今年のパ・リーグは、皆さんご承知のとおり、楽天こと東北楽天ゴールデンイーグルスが優勝しましたね。球団創設9年目にして悲願のリーグ初優勝、おめでとー!
今年はとにかく「負けなかった」印象が強かったね。マー君こと田中将大投手の連勝記録が目立ってニュースになることが多いが、きょうみたニュース番組で、実は裏方による努力が実を結んだことを知った。その話はのちほど。
球団創設時、当時のオリックスと近鉄が1つになるときに、両チームの選手をシャッフル(?)し、オリックスブレーブスと、そこに参入してきた新球団に振り分けられ、新球団はIT系企業の楽天が親会社になった。ITバブルに踊る青二才がプロ野球参入なんてナメている、そう言う人も多かった。当時はまだこうした新興IT系企業がメジャーな分野に進出するのを冷ややかに見ている風潮だったと思う。
チームはほぼ毎年Bクラス、勝てる要素もあまりなかったところに、甲子園を沸かせた田中投手が入団し、さらにメジャーで活躍した松井稼頭央選手、そして2011年からは中日、阪神をリーグ優勝に導いた星野仙一氏が監督に就任。さぁこれからという時に、あの大地震。
図らずも、東北の一弱小(失礼!)球団に、震災復興という大きな使命が加わった。さらに、球団社長が代わり、これまで楽天の弱かった点を徹底的に数値分析し、その結果から弾き出した新外国人選手の起用が今年大当たり。あれよあれよといつの間にか首位に立ち、ファンとのつながり、地元東北の人たちとのつながり、そしてチームそのものの強化すべてがうまくいったその結果が、今回のリーグ優勝につながったのだろうと思う。
さきのニュース番組を見て、数字に基づいた戦略がいかに大切かを改めて思い知らされた気がした。じぶんの仕事ぶりを数値化すると、おそらく惨々たるものになるだろうから・・・(_ _;
これ、いい反省材料だろうな。