マイバッハの塗装を進めております

本日、少々遅くなりましたがミネルバ43のフェラーリ275GTB/Cが入荷致しました。
このキットは最初に予約を募りました時には高価なせいか1個もご予約が無かったので卸元にも注文をしていなかったのですが4月！？5月だったかパタパタと予約を頂きました。
すでに何時もの卸元の締め切りを過ぎていましたのでどうした物かと思案しておりました所に別の卸元からの連絡が入り今回入荷しました。

一つ目を開けてみてびっくりしました！

何とルーフが折れているじゃないですか～！
細かく観察してみるとこのボディは異常にルーフが薄いのです、そしてAピラーもかなり薄いのです。
折れたボディのルーフを指で触るとグラグラする位薄いのです、この厚みではボディの磨き出し（特にコンパウンド）行程でボディが保たないかもしれませんね。
しかもボディはかなりボディサイドが厚くて重いのでひっくり返った状態で激しい振動を受けるとルーフが簡単に曲がってしまいます。
私はフィニッシャーですのでこれくらいの修理は何でも無い事なのですが、一般の方がこれを修理するとなると少し大変かもしれません。
ルーフが薄いしボディは厚いのでボディの方を溶かそうとコテを当てるとピラーを先に溶かしてしまいそうなんです。ピラーが溶けてしまうともう真鍮で作り直しをするしか無いですからね～。
ちなみに私が修理した物はこんな感じです。
まだまだ完璧では無いですが・・・ピラーが折れてしまい行方不明になるとこれもまた困りますから。

もちろん売り物にはなりませんから只今発売元にボディの交換品を譲って頂ける様に交渉中です。
このキットは通販で買うのは怖いですね、出来れば店頭で実物を確認してから買う事をお薦め致します。
又、すでにお買い上げの方は今すぐルーフが折れていないか確認し問題が有れば販売店に相談される事が大切ですね。今なら予備のボディが有るかもしれませんが時間が経過した後では予備ボディが入手出来なくなる事も考えられますからね。高価なキットなので無駄にされません様に・・・
自分が売っているキットについて酷なインプレッションの様ですが当ブログは正確な情報をお伝えするのが大切で有ると確信しております。

前置きがかなり長くなってしまいましたが本日はマイバッハのツートンの塗装を塗り分けておりました。
まずはマスキングから・・・

ボンネットの部分もシルバーのままの残しますのでここもマスキングです。
スリットの裏側からブラックのミストが表に回らない様に裏もマスキングをしておきます。
窓なども同様にマスキングしておきます。
今回から3Mのマスキングテープが品切れしてしまいましたのでモノタロウのマスキングテープを使っています。粘着は3Mの物より少し強めですが問題は無い様ですね、何しろ値段はかなり安いですし丁度モノタロウから1000円のクーポンが来たので使ってみました、送料は別途かかりますが送料だけでマスキングテープを頂いた様な物ですね。

グロスブラックを塗りました。
厚くならない様にうっすらと塗っています。

マスキングテープを取った所は画像を写し損ねてしまいましたので明日また撮影しておきましょう。