの噂も有りましたが、私的には出演しなくて良かったと思います。当時の印象のまま記憶に閉じ込めておきたいからです。
この「イースト・ライブ」は、今更説明するまでも有りませんが、中森 明菜さん絶頂期のライブで、それまでリリースされた全シングル23曲が全て詰め込まれています。まさに伝説の最強ライブです!
この「イースト・ライブ」当時の販売媒体は、DVD、CDとカセットテープのみです。
DVDとは曲順が異なり、こちらがコンサート通り本来の曲順です。但しMCはカット。
また、当時のアナログ音源のままで聴けるのは、このカセットテープだけです。←ここが重要!
実際にステージを記録した媒体が、デジタルかアナログか知りませんが、恐らくテープでのマルチトラック録音だったのではと想像します。
このカセット・テープは、「DOLBY SYSTEM」「DOLBY HX Pro」での録音なので、音圧高く、音質も結構良いです。と言っても、デジタルほどは音が良くありませんが、加工された様な音ではなく、現場そのままの音なので雰囲気があって良いです。音に厚みが有って、明菜さんの声も厚く力強さを感じます。ライブでこの歌声は素晴らしいの一言です。まさに歌姫。
最近、ラッカーマスターのレコードも発売されている様です。
私は聴けてないのですが、どうなんでしょうかね?
②’87 ファースト・ライブ~星紀行~ / 薬師丸 ひろ子
薬師丸ひろ子さん初めてのコンサートの模様を収めたカセット・テープです。
それまでのヒット曲「セーラー服と機関銃」「メイン・テーマ」「すこしだけやさしく」「元気を出して」「あなたを・もっと・知りたくて」「Woman"Wの悲劇"より」「探偵物語」が収録されています。
特に「Woman"Wの悲劇"より」(松本隆作詞、松任谷由実作曲、松任谷正隆編国)は最高ですね。松任谷由美(呉田軽穂)さんも自身最高の作品とコメントされています。
また「元気を出して」(竹内まりや作詞・作曲)は、1980年代の竹内まりやの代表曲のひとつ。
コンサートは、アカペラの「星はどこへ行くのでしょう」で始まり「セーラー服と機関銃」に繋がります。この繋がり方、良い感じです。また途中でもアカペラで「椰子の実」(島崎藤村 詩)が歌われています。
薬師丸さんの透き通った声が素敵です。まさに唯一無二のクリスタル・ボイス。彼女の魅力ですね。
MCの言葉使いで、お育ちが良いことが分かます。とてもお上品で、言い方悪いかもしれませんが、お嬢様を感じます。
このテープも「DOLBY SYSTEM」「DOLBY HX Pro」で録音されています。
そして「XDR」と表示があります。これはEXPANDED DYNAMIC RANGEの事らしいですが、聴感上はその効果をそれほど感じません。
最近?のライブでは、「Live in 春日大社」が良いですね。
アレンジも変えずに原曲と同じキーで歌うのは、彼女のポリシーらしいです。
ヒット曲や「夢で逢えたら」「野生の証明(戦士の休息)」も歌われています。
彼女の歌声には、ストリングスの音色が良く合いますね。
こうして、たまにカセットテープで聴くのも、音質云々よりも雰囲気があって良いものです。