KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

みちをひらく

2012-12-12 23:27:32 | 本と雑誌

 人によって好き嫌いはあると思うが、通勤するカバンにいつも入れている本がある。

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今もビジネス書として読まれている「道をひらく」。著者は松下幸之助。左は、きょう買った続編で、これから読むところ。

松下氏の雑誌に掲載した短文(見開き2ページで完結する)を集めたもので、仕事や生き方のちょっとしたヒントになるかもと思い、時々思い出したように読んでいる。

もうすぐ、衆議院選挙があり、TVの政見放送、朝晩駅前に立って有権者への呼びかけをしているのを見かけるが、短文のなかに、「政治と仕事」という記事がある。

 

政治という仕事は、一億国民に直接のつながりを持っていて、その良否は、たちまち国民の幸不幸を左右する。それだけに、政治という仕事はもっと尊ばれ、政治家はもっと優遇されるべきだ、と著者は記している。

 

 しかし、政治不信と言われてはや幾年、せっかく選ばれた政治家や大臣も、不用意な失言一つで矢のような批判を受けて辞職、なんてのをずっと見続けてきた。そのせいだろうか、つまり、本当の意味での政治家、という人がいなくなってしまったのではないか、というさみしさを感じる。その一方で、我々国民の方も、いつしかそんな政治を小バカにしたり、蔑むようになっていないだろうか。

 松下氏は、コラムの最後に、「政治という仕事が軽視され、政治家が尊敬を受けないような国が、繁栄するはずがない」と厳しく警告している。じゃあどうすれば?と思ったとき、twitterで見つけた記事を、最後にリンク貼りしておく。

政治家も政治屋も育てよう(YOMIURI ONLINE)

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忘年運転会のはなし

2012-12-09 21:20:05 | Railway&RailwayModels

 先月サイトの相互リンクをした「ポッポ屋」の、代表Yさんから、「こんど忘年運転会をやりますので、よかったら顔を出しませんか」というお誘いがありまして、昨日行ってきました。

 ただ顔だけ出すのも何なので、どうせなら自分の作品も出してよいかと思い連絡したら、「楽しみに待ってます」とのお返事。同じモジュールレイアウトなら、なんとなく繋がるんじゃないのかな・・・とも思うが、半分他流試合を申し込む(?)気分でもあった。

昼からでどうぞというので、その時間に会場に来てみたら、粛々と準備がすすんでいた。

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今回は、Nの列車を走らせるエンドレスと、

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路面モジュール。

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そして、Yさんご自慢の小樽築港機関区。

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今回は展示だけとはいえ、会議室のテーブルいっぱいに広がるスケール感はやはり桁違いだ。

そして、今回持参したぼくのモジュールは・・・

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やや強引だけど、なんとか収まった。これで、路面もエンドレスが可能になった。ちなみに、この三丁目モジュールの鉄道線側を使ったのは今回が初だったりする。

 

 あとは思い思いに、持参した自慢の車両を走らせたり、写真やビデオに収めたり、好きに遊んで過ごす。

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持参したC57180も、機関区の片隅でひとやすみ。

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C56たち。

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KATOから最近発売されたのだが、よくみるともう改造されている(左)。

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大井川の44号機だ。もちろんYさんの手によるもの。

小回り効きそうだというので、路面に持ってこれるかと思って走らせてみた。

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「・・・おおっ、走る!」

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おまけに、一番きついS字カーブ(R140)も・・・。

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これにはみな驚いた(スマホの動画撮影なので画質はやや粗いです・・・)。

あと、こちらも最近発売されたMODEMOの「京阪60型びわこ号」。

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その走行性のよさや、ライトがヘッド、テールそれぞれ点灯するのを見て、なんだか欲しくなっちゃうなぁ。

 

楽しいい時間はあっという間に過ぎていく。夕方には撤収し、その後、食事をしようというので、そちらにもついていった。

会場近くの、釜飯と串焼きの店で、

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生ジョッキ(中)と、五目釜飯を頼んだが、すごく美味しかったし、話も盛り上がった(個人的に、おかわり欲しかったかな~ぁ)。

 

ちなみに、今回の様子はポッポ屋さんでも動画でアップされてましたので、もしよろしければそちらもご覧下さい。

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シャンパンカラーツリー

2012-12-06 23:42:56 | まち歩き

じつは今回の小旅行にはまだ続きがあったのだ!

熊谷から、その後浅草へ移動する。

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12月の冷たい空気が澄んでいるのだろうか、漆黒の闇にぽっかり浮かぶ、最近改装された東武浅草駅、松屋浅草をパチリ。

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その後、東武線でとなりの「とうきょうスカイツリー」駅へ。すっかり新駅名も定着し、もう業平橋という昔の名称も忘れられた(?)ように思う。

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かなり見上げる格好になるが、まず1枚。しかし目的はこれではない。

午後8時・・・。

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この時間から見られるスペシャルカラー。この日はモミの木をイメージしたというシャンパンカラーだという。よく見ると展望台のイルミネーションもカラフルになっている。

最近のLED照明(イルミネーション)は、ここまできたんだな、と思ったものをいくつか。

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ツリーのLEDは時間によって色が変わる。このときは青だった。

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ノーフラッシュにして、シャッター時間を若干長め(1/10~1/6程度)にすると、明かりが引き立つ、こんな感じで写せる。個人的経験によるもので、あまり参考にはならないが。

 

思い出して書いていると、綺麗だった、というより、寒かった、という印象が強く残るのだが、なんで?

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のぼう様の街を歩く~忍城編

2012-12-04 22:54:58 | まち歩き

 前回の続き。

 

石田堤を後にして、いよいよ本命の忍城を目指し歩き始めたのだが・・・遠い。

全部徒歩にしたのが間違いだったか?午後は日差しも厳しかったが、風がつめたい。

やはり12月だったんだ。

その方向だろうと歩いていると、「ものつくり大学」なる建物が見えてきた。

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その近くにバス停がある。足もパンパンなので、もう乗っちゃおうか、と思ったら、20分もまたなきゃならない・・・!諦めて、歩き続ける。

やがて、国道17号線のバイパスに出たのだが、

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気力が失せていく・・・ヤバイ。

近くにあったホームセンターに立ち寄って休憩。気合を入れ直して歩く。

そして、ようやく

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その角を曲がると、水城公園についた。ここまでくればあと一息。

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目の前に、「ゼリーフライ」と書いてある店が。行田の名物らしい。

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1個60円というので、買ってみた。安い!

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ゼリー、というのは「銭」がなまったものらしく、小判型の少し柔らかいコロッケ、という感じだった。

さらに気力が回復したところで、忍城を目指す。その途中に、

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こんなところに保存蒸機、しかもC57がいたのは知らなかった。

そしてついに、

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到着!歩き続けて1時間半、長かった長かった。

といっても、この櫓は、成田氏ゆかりものもではない。江戸時代に改築されたものが再建されたもので、当然浮城でもない。

それでも、映画のブームはまだ残っていたらしく、正面へ回ると、「のぼうの城」関連グッズをたくさん売っていたり、あの「忍城おもてなし甲冑隊」のメンバー&足軽たちもいた。

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成田長親だけいないと思ってたら、関ヶ原に出張(?)していたらしい。

 

ここで一旦脱線。

行田市駅からさきたま古墳公園へ向かう途中、高源寺という寺を通りがかった。

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ここは、成田軍きっての槍の使い手、正木丹波守が、合戦の後、戦没者を弔うため開いたお寺だという。忍城の佐間口のあたりという。城からは5~600メートルの距離か。当時の忍城がいかに大きかったかが伺える。

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しかし、寺を開いた翌年、丹波守は亡くなられ、その墓もあり、見学もできるそうだ、それは今回スルーした。

こうして、また秩父鉄道線に戻り、熊谷へ舞い戻った。

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で、おしまい・・・・?

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のぼう様の街を歩く~石田三成編

2012-12-02 15:13:19 | まち歩き

 「のぼうの城」は、映画から始まって、原作小説を読み、そして舞台となった、行田を訪問することによって完結する。

・・・なんて頭の中で勝手に起承転結を考えながら、土曜の朝、高崎線に乗り、2時間かけて熊谷へ向かっていた。

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熊谷から、少しもどる形で秩父鉄道の列車に乗る。

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映画の舞台になったためか、駅や車内の広告から、列車のヘッドマークまで、映画のPRで埋め尽くされている。たしかに、注目が集まっているのは間違いなのだが。

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熊谷から2つめの「行田市」駅で降りたが、肌寒い。人の往来もここまでないとは・・・?駅長に、「観光なら案内所紹介しましょうか」と聞かれたが、人に指図されて動きたくない考えなので、それは丁重に断った。

パンフレットの地図片手に、小腹が空いたので、駅近くのファミレスで腹ごしらえをしつつ、どう進もうかと考えていた。で、いよいよ出発しようとしたら、

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雨じゃなく、雹が降ってきた。

市内には循環バスがあって、それに乗って回ろうと思ったが、ちょうど自分の眼前で通り過ぎていった・・・。しかたなく、歩いていくことに。ま、これがもともとの目的ではあるのだが。

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歩くこと、30分。12月の冷たい雨を感じながら、駅から2.6キロ離れた、「さきたま古墳公園」についた。ここに、石田三成が本陣を張った「丸墓山」古墳がある。字のごとく、円墳で、周囲の古墳群と比べて最も高い。

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ここから、三成は、忍城を水攻めにさせるため、堤防を築き、荒川などの水を堰止め、「決壊させよ!」と下知し、この集落へ流れ込ませたのだろう。

このときに築かれた堤防が「石田堤」として、今も一部残っている。古墳を下りて、県道へ戻る途中の、この一段高い部分がそうだという。

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 せっかくなので、ほかの古墳も見ていこう。

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雨も上がり、晴れ間も見えてきた。

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にゃーにこっち見てんだよ。

黄色い細い目を開けてぼくにそう言っているように見えた。

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全部見たと思ったら、1箇所、公園のはずれにあることに気づく。そこは「前玉(さきたま)神社」の土台になっているようだ。

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そこも見て回り、戻る途中、1軒ポツンと和菓子屋があった。

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のぼりに「塩あんびん餅」とある。はてなんだろう、と思って中に入ると、腰の曲がったおばあさんがいた。塩あんびん餅ってなんですか、と聞いたら、そこの張り紙見てみな、という。餡にあずきと、砂糖の代わりに塩を使ったものだという。

食べ方も3通りあり、一、そのまま食べる。二、砂糖を付けて食べる。三、焼いて食べる。とのこと。

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味見のつもりで1個買って、そのまま食してみたが、変わった味で、妙だなと思った。まんじゅうや大福の先入観が抜けなかたからか、のめり込むところまではさすがにいかなかった。

晴れてきて、いなかったはずの人の姿もちらほら見えてきた。次の目的地、もうひとつの石田堤を見に行く。

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水路に沿った「さきたま緑道」という、整備された道を1キロほど歩き、途中から細い路地に入る。40分くらい歩いて、ようやくそれらしい石碑のあるところまでたどり着いた。

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この小高く盛り上がった部分が、堤防のあとだったという。そして、すぐ近くには、小さな公園もある。

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この並びに、ほぼそのままの形で残っている堤がある。

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登ってみた。

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 この櫓の下で、石田堤の堤防を築いた様子をテープで流していた。まぁどんな予算の使い方をしてるんだろかと内心皮肉に思いつつ、イメージ図を見ていたりする。

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 映画(小説)では、長親の田楽踊りと石田方の狙撃が堤の外にいた農民の心に火を点け、堤防の一部を壊したことで勝負が逆転したが、史実では台風によって堤の弱かった部分が決壊したらしい。それがこの付近だったという。

 

 こうして、攻め方・石田軍の金と人夫をつぎ込んだ一大包囲網の名残を見たあとは、城方のほうを見に行くのだが、以下次回。 

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