本日の山陰は曇り時々雨の天気でした。
隣りの畑ですが少し緑色の草が見え始めましたのでここの所で一度耕耘機をかけたい所なのですが、雨が多くてなかなか畑には入れません。
そうそう、昨日の今年最初で最後の忘年会ですが・・・
驚いた事が沢山有りました。
まずは飲みに出ている人の少なさです・・・
今までですと8割くらいは席が埋まる程だったのですが、席数も少し減っていてその上私達のグループが4人、少し若いカップルが夕食を食べに来て2人、私の親戚がたまたま1人と総勢7人でした。
しかもお店の経営も様変わりしていて飲む事よりも食事が中心と思える様な感じになっていましたね。
もっとびっくりしたのは・・・
私の住んでいる安来市は車で移動する事が多い(つまりバスも電車も数が少ない・・・と言うより無いに等しい)のですが・・・
友人が帰りに運転代行を呼んでもらったのですが、地元の運転代行は全て無くなっていました。
一軒も無いのです、この2年くらいの間に全部消滅したと言う事なんですね。
自家用車で動くのが基本の田舎でですよ!!
仕方なく友人は車をお店に預けてタクシーで帰りました・・・いや帰ったらしい(僕は記憶が無いので・・・笑)
お店の人も知らない間に運転代行が無くなっていたと言う事ですからね、居酒屋は当分お客さんが戻って来ないのかもしれませんね。
しかもタクシーを呼びますと運転手が少ないのかなかなか来ないんですよね。
帰りに駅前を覗きましたら一台もタクシーが無いのです。
その後、日交タクシーの前を通ったら一台も車が無い(お客さんを乗せて走っていたのか車自体が減らされていて無いのかは不明です)・・・丁度夜11時を過ぎた辺りだったのでお客さんを乗せて走行していたと信じたいですね。
いつの間にか社会構造まで変えてしまったコロナウイルスは恐ろしいですね。
まあ私も2年ぶりの忘年会ですからね・・・
2年も居酒屋さんが持ちこたえるのはなかなか大変なのでは無いかと思います。
飲みに出て・・・元に戻るにはかなりの時間と努力が必要になると言うのを痛感しました。
これは島根県だけのお話なのか全国的にもそうなのかよくわからないのですけどね。
今日も自宅の掃除をしてから出勤しております。
本日はシルビアをお休みして途中になっている修理を進めておきます。
と言うのも千葉県のT村さんが修理品を発送するとご連絡を頂いたので修理を進めておかないとアトリエの中が狭くなるかもしれないのです。
今日の患者さんはケーニッヒ512BBですね。
元を言えばドアミラーの参考物件で送られて来た!?物件です・・・確か・・・。
一見した所結構程度が良い様に見えますね。
ですが・・・
良く見ますとホイールのアルミの挽き物が錆びて来ていますね。
他の3輪は綺麗なのですがこの1本だけ腐食が酷いです。
取り敢えずボディ全体を台から外しましてタイヤを外しました
足回りを全部外したい所なのですが全部分解しますとそれだけでもかなりの出費になります(外したら必ず組立ても有りますから)
なのでなるべく手間をかけずに(お客様のご負担を少なくする為にね)・・・と思うのです。
外したタイヤには酸化したアルミなのかそれともタイヤから出た腐食性の油!?に関わる白い物体が付きまくっています。
よくわからないんですよね。
ホイールを磨く為にはエッチングのメッシュの部品を取り外さなければなりません、磨いていて傷を付けますと補修が困りますよね。
もう一つこのメッシュの色が問題でして・・・
お客様も指摘されている様に色が褪めているのではないかと・・・
で外してエンジンフードの上のスリットの上に乗せてみました。
確かにホイールのメッシュの部分は少しピンク色ですね。
メッシュのエッチングのスポーク部分が少し細い様にも感じまして裏側が透けてしまうので余計に色が薄く感じるのではないかと思っていましたが・・・それを裏切る事になりましたね。
色がここだけ褪める事は考え難いので色を間違えて塗ったのではないかと・・・
酸化してしまったホイールを磨きます。
ピンセットでつまんでいるのは目の細かいスチールウールです。
これで磨きました。
普通なら旋盤でチャックして切削して一皮剥きますが・・・それをしますとホイールが一回り小さくなってしまいます。
旋盤の切削傷と同じ様なヘアラインを残したかったのでこの方法にしました。
ホイールを磨き終わりますと・・・こんな感じです。
切削した面は何も塗布されていない様なので・・・他のホイールとのバランスが有りますからねこのホイールだけ塗る訳にもゆきません。
あくまでもオリジナルの形状を優先して修理します。
次はあの赤いメッシュ部品ですね。
細すぎるメッシュを少し幅を増してレッドは調色したレッドを塗り直します。
まずは分解して白いサフを塗っています。
サフの粘度は少し高めにしています・・・
理由は厚く塗りたいからですね。
サフを塗りますと表面にも塗料は付きますが断面にも塗料が付きますよね・・・
で今度は表面の塗料をペーパーで剥がします。
ポッテリと丸くなってしまうのが嫌だったのでね。
元々の赤いカラーは剥がさずに塗っていますと言うのも削った時に金属地が出てしまうと良く無いので研ぐ時のガイドになるかと思いましてね。
それにこの赤い塗料はシンナーで拭いた位では剥げませんでしたどうやらウレタンのレッドではないかと言う事になりまして密着強度も十分だろうと言う事で残しております。
もう一度サフを塗りまして・・・
メッシュの部分の断面の部分は少し塗料が厚めに付いてメッシュのスポークの幅が広くなったかな??
このレッドは一番濃いクレオスのレッドなのですがまだ少し明るいかな・・・
どうも色味が気になるのでもっと濃いウレタンのレッドをもう一度塗りましたよ
これなら大丈夫そうですね。
さて本日はここまでですね。
明日は組立てて修理を完了しましょう。