山の手デンタルクリニック

院長の趣味について

たまには歯医者ネタでも如何でしょうか?

2008-04-10 10:43:11 | Weblog
昨日、大学でスゴイ動画を見ました。


                 


上顎の骨には上顎洞という骨のない所があり
インプラントの手術をする時に
骨の厚みが足りなくなる原因の箇所です。

ソコに骨を作る手術で、超音波を使って骨を削り
人工の骨を挿入するという動画でした。


                 


超音波は、骨は削るけれども
血管や神経は傷つけない。

しかも、振動も少なくミリ単位の調節が効く。


オペをされていたのは韓国の大学教授で
世界中を講演で飛び回っているそうです。


見ていると、チップの先を超音波で振動させ
ガンガン骨を削り
薄いノミを挿入してパカパカと骨を剥がしていました。
後は
練り歯みがき粉みたいな人工骨をプリプリッと入れて
傷口に膜を張り
サクサクッと縫ってオシマイ。

全部で15分くらいでした。


                 



今までの技術だと考えられない速さです。
患者さんの受けるダメージも少ないし。。。


技術の進歩って、素晴らしいと思いました。

大学の仕事は増えて時間がなくなり、辞めようかなぁって思っていましたが
なんのなんの
最先端の技術に触れて、かなり触発されました。

大満足です!
柔道休んで、大学に行った甲斐はありました。
コメント (2)
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