Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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やっとサフを塗りました

2012-07-20 13:01:16 | Heinkelキャビンクルーザー
天候が不順だったり細かな部品に気が付いてそれを作ったりしていましたが、やっとサフを塗る事が出来ました。
ハインケルは見た目より繊細でサフの厚みにも影響が出て来る部分が多いですね。
例えばルーフのキャンバス地の取り付け部分とか特徴的なフロントドアの開閉部分とかなかなか気を使います。
サフを塗ったら細かな部分の気になる部分が出て来ますのでそれを修正しなければなりません。
そうそう、色具合も最終決定しなければいけませんね・・・。


ハインケルは塗裝じゃないのか?と思った方・・・貴方は正しい(笑)

2012-07-19 16:01:10 | Heinkelキャビンクルーザー
昨日は定休日でしたので暑い中外仕事で汗を流しました。
その顛末についてはダイアリーで・・・。
http://ameblo.jp/kphng827/

塗装工程は・・・特にサフは塗る物をまとめておいて一度に終わらせるのが良いですね。
サフの準備をしていて二つ程気が付いた事が有ります。
一つはホイールをドラムに留める為のボルト穴を開けていませんでした。
ホイールをドラムに取り付けるのに実車ではボルト&ナットを使用しているのです。
ホイールの内側に出ている僅かなミミの部分に0.5mmの穴を開けなければならないのですがミミの幅は約0.6mm程でそこに0.5mmの穴を開けるのですから少しズレてしまうとミミが無くなってしまいます。
また正確な位置決めも必要でしてホイールをドラムに取り付けるナットは4個、ホイールのリム(表裏2枚のリム)を4本のボルトで組み立ててありますので8本のビスの間隔を正確に位置決めしないといけません。
その為には最初に治具を作らなければなりません。
こんな場合に必ず出て来るのが割り出し円テーブルですね、これを旋盤にセットして真鍮の丸棒の円周状に穴を開けてゆきます。


そして旋盤で切り出します。


この円盤の外周はホイールの内径に合わせてありましてギリギリで嵌る様にしてあります。
瞬間接着剤で仮固定をしてやれば・・・


後は0.5mmのドリルをピンバイスにセットしてひたすら穴を開けます。


アセトンで仮組を解除すれば・・・奇麗に穴が空いているという・・・(笑)


0.5mmの穴を開けると必ず表裏にカエリが出てしまいますので簡易旋盤にホイールを取り付けておいてから800番のペーパーでカエリを削って整えておきます。


もう一つ忘れていたのはスペアタイヤですね。
シートの下に見えているので作らなければいけないな~と思っていましたがボディとシャーシの固定用のステーが干渉しますのでスペアタイヤは半分くらい付ける事が出来ません。
ここで半分というのはちょっと困るのです。
ゴムタイヤを使えば質感は良いですがホイールに接着しても耐久性が未知ですね。
仕方ないので2次原型用に作ったレジンのタイヤのホイール系を少し大きくしておきまして半分に切ったホイールに接着して作ろうと考えております。
まあこれなら良い感じになると思います。
そうそう、穴もきちんと開けておきますがホイールを組み立てるボルトだけは付けておかなければなりません。


やっと天気が回復致しましたので本日サフを塗りました

2012-07-17 10:52:45 | Heinkelキャビンクルーザー
高温多湿の状況が続きましたので塗装工程に進む事が出来ず保留状態だったハインケルを塗装致しました。
とは言ってもまだ塗ってなくて準備を始めましたというのが正しいですね。
同様にメッキの準備もしておりまして足の部分に銅線を巻いてメッキ屋さんの仕事を少しでも楽にしようと・・・(笑)
準備しておきました。
まあ細かな物をお願いするので紛失防止と言う所でしょうか・・・


梅雨明けかも・・・

2012-07-17 10:17:39 | Bluebird 1933
昨日くらいから暑さが普通ではなくなって来ていますね。
まだ湿度は有りますが山陰は非常に天気が良くなって来ました。
今も日が射している所には出たくない位暑いです。
ひょっとしたら梅雨前線が少し北上したのでは・・・?
ここから見る限り日本海の方面に雨雲は見えませんが、これって梅雨明したという事なのかな??
この連日の暑さでCafeの方にも避暑に来られる方が多いですね。
節電は必要ですが熱中症も怖いですし・・・なかなか加減が難しいです(笑)

さてMDX-40ですが連日の残業の成果が出て来まして一応それらしい形状になって来ました。
まだ今一歩の部分も有りますが大まかには満足いく形状になってきました。
下の画像如何ですか?


ボディの方は昨日の予告にも有りましたがボディサイドに大きな穴を開けております。
この部分にはリアアクスルをカバーする為の物が有りますがその付け根の部分はリアサスペンションのリーフスプリングが入っていましてそれを囲う様に流線型のカバーが付いています。
キットはプロポーションモデルですのでカバーの奥にはボディの壁がそのまま付いていますがボディの壁にそのままリーフスプリングをつけても強度から言えば変ですよね。
ですからこのボディを切り取ってフレームが見えた部分にリーフスプリングを取り付けたいのです。
言葉で書くと変ですが下側の連続画像をご覧頂ければご理解を頂けるかも・・・。




マジックで印が付いている部分の上側にリアアクスルが通る予定ですが中身はまだ一切作っていませんので、雰囲気だけですね(笑)
中身を作る前にこの穴を開けた下側のボディを作っておかなければなりません。
この部分はキットの場合リアアクスルを先の取り付けたいのでシャーシ側につけられていますが分割線を考えると先に付けておきたいですね。
リアアクスルの事は後で考える事にして先にこのボディ下部を付けておきました。
素材はここも強度の点から1.0mm真鍮板ですね。


反対側も同じ様に加工しますがこの大きなボディの横っ腹に大きな穴を開けるのはなかなか勇気が要りますね。
このキットの値段を考えるとちょっと考えてしまいます。


次は例のシャーシの厚みの修正です。
ボディのアンダーパネルをその強度の問題から真鍮板の1.0mmで作ったので下側に0.5mm出っ張らせております。
よってボディの下側を0.5mm延長してやらなければなりません。
方法は色々ですが何かガイドが無いと奇麗に延長する事が難しいのでここに0.8mm真鍮角線をハンダ付けしてゆき足らない部分はメタルを少し盛って削って仕上げます。
と言葉で書けば簡単ですが・・・結構時間はかかります。
まずポイントでハンダ付けをします。
真鍮に限らず金属は熱をくわえると膨張しますから一方からハンダで付けてゆきますと膨張させながら付けてゆく事になりますそれが冷えると収縮をするのですが真鍮とメタルでは膨張と収縮する量が違いますのでなるべく普通の気温のサイズに合わせてハンダで止めてゆく訳ですね。


それでも全体をハンダ付けすれば当然膨張は致しますが全体が冷えてくれば元の長さに落ち着くはずです。
一方からハンダをどんどん付けていった場合は、距離が短いうちは何も問題を起こさないですが長くなって来ると誤差が大きくなって来ますので冷えて来て大きさが元に戻りますから真鍮が縮んで元に戻ろうと引っ張る応力が残ってしまう場合も有るのです。
素材が同じ場合は良いのですが異種金属ですとこんな事も考えておかないといけないかもしれませんね。


磨いて仕上げますとアンダーパネルも一体になったブルーバードが出現致します。








ボディの加工の続きです

2012-07-16 09:04:44 | Bluebird 1933
昨日の山陰は暑かったですね~!
天気予報によりますと今日も暑く、夕方には雷雨が有る様ですね・・・。
本日は妻が車を運転してくれたので助手席で朝通勤時に遠くの山を観察すると『山が蒼く見えます』これはもう本当に夏が来たのかもしれませんね。
天気予報的には梅雨前線が太平洋高気圧に押されて北上すれば梅雨明け宣言となるのでしょうが・・・。
個人的には山陰はもう夏になったかの様です。

今日も制作に入りましょう。
この数日でブルーバードの方の大まかな構造は決まりましたがまだまだ綱渡り的な部分も有りますので少しずつ検討を加えていかなくてはなりませんね。
まずは構造を固めてゆきましょう。
昨日制作したボディ後部下側の1mmの板をボディに組み付けます。
厚いだけで特に変わった事はありません、ボディの形状に合わせて少し曲げてやるのに力は必要ですがその他は変わりません。


ポイントでハンダ付けをして微調整をするのも変わらないです。


そして本付けですがさすがに1.0mmの板ですメタルのボディのせいも有りますがコテの熱をガンガンとられてゆきますのでコテの動きはゆっくりと十分に熱を伝えてやってしっかりハンダを溶かします。
そうそう、画像をご覧頂ければわかりますがこの時点で既にシャーシの当たり板を取り付けてあります。
この板もまた1.0mmです・・・理由は後でアンダーパネルの固定が良くない場合はここにネジを切りたいからなんですね。
後でここを厚板に変更するのはなかなか困難なのです。


余分なハンダを削って完了ですね


シャーシを入れたボディの全景です。
明日の更新の為にコクピットのサイドを御注目ください、穴も何もないでしょ?
明日はここに大穴を開けます。


エンジンの方は第2弾の荒削りを完了しました。
昨夜東京の息子から突っ込みが入りました。
「なぜ荒削りをボールエンドミルでするの?」
まあ普通の親子の会話じゃないですね~(笑)
理由ですか?
『無いです』
特に何も考えていません。
有るとすればMDX-40のものづくりガイドに確か最初はボールで・・・と書いてあったくらいでしょうか・・・(笑)
まあ最後の工程まではスクエアーだったりボールだったりで仕上げてゆきますから大丈夫でしょう。
一つ前の画像よりも少し緻密になった様な気がしませんか?