子規忌、糸瓜忌、獺祭忌
今日(9月19日)は、 俳人・歌人の正岡子規(まさおかしき)の忌日で、糸瓜忌、獺祭忌とも呼ばれています。
1902(明治35)年 脊椎カリエスにより没。三十五歳。
絶筆 三句
糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
痰一斗糸瓜の水も間にあはず
をととひのへちまの水も取らざりき
法隆寺の子規忌の雨の萩思ふ 細見綾子
獺祭忌紙切る鋏街に買ふ 沢木欣一
獺祭忌本売りに出て売らず来し 栗田やすし
家計簿の余白に一句獺祭忌 森垣一成
禿び筆を風に晒せり獺祭忌 近藤文子
子規いつも横顔ばかり子規忌くる 山 たけし
抽斗に遺りし薬獺祭忌 中村たか
本棚の一書斜めや糸瓜の忌 二村美伽
獺祭忌朱の線多き夫の辞書 足立サキ子
白粥に梅干し一つ獺祭忌 熊澤和代
あんパンに牛乳飲んで獺祭忌 幸村志保美

子規病臥の間から庭を望む
子規の忌の子規を語れば晴れ渡り 鍵和田釉子
糸瓜忌や子規全集に恋あらず 加藤楸邨
厨妻なれど句が好き獺祭忌 里見芳子
妹のそののち知らず獺祭忌 行方克己
糸瓜忌や男の怒り言少な 岡本 眸
歯を借りて包帯むすぶ子規忌かな 秋元不死男
老いて尚君を宗とす子規忌かな 高浜虚子

根岸 子規庵 全景
ご自分と大切なご家族を守るために三密を忘れなく
密閉、密集、密接を避けましょう手洗い、うがい、マスクの着用 を日常に
もう少しの我慢です
今日(9月19日)は、 俳人・歌人の正岡子規(まさおかしき)の忌日で、糸瓜忌、獺祭忌とも呼ばれています。
1902(明治35)年 脊椎カリエスにより没。三十五歳。
絶筆 三句
糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
痰一斗糸瓜の水も間にあはず
をととひのへちまの水も取らざりき
法隆寺の子規忌の雨の萩思ふ 細見綾子
獺祭忌紙切る鋏街に買ふ 沢木欣一
獺祭忌本売りに出て売らず来し 栗田やすし
家計簿の余白に一句獺祭忌 森垣一成
禿び筆を風に晒せり獺祭忌 近藤文子
子規いつも横顔ばかり子規忌くる 山 たけし
抽斗に遺りし薬獺祭忌 中村たか
本棚の一書斜めや糸瓜の忌 二村美伽
獺祭忌朱の線多き夫の辞書 足立サキ子
白粥に梅干し一つ獺祭忌 熊澤和代
あんパンに牛乳飲んで獺祭忌 幸村志保美

子規病臥の間から庭を望む
子規の忌の子規を語れば晴れ渡り 鍵和田釉子
糸瓜忌や子規全集に恋あらず 加藤楸邨
厨妻なれど句が好き獺祭忌 里見芳子
妹のそののち知らず獺祭忌 行方克己
糸瓜忌や男の怒り言少な 岡本 眸
歯を借りて包帯むすぶ子規忌かな 秋元不死男
老いて尚君を宗とす子規忌かな 高浜虚子

根岸 子規庵 全景
ご自分と大切なご家族を守るために三密を忘れなく
密閉、密集、密接を避けましょう手洗い、うがい、マスクの着用 を日常に
もう少しの我慢です