9月 26日

2021-09-26 06:33:11 | Weblog
                       栗・毬栗・虚栗・栗拾・笑栗


     毬のまま栗を銀座で売りてゐし         細見綾子


     頂上に子と来て若き栗のいが          沢木欣一


     満願寺仔猿飼はれて栗食めり          栗田やすし


     一袋焼栗買へり夜の駅             河原地英武


     毬栗の青きまま落つ不破の関          清水弓月


     山の日の豊かや栗の落つる音          前田史江


     大粒の栗の皮むく夕厨             太田滋子


     毬栗を掌に転がせて句碑訪へり         国枝洋子


     近づけば城の隠るる栗拾ひ           櫻井幹郎


     竹炭と栗並べ売る無人小屋           松平恭代


     笑栗を置けば艶めく綾子句碑          梅田 葵


     丹波路や叩きて落とす栗拾ひ          石橋忽布



          

          毬栗や冠者顔して木曽に入る          吉田鴻司

          ころころが29歳の時に千葉県松戸市文化祭俳句大会で初めて頂いた色紙 励みになっています


          



     栗を拾ひともにはにかむ父同士         林  翔


     焼栗やむかし丹波に鬼がゐて          大石悦子 


     栗剥きぬ父の帰りを待つやうに         櫂 未知子


     栗打つや近隣の空歪みたり           飯田龍太


     栗むけば遠き思ひの大家族           幡野千恵子


     笑栗の籠にあふれて厨口            田川つる女


     栗焼けば寝そびれあそぶ末子かな        水原秋桜子




          

           ご自分と大切なご家族を守るために三密を忘れなく
        密閉、密集、密接を避けましょう手洗い、うがい、マスクの着用 を日常に
        もう少しの我慢です




          



     
コメント (2)
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