マッキントッシュMC275の初段12AX7をBrimarのCV492に交換した。
このCV492のナンバーは政府御用達だそうだ。造りがしっかりしている。手作りに見える。
Black Long Plate、Square Getterなので、高音質、高信頼性の要素が揃っている。しかもNOSである。
見事な外観だが値段もそれなりに高価だった。外観はこんなイメージ。
Factory Codeは、KB/FBと印刷があるので、STC工場製である。ここで確認した。
http://www.cypress.ne.jp/kouchi/tube.htm
音を出す前から期待が出来る。
実際に交換して、音を出して見る。
第一印象は、低域から高域まで、実にしっかりした骨太の音である。
今まで装着していたTelefunkenもそれなりに良かったが、誠実で素直すぎて、どことなく色気が無かった。
このBrimarは、欧州管らしく色気があり、味がある。骨太で艶やかさがある。臨場感もある。
でも、NOSのためか、使いはじめの頃は、1時間に1回位の割合で、水滴がバケツに落ちるような「ポトン、ポトン」と音がしていた。これも1、2敵で、また一時間後に「ポトン、ポトン」と。
しかし、これも1週間後には、この水滴音は消えた。
使い始めて、2週間になるが、今はとても良い音を奏でてくれている。
芯のしっかりした骨太の艶のある音で、それでいて低域から高域まで延びている。
ギターの音なんかは、ほんとに良い音で聴かせてくれる。そのため、最近ブルースなんかも聴き始めた。
オーティス・ラッシュ、フレディ・キングなど。
女性ボーカルもよくって、また聴き直したくなった。ビブラートもよく表現してくれる。