Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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完成が近くなって来ました

2012-04-23 15:58:55 | Lancia Stratos
本日も順調にストラトスを制作しています。
本日はサファリのフロントカウルからですがラジエターインテークの部分の荒いメッシュを取り付けてドライビングの両サイドの細かなメッシュも取り付けました。このアニマルガードに付いたメッシュを見ればもうサファリのマシンだと言う事は良く理解する事が出来ますね。
これにラリープレートを取り付ければフロントカウルの部分はほぼ完成と言う事になります。
何だか完成が見えて来た様でかなり嬉しいですね。


余り嬉しかったのでカウルを全部付けての記念撮影です。
もう残された部品もそう多くありませんが制作ないといけない物も結構有りますので完成までもう少しと言う所ですね。
これから連休までも「やすぎ刃物まつり」の準備なども有りますので作業時間がなかなか取れないかもしれませんが・・・。


ストラダーレの方もフロントカウルを仕上げておきましょう。
フロントカウルの最後の仕上げは自家製エッチングのランチアマークでしてこのパーツはラリーには付属していない(ライトポッドが付いているので付かないのです)ので自作と相成りました。
大きさはわかるのですが実際に付けてみないとわからないので数種類の大きさの物を作っておいて小さい方から2番目の大きさの物を使用する事に致しました。
ステンレス製のパーツなので真鍮板に瞬間接着剤で貼付けてからリューターでバフがけして磨きをかけますとメッキをかけた様にピカピカにする事が出来ます。外すのはアセトンに浸けてゆっくりと接着剤を溶かします。間違ってもナイフの先などで強引に取ってはいけません、繊細なパーツが変形してしまいますから・・・。


バフを掛けてもすぐに取り付ける訳にはゆきません。
このエンブレムは一部ブラックの塗装がしてある部分がるのでその部分を塗装してから取り付ける事になります。
取り付けるとこんな感じです・・・如何でしょうか?

今日は風が強かったですね~!

2012-04-22 22:35:24 | Lancia Stratos
今季2回目の日本海での低気圧の発達という事らしくて昨夜から風が強かった山陰地方でした。
私が寝ているのは2階なので強い風が吹くと床が揺れています・・・古くて安普請な物で・・・(笑)

爆睡していた物で本日は寝不足も無く仕事は快調な滑り出しです。
ストラトスの製作の方は外装の細かな物をどんどん仕上げてゆかないといけないのです。
最初はリアカウルのナンバー灯です。
キットの中のエッチングの中にそれらしい部品が有るのですが、ヘッドライトの部品同様に表面に透明な樹脂が盛られていまして少し怠い感じですね。このレンズ表現で樹脂を盛るというのは角が丸くなってしまいますのでこの様な場合には余りそぐわない物と考えております。
ベースになるエッチングはなかなか良いので超硬ノミで樹脂を剥がして使います。
下の画像で黒い紙の上に有るのは剥がした樹脂製のレンズでベースの方は固定をし難いのでランナー部分に付けたまま作業をしております。
レンズは0.2mmの塩ビ板を切って裏になる部分をシルバーに塗っておくとベースの板のメッキが見える事が無く質感が良くなると考えております。この場合の接着剤はラッカーのシルバーを溶かさないエポキシ系の物を使うのがベストです。


リアのナンバー灯の接着剤が硬化するまでフロント周りを進めます。
アニマルガードの奥側にナンバープレートを接着致します。
順番的にこれを接着しておかないとアニマルガードに付くメッシュを取り付けられないので・・・まあ無理をすれば後でも付くかもしれませんが、順番も大切ですね。


めまぐるしく変わりますが今度はリア!
カウルのメッシュを取り付けますルーフスポイラーの後ろ側の三角な部分ですね、ラリー用はキットのエッチング製のメッシュを使います。


ストラダーレは少し荒い様に感じましたので上品(?)になる様に少し細かなメッシュ(100番程度か)を切って使っております。同じなら同じ部品でも良いかもしれませんがレースカーとストラダーレは同じ様に見えても全く違う事が1/1のアバルトアセットコルサでよく分りましたので少しずつ変えて雰囲気を盛り上げよう(!?)と言う事ですね。

アイドロン新製品が入荷致しました・・・これはなかなか良いですね!

2012-04-21 23:02:18 | その他
本日入荷のランボルギーニアベンタドールは今までにも車体単体の完成品が発売されていましたが、本日の物は車体とは別にエンジンとミッションが一体になった物が展示ベースにプラスされている物です。
エンジンミッションの出来はなかなか深くモールドされていて感じの良いものです。このエンジンが本当に模型に積む事が出来たらどうなのかな~とよけいな事を考えるのは私だけでしょうか?
またアクリルケースも一般的なプラケースとは異なり高級感の有る大きい物です。
当店では各色を揃えておりましたが今ではディープオレンジパールが1個残っているだけとなってしまいました。


本日、NSXに始まりストラトスに終わる・・・(笑)

2012-04-21 22:39:09 | Lancia Stratos
ストラトスのエンジンルームの後部上側のフレームは左右の3カ所のボルトを外すと取り外しが出来る様になっています・・・確か・・・理由はディノ246のV6エンジンを脱着する場合にこの部分が邪魔になる訳なんです。この部分が無い場合はサスペンションなども支えなければならない為に強度が不足してしまいますので苦肉の策として脱着式にしたのではないかと思います。強度を保つ為なら溶接の方が良い訳ですからね。
またどこかに書いたかもしれませんがラリーカーの場合は左右の燃料タンクの裏側に斜めに補強が追加されている様ですがこれも競技に使うには強度が足らないからなのかもしれませんね。
ちなみにレーシング43のラリーカーはこの補強も標準で再現してあります。
この脱着式のフレームのボルトを左右に3個ずつ取り付けておきました・・・脱着は出来ませんが、この部分が有ると1/43模型でもエンジンを脱着出来ません(笑)


ラリーの方も同様の構造をしていますこんな感じですね。
説明を付け足しておきますとバッテリーや点火コイルなどもストラダーレとは配置が違っていますね。


ストラダーレのフロントアンダーガードは通常無いのですがこの車はフルディティールですので展示ベースに取り付ける為のナットを付ける部分が無いのです。
仕方ないのでフロントだけアンダーガードを取り付ける事にいたしました。
取り付けも接着だけでは心許ないので4本の極小ビスを使って確実な取り付けといたしました。


細かな物もどんどん取り付けたいのですが作りながらとなる事も有りましてなかなか進みません、リアのランチアとストラトスのエンブレムは以前作っておいた物ですがバックランプはキットのエッチングの透明樹脂を取り去った部分にアクリルのレンズを取り付けました。このレンズにもレンズカットをケガキしておいて裏からシルバーを塗っておいた物を接着しております。
画像では余り良く見えませんね~。





本当に仕事は楽しい!!(笑)

2012-04-20 22:00:47 | Lancia Stratos
私の通常業務は模型の製作なんですが、農業もそれなりに楽しい・・・はず。と言うのも農業ではまだ植えるだけですから作物が収穫出来た訳じゃない・・・だから100%楽しいとはなかなか言えないね~。

模型の場合はたとえ小さな部品でも1個でも完成すればそれなりの満足感は有りますね。
作品自体が完成すればその満足感は言葉では表現出来ない物になりますが・・・。

本日の仕事は旋盤を回す事ですね。
作っているのはリアのサスペンションのマクファーソンストラットのボディ側の付け根になる部分です。
具体的に言えばブッシュを支えるワッシャーと止めナットになります。
直径は2mm程になりますがこんな小さな物でも旋盤を使って削り直します中央部にはエンドミルを使って直径1.5mm深さは0.15mm程の凹みを付けて中央に0.7mmの穴をあけておきます。


厚さ0.3mm程に切り落としたらワッシャーの完成です。
中央には外径0.6mmのアルミパイプを通して出っ張った部分をリューターにくわえて整形すればストラットの頭部が完成ですね。


制作した部品を取り付けるとこんな感じになります(画像はストラダーレです)


細かな部品ですがやはり手をかけてやるとぐっと良くなって来ます。この部品はエッチングに付属していますがただの1まい板よりも少しでも厚みや表情の有る部品を使う事でより良い物になるのではないかと思います。
明日はサファリの方に取り付ける所から始めます・・・。