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My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

MC275の12AX7をBrimar CV492に交換

2012-02-05 10:39:31 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

マッキントッシュMC275の初段12AX7をBrimarのCV492に交換した。

このCV492のナンバーは政府御用達だそうだ。造りがしっかりしている。手作りに見える。

Black Long Plate、Square Getterなので、高音質、高信頼性の要素が揃っている。しかもNOSである。

見事な外観だが値段もそれなりに高価だった。外観はこんなイメージ。

 

 

Factory Codeは、KB/FBと印刷があるので、STC工場製である。ここで確認した。

http://www.cypress.ne.jp/kouchi/tube.htm

音を出す前から期待が出来る。

実際に交換して、音を出して見る。

第一印象は、低域から高域まで、実にしっかりした骨太の音である。

今まで装着していたTelefunkenもそれなりに良かったが、誠実で素直すぎて、どことなく色気が無かった。

このBrimarは、欧州管らしく色気があり、味がある。骨太で艶やかさがある。臨場感もある。

でも、NOSのためか、使いはじめの頃は、1時間に1回位の割合で、水滴がバケツに落ちるような「ポトン、ポトン」と音がしていた。これも1、2敵で、また一時間後に「ポトン、ポトン」と。

しかし、これも1週間後には、この水滴音は消えた。

使い始めて、2週間になるが、今はとても良い音を奏でてくれている。

芯のしっかりした骨太の艶のある音で、それでいて低域から高域まで延びている

ギターの音なんかは、ほんとに良い音で聴かせてくれる。そのため、最近ブルースなんかも聴き始めた。

オーティス・ラッシュ、フレディ・キングなど。

女性ボーカルもよくって、また聴き直したくなった。ビブラートもよく表現してくれる。

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MC275の12AU7をMullardに交換

2011-10-16 10:26:13 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

今、12AU7は、Tung-solのスクエアゲッターを使用している。

これは、これでpop系とかクラシック、オーケストラを聴くにはクリアーな締りの良い音で良いのだが、Jazzを聴くには、もう少し甘めの音が欲しかったので、MullardのCV4003を手配していた。

ボックスプレートで、KQDD/Kと製造Lotに「R」があるので、Mitcham工場生産品と思われる。

 

日本では、14,000円/本で売っている所もあるが、今回はPairで$100であった。

先日、カナダから届いたので、早速交換して試聴した。

ピンは、さほど汚れていなかったので、アルコールで拭いて、ナノテックを塗布。

音はムラードらしい、喉ごしの良いスイートな包み込む様な音だ。音が和らいでふわっと前後左右に広がる。落ち着いた感じになった。小春日和って感じか。とりあえず、狙い通り。

でも、以前から感じていた高音のきつさが、まだ残る。このMullardに変えて、低音から中音が柔らかくなったので、余計に顕著に感じるようになった。

なんだか、高音、例えば、トライアングルとか鈴の音の様な金属音が他人の様な振りをして、あさっての方から聞こえる。中音から高音の繋がりがどうも悪い。

そこで、何回か交換して原因と思いあたる球があったので交換してみた。

6550のドライブ管12AT7である。MC275オリジナルの指定は12AZ7。

ここに、Mullardの12AT7 Long Box Plate(写真左)を使っていた。これを当初使っていたRCA 12AZ7(写真右)に交換した。

 

やっぱり原因は、コイツであった。高音も中低音に仲間入りして一緒に鳴る様になり一体感がでた。

Web上で読んでいても、この部分は出力管をドライブする重要な部分なので12AZ7から変えない方が良いと書いてある。でも、この12AZ7は市場で品薄ですよね。だから、MC275の復刻版は12AT7に変えてある?

この球を手に入れたときはラッキーだったのか。Telefunkenに似て、プレートの側面に角穴が開いている。

今の状態の写真。MC275は、いつ見ても風格があります。

あとは、出力管を本物Tung-sol(穴無し 2世代目)かSED製(Cに羽の生えたロゴ)を試したい。

 

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マッキントッシュMC275 電圧増幅管交換(2)

2011-07-30 09:33:56 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

先日に引き続き、電圧増幅段の真空管を交換したのでレビューします。

まず、初段の12AX7。

今までRaytheonのBlack Plate(Baldwinオルガンに付いていた物)を使っていたが、これを知人の勧めで最高峰と言われるTelefunken ECC83へ交換。写真の通り、ダイヤマーク入り。1本だけあった店の秘蔵品を分けてもらった。WestGermany製。

 

次に、2段目の12AU7をTung sol製のスクエアゲッター(square 1960年頃の製造品)。珍しい。同じ店でペアを買った。

Tung solのロゴは無いが、スクエアゲッターである。下の右の写真でわかるかな。

 

次に、出力管前の12AT7を交換。これは先日Mullard Long Plateに変えたばかりだが、また変えてみた。

交換したのは、Brimar製 Made in ENGLANDである。店のデモ用のMC275に刺さっていたものを引き抜いて分けてもらった。Mica(マイカ)板に穴が開いていて美しい。

 

結局、残ったのは、12BH7 RCA(ブラックプレート)のみ、そのままとした。

このMC275を買った店の店主によると、この組み合わせがベストらしいので、言うとおりにしてみた。

さらに、さらに、ピンがくすんでいるので、この際、ピンも全てクリーニングした。

クリーニング方法は、ステンレスブラシで磨いた後、アルコールで洗浄、その後、Nanotechの接点改質剤"Gold Contact"を塗布して仕上げ。

交換後の音質は、とても豊かな音になった。低域から高域までよく伸びており、とても厚みのある音になった。

MC275は、もともと力強い厚みのある音だが、更に磨きが掛かった。高級感のある、余裕さえ感じる音である。

これはテレフンケン12AX7に依るところが大きいかも知れない。

ただ、NOS管もあるので、暫くエージングが必要である。部品交換はこれが困った所であるが、今後の楽しみもある。

 

さて、本日は、先日この店に頼んでおいた手作りの真空管プリアンプが出来上がる予定なので、引き取りに行って、我が家に迎え入れる予定である。楽しみだぞ~。ワクワク。 全て手作り、部品は海外(欧州、米国)から取り寄せなので、1ヶ月掛かった。

それと、いつの間にか、BlogのPVが1万件を超えていた。 とりあえずは"お祝い~"。

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マッキントッシュMC275 電圧増幅管交換(1)

2011-07-24 14:09:17 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

今まで、12AX7を除いて、全てRCA製で揃えていたが、知人の勧めで、12AZ7をMullardの12AT7に交換してみた。普通のMullard 12AT7では面白くないので、ロングプレートのE180CCにした。

これである。 箱プレートになっている。

正真のMade in Hollandである。

交換後の音は、中域から高音にかけて、とても綺麗で、よく伸びている、余韻も残し綺麗、さすがムラードって感じである。全体的にクリアーな音である。

NOSだったので、エージングが必要である。

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マッキントッシュMC275 出力管聴き比べ

2011-07-08 18:52:49 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

マッキントッシュMC275で出力管KT88と6550を聞き比べた。

KT88---Genelex製 GoldLion re-issue品  Russia製造

6550---Tung-sol Russia製造

聴いた感想:

6550は、低音から中音にかけて迫力があり、音の立ち上がりが良くスピードがあり、パンチがあって、押し出す感じである。スネアが、パンパンと弾ける様な音で前へ、バスドラがボンボン(ドーン、ドーンでは無い)、地を這いながら押し出す感じで前へ出てくる。ぼやけない。文字で表現するのが難しいが、ベースとかドラムにコンプレッサーを効かせた感じの音。私も以前、スタジオでベースの練習をしていた頃、セミプロの人のベースの音と自分のベースの違いに驚嘆した事がある。聴いていて気持ちがよくストレスを感じない。スカッとする。そして、高音もきらびやかである。J-POPや海外ロックを聴いていても、重厚で迫力がある。

KT88は、全体的にフラットで、広帯域で、そつなくゆったり伸びやかに聴かせる感じである。どちらかと言うと、オーケストラとかクラシック向きかも知れない。管の容積が6550より大きいのが効いているのかも知れない。しかし、6550の様な味はない。飽きるかも知れない。

車で例えると、6550は高出力、瞬発力のあるスポーツカー、ポルシェ、とかフェラーリの様な感じ。馬力があって、ちょっとじゃじゃ馬風かな。味があって、ソース(運転手)選べば、最高の結果が期待できる。KT88は高排気量の12気筒あたりのエンジンを搭載した車、ジャガー?ベンツ?ロールス?の様な感じ。スピードに乗ると、ゆったりと走り心地良い。

ビールに例えると、ドライとモルツって感じかな。

どちらが良いとかではなく、好みになると思います。オーディオとはそんなもの。聴いているが良いと思うものが一番良い。

私は、現在、6550が気に入っているので、それで聞いています。でも、飽きたら、KT88に変えるかも知れない。

 ↑  上段:KT88 下段:6550

↑ 左:KT88  右:6550

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McIntosh MC275を聴く。

2011-06-10 23:29:25 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

注文していた出力管Tung sol 6550が到着。

記念撮影後、早速、装着し音だし。

 

味のある魅力的な音。聴いていてうっとりとする。なんと味わい深い濃厚な音。ずっと聴いていたい気持ちになる。

やはり、マッキントシュは素晴らしい。すご~くいい。

6550を装着したところ、こんな感じです。

 

(現在、プリアンプなし。CDPの真空管出力を直接繋いでます。入力ケーブルは写真からMonster Cableに換えています)

NOS品に火を入れたばっかりなので、ちょっとよそよそしい感じは否めないが、最初から良い感じ。

KT88に比べて、低音に張りがあって、押し出す感じ。高音も煌びやか。

でも、全体的に今まで使ってたKT88プッシュプルのアンプに比べて、音の濃厚さが全く違う。

今までのアンプが水彩画ならマッキントッシュは油絵、またはワインにたとえるなら白ワインと赤ワインの違いがある。

決して音の鮮明度は落ちていないが、音に丸みがあり、独特の味がある。これは、倍音の再現性の違いか。

マッキントシュは倍音がしっかりとあるのだろう。音に深み、奥行き感がある。

さらに、これをフォーカルのスピーカーで鳴らすと、元々高音寄りのクリヤーなスピーカーなので少し味が落ちるが、トールボーイで再生すると丸みを帯びて良い感じになる。倍音が少し訛るのかな?。

自分的にはこちらが好きである。味があって奥ゆかしい。細かい音まで再現するが、それまでも味が付けられる。

自分の家で聴く、オーディオ装置で再現する音は、絶対がない、聞く人の感性、好みですからね。

スタジオモニター装置とは違います。

だから、オーディオとは、難しい世界で、扱いにくい、追求に尽きる事のない、金喰い虫ですね。

 

今回、カバーも購入しました。

カバーでけでも、1万円ちょっと、ブランド品のパーツは高い。

カバーをつけるとこんな感じです。

 

でも、カバーをつけると、熱が篭るので、今は外しています。

 

今日は、お気に入りのダイアナ・クラールのXRCD24版のTHE LOOK OF LOVEと、今日購入したダイアナ・ワシントンのCDを聴いています。 ダイナ・ワシントンもCD音源自体が音が良い。

うっとりしますね。


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McIntosh MC275 インプレ 

2011-06-05 12:46:13 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

Mclintoshの音だしをして2日目のインプレをします。

スピーカーを以前使用していたトールボーイのフロアタイプに交換。

以前のLAAudio KT88PPの自前フルチューン品では、ドライブし切れなかった?が、このMcintoshでは充分ドライブ出来ている。

音の印象は、今までのものとは違う。

表現が難しいが、鮮明度は無いが、音にコクがある。かなり色づけされている。

料理で例えると、色々な材料とスパイスを使い、長期間煮込んだ感じである。デザートと例えると、フルーツを沢山のせたフルーツパフェ、クリームもあっさりとした生クリームでは無く、バタークリームの感じ。

お酒だと、長期熟成のお酒である。 あっさり、すっきりとした感じでは決して無い。

ちょっと、モコモコした感じがある。

ボーカルに味、コクがある。ジャズ向きだろう。低音のパワーも凄い。

聴きやすい、長く聴いていても疲れない。年寄り向きかな?

 

でも、解像度、鮮明度は、以前のKT88PPが上である。

 

あと、気がついた事は、出力トランスが全くと言って良いほど、熱を持たない、これは、Mclintosh売りのバイファイラーのためか?それとも元々トランスが大きいから?

そうです、このアンプ、重量が30Kgもありますから。移動も大変。

また、スピーカーからのノイズは全くありません。 が、、電源トランスから「ジー」音が、、、こんなものかな?

使っていくと消えるのかな?

 

続き・・・)

スピーカーをまたFocalに戻して見た。

音が鮮明になった。いい感じ。

やっぱり、このアジア製フロアータイプのスピーカーは今ひとつかな?(高かったんだけどな。地元では評価も良いが) ちょっと中高域が歪っぽい事にも気がついた。ドライブできないのか?元々スピーカーの実力なのか?

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McIntosh MC275を購入!!!!! マッキントッシュだあ~。(球到着、音だし)

2011-06-04 11:33:44 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

手配していた球がやっと到着しました。

出力管のTung sol 6550が、まだ到着していませんが、取敢えず、手持ちのGold Lion KT88で音だしをして見ます。

その前に、今回揃えた真空管を写真でお披露目。

12AX7 Baldwin(老舗のオルガンメーカー用) sylvania製 BlackPlate

12AU7(5814A) RCA製BlackPlate Box付き

 

12BH7A   RCA製BlackPlate Tall Box付き

 

12AZ7A   RCA製BlackPlate

KT88 GoldLion製 reissue品

 

McIntosh MC275に載せたところ。一番左の12AX7は、まだシールドカバーを付けていない。

 

自分なりに錚々たる面子が揃ったと思う。

いよいよ音だし。

前に書いた様に、プリアンプが無いので、CDプレーヤーから直接、接続。

サラ・ブライトマンの「クラシックス」を聴いて見た。

1st impression(最初の印象)は、音全体が壮大で豊か、音に厚みがある。低音も沈み込んでいていい感じ。少し甘めとも思うが、聴きやすい。

サラのボーカルも、艶があって、魅力的に聴こえる。

音の鮮明度は、以前から聴いているLA Audioの改造品が上かな。。

ハムとかノイズは、驚くほどまったく無い。この部分は店主も自信を持っていた。

良く出来ている。

 

もう少し聴いてから、また、レビューします。

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McIntosh MC275を購入!!!!! マッキントッシュだあ~。(球手配)

2011-05-29 14:35:17 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

先週、球を手配しました。

12AZ7、12BH7、12AU7は、全てRCAのBlack Plateで揃えました。

KT-88は、今手持ちの他のアンプで使用中のものを使おうと思ってましたが、この機会に6550の音も聴いてみたかったので、Tung Solのリイシュー品を手配しました。

全て米国への手配なので、到着は今週になると思う。いつも、約10日間かかる。

到着したら、今度の土日に聴いてインプレしたいと思います。

さて、どんな音を聴かせてくれるのか、楽しみです。

 

がしかし、、、

今はプリアンプを持っていないので、取敢えず、CDプレーヤーを直接つなぐか、フルチューン済みのDACをプリアンプ代わりで繋ごうと思ってます。

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McIntosh MC275を購入!!!!! マッキントッシュだあ~。(続き)

2011-05-22 10:59:56 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

今朝、このアンプの裏蓋を開けて、内部の写真を撮ったので、公開します。

実は、このアンプを購入するときにも、中を見せてもらい、あまりの綺麗さに感嘆し、これも購入決定の一要因になった。

では、早速公開です。

部品はオリジナルと同じものが使われているだろうと思っています。オリジナルを良く知らないので。

まずは全体写真。すっきりしていますね。 配線も綺麗で整然としています。

オリジナルと同じで、横長のラグ板に抵抗、コンデンサが並んでいます。

復刻版は、大きなプリント基板に部品が配置されているらしい。

電源(Power=パワー)部分の大型ブロック・フィルムコンデンサが4本も見えます。

 

次に、各ブロック。ラグ板を使ってカーボン抵抗が配線されています。

コンデンサ類。

Vitamin Q、Orange Drop、ATOM、Black Catなどが使われています。

 

ブリッジ整流部分。

金属ケース入りのシリコンダイオードが使われています。 ヒューズもオーディオ用。

セレクター部分。 配線もすっきりしている。

抵抗には、一部DALEも使われています。

それにしても、綺麗ですよね。惚れ惚れします。眺めているだけでも頼もしいです。

まだ、球が無いので、音は出せませんが、今からワクワクします。

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