人によって好き嫌いはあると思うが、通勤するカバンにいつも入れている本がある。
今もビジネス書として読まれている「道をひらく」。著者は松下幸之助。左は、きょう買った続編で、これから読むところ。
松下氏の雑誌に掲載した短文(見開き2ページで完結する)を集めたもので、仕事や生き方のちょっとしたヒントになるかもと思い、時々思い出したように読んでいる。
もうすぐ、衆議院選挙があり、TVの政見放送、朝晩駅前に立って有権者への呼びかけをしているのを見かけるが、短文のなかに、「政治と仕事」という記事がある。
政治という仕事は、一億国民に直接のつながりを持っていて、その良否は、たちまち国民の幸不幸を左右する。それだけに、政治という仕事はもっと尊ばれ、政治家はもっと優遇されるべきだ、と著者は記している。
しかし、政治不信と言われてはや幾年、せっかく選ばれた政治家や大臣も、不用意な失言一つで矢のような批判を受けて辞職、なんてのをずっと見続けてきた。そのせいだろうか、つまり、本当の意味での政治家、という人がいなくなってしまったのではないか、というさみしさを感じる。その一方で、我々国民の方も、いつしかそんな政治を小バカにしたり、蔑むようになっていないだろうか。
松下氏は、コラムの最後に、「政治という仕事が軽視され、政治家が尊敬を受けないような国が、繁栄するはずがない」と厳しく警告している。じゃあどうすれば?と思ったとき、twitterで見つけた記事を、最後にリンク貼りしておく。