Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日は暑いですね~

2012-07-15 13:54:57 | Heinkelキャビンクルーザー
本日は少し天気が回復した山陰地方ですが湿度はけっこう有る様に感じますし、それになんと言っても暑いです。
昨夜の天気予報では最高気温が隣町の米子市で34度、島根県の県庁所在地である松江市でも33度の予想でした、朝起きてから天気予報を見てみると米子は35度、松江は34度と1度程上昇しておりました。
午前中にバイクで出た時に道路の温度計は34度を示していましたので午後からはもっと上がるに違い有りません。
体の弱い方は熱中症に気をつけなければなりませんね・・・私も昨年は2度も熱中症にかかっていますから注意をしなくてはいけないですね。

さて制作の方ですがMDX-40は相変わらず私の傍らで切削を黙々と続けております。
今朝の時点でこんな感じに荒削り1の切削が完了しておりました。
まだ何が何やらよくわからない部分が多いですね~


さてボディの方は余分な穴を埋めてからシャーシの前側がボディを貫通する穴を開けております。
この部分が実車でどの様になっているのかは定かでは有りません、実車のフロントカウルがない画像も有るのですが、なにぶんまだカメラの性能が良くない頃の事ですので肝心な見たい部分が黒く潰れておりまして確認が出来ないのです。
でもボディを貫通して出ていてラジエターを支えているのは間違いないのでこんな感じで穴を開けてみました。
過去に作られたこの車のモデルでこの部分を表現してある物は皆無ですので作られた方に聞く訳にもいかないですしね~。


更にシャーシが突き出して来るとこんな感じです。シャーシの納め具合によってはもっと穴を大きくしなければならないのですが大きく調整する事は後でも出来ますからここ辺りにしておきます。


ブルーバードの場合はシャーシ下側がフルカバーされている様ですので何とかカバーを取り付けたいのですがなかなかスペースと構造の問題で難しいのです。
解決方法の一つとしてコクピット下の部分に実際には無い床板を作りアンダーパネルをビス止めする事に致しました、まずは床板を作りますが板にナットをハンダ付けするとまたスペースが無くなりますので板に直接ネジを切ろうと思います。よって板は厚めの1.0mmの真鍮板を使います。
これをシャーシに取り付けると昨日付けたメインシャーシの折り返しの部分が邪魔になりますので糸鋸で不要の部分だけカットしておいて1.0mmの板を嵌め込みハンダ付けします。一度作った部分をカットするのは少々気が引けますが・・・うまくいった時に限ってこんな事です、もっと前後の事を良く考えて加工しないといけませんね~。


板をハンダ付けするとこんな感じになります。

お約束通りにネジを切っていますネジは皿ビスに合わせて2M0.4を使います。
このサイズは普通にホームセンターで売っている2Mのビスのネジ形状ですのでタップとダイスを一つ購入しておくと助かりますね。


床板の下側はアンダーパネルになるのですがアンダーパネルは本来薄い物なのですがシャーシの補強やボディとの一体感を考えれば0.5mm以下の薄板ではペナペナして具合が良く有りません。
ここも1.0mmの真鍮板を使いますがこの厚みの1.0mmをどの様にバランスをとるのか考えなければいけなくなりました。
1.0mmを床下に出してしまうとボディの下側の裾を1.0mm延ばさないとアンダーパネルの側面が横から見た時にまともに見えてしまいます。
かと言って1.0mmの厚みをボディの中に隠してしまうとシャーシが予定より1.0mm上に持ち上がってしまいリアアクスルの部分の寸法が厳しくなってしまいます。仕方ないので0上下で.5mmずつ寸法を負担する事でバランスを取ることに致しました。
つまり上側0.5mmはボディの部分に重なる様にして下側0.5mmはボディを延長するという方法です。
上側にシャーシが持ち上がるとキットのボディのこの部分のバルクヘッドがシャーシに当たってしまいますのでこの部分は削ってしまい新たに考えなければなりません。ここは取り敢えず削ってしまいましょう。


下側の0.5mmはリアとフロントのネジ止め部にスペーサーをハンダ付けしてアンダーパネルが0.5mm下がる様に致します。


またリアアクスルの後側はキットの構造ではシャーシ側と一体になっていますが、ここはボディラインと一体に見せたいのでボディの方に取り付けたいですね。ただしアンダーパネルを支えたいのでここはキットのシャーシを切って使うという安直な方法ではなく真鍮板で作ります。
考えなければならないのはその強度でアンダーパネルをボディにビス止めするのでこの部分には結構な力がかかりますよって受けもそれを支えるボディ後部も1.0mm真鍮板でという事になりますね。



ブルーバードフレームの加工です

2012-07-14 10:22:09 | Bluebird 1933
九州では大雨の被害が続いている様です、20人程の方がお亡くなりになったとか・・・被害に遭われた方にはお悔やみ申し上げます。
私も次男が九州におりまして数日前から携帯で連絡をとるのですが家内がかけても私がかけても呼び出しはするものの出て来ない・・・少々心配になった今朝になってやっと電話をかけて来ました。
何でも試験前なので勉強をしていた・・・??らしい。
まあ取り敢えず元気なのを確認出来たので一安心でした。
長男の方は普通にレスポンスを示してくれるので良いのですが・・・長女と次男はレスポンスが悪いな~(笑)

当地も昨夜は雨が降っておりますが量はそう多くない様です。
しかしブラックトマトの実が一つカビてしまいました・・・だいぶ大きくなったのに残念です。
他の作物はかねがね順調に大きくなっている様です。
スイカもカラスに狙われる事もなく大丈夫です。
収穫間近のブルーベリーはカラスがつつき落とすのでテグスを貼りましたら全く悪さをしなくなりましたので、Cafeでは本日から自家製ブルーベリーのタルトをお出し出来る様です。

さてブルーバード1933年はMDX-40でエンジンを切削しておりますが、あれほど思い出せなかった操作方法も一応何とかなるレベルになりましたので機械とは別に自分の手を動かさなければなりません。

本日はフレームの厚みの部分を作ってゆきます。
この時代のフレームはメインの左右の板の断面がコ字型に補強してあります(上から見た場合にメインの左右2本のフレームがかなり厚く見えるのはこの為です)のでその上下の厚みの部分を作り込んでみます。もしも無垢の素材でフレームが作られていたらかなりの重量になりますのでそれだけでもエンジンのパワーを食われてしまいますからね~。
先日作ったフレームは0.5mmの真鍮板1枚ですので横方向の曲げには弱いのですがこの上下の厚みの部分を作る事で左右の曲げ力に対してはかなり強度が上がって来ます。
作ると言ってもそう難しい事じゃ有りません0.2mm厚の幅1.5mmの真鍮帯板をフレームに曲げながらハンダ付けしてゆきます。
当然ですがハンダゴテを使いますので手で持てば熱いのでピンセットで支えながらの作業になります、このピンセットですが随分前に組み立て用として使っていたもので今はハンダ専用のピンセットになっています。
ステンレス製なのですが熱が伝わるとステンレスが柔らかくなってしまいますしフラックスで錆も出ますから組み立て用のものを使わない様にして下さい。使い分けがピンセットの寿命を延ばします。


全体を一気にハンダ付けするのでは無くポイント、ポイントで点付けしてゆきます。
0.2mmの真鍮帯金は比較的柔らかいので曲がってはいけない方向にも簡単に曲がってしまいます、なのでポイントで撓りや曲がりを修正しながら取り付けてゆきます。


全体が曲がり無く付いたら今度は全体をハンダ付け致します。
余り長い時間コテを当てていますと先に取り付けた部分が外れてしまったり致します・・・この辺りは勘所が必要になりますが終わる頃になってやっと慣れて来ます(笑)


余分なハンダは削って仕上げます。
少し幅が狭い様にも感じますがこれじゃないとボディの中に収まらないですからね~。
ボディ全体を真鍮板で叩けばもう少し幅を広げる事が出来るかもしれませんが・・・それじゃキットの意味がないですから・・・(笑)


ボディも小改造します。
フレームはボディを突き抜けてノーズコーンやラジエターを支えておりますのでボディの全部荷穴を開けたいのですがここには模型的にノーズコーンを差し込む為の穴が空いております。
ボディに切れ込みを入れる前に穴をメタルで塞いでおかなければなりません。


貴重なキットの部品に手を入れるのはいつも緊張しますね(笑)

面研・・・時間かかり過ぎですね(笑)

2012-07-13 18:39:31 | Bluebird 1933
本日の山陰は朝は曇り一時雨と大変湿度の高い気候でしたね。
これだけ暑いと外の作業は汗をかいて大変なのです。
脱水症状も気になる所でして昨年の熱中症になった事を思い出します、今年は気をつけているのですが・・・。
夕方になっても蒸し暑いのは余り変化が有りません、しかし当アトリエのまわりは低いですが山に囲まれておりまして豊かな山林が広がっております。その林の中で夕方になると「ヒグラシ」という蝉が盛んに鳴いております。
私はこの蝉の鳴き声を聞くと小さい頃(多分幼稚園か小学校の低学年くらいだったでしょうか・・・?)に近くの国立公園大山の中に有る親戚の別荘に行って過ごした事を思い出します。
昼間どんなに暑くてもそして夕方になっても蒸し暑いのが変わらなくても少し涼しく感じるのです。
私はそんな思い出が有りますが、自分の子供にもそんな思い出を作ってやれたかどうか少し考える事も有りますね。

ハインケルは出て来ないけど・・・と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんね。
塗装工程に入りたいのですが多湿の為にこんな時に塗るとコンプレッサーやエアホースの中に水が溜まりうまくいかない事が多いので天候の回復を待っております。特に何かが起った訳ではありませんので御心配なく、天気が回復したら塗装工程に入る予定です。

昨夜は帰宅する時にまだ面研が終わっていませんでしたのでPCをつけっぱなしにして帰りまして、今朝面研が終わっているだろうと楽しみに来てみたら作業そのものは完了していましたが、面研量が不足していましてもう1.5mm程研磨した方が良いと判断致しました。レジンを固めた時に思いの外形状が歪んでいた様でしてこれは私のミスですね。
そこでもう1.5mm研磨するセットをしてみたら所要時間が2時間54分だそうでしてまだまだ午前中くらいはかかりますよ~って事ですね。
まあフライスと比べるとモーターが小さいのでそう負荷が掛けられないのでしょう、エンドミルも推奨は6mmとなっていますから時間がかかるのは仕方ないかもね~。


お昼前になってやっと面研が満足いく状態になりましたが実はまだ反対側も面研をしなければなりません。
また1.5mmで3時間ですね。


3時過ぎになってやっと面研終了です。
裏面は最初の面よりも精度が良かったらしく1.5mm面験すれば奇麗な面を出す事が出来ました。
次はいよいよ切削です。
最初は荒削りという事でR1.5のボールエンドのエンドミルを使用致します。
R1.5という事は直径が3mmで部品に影響ない部分だけを選り分けて削ってくれます。


実際に切削を始める前に大きさを決めなければなりません1/32を1/43にするのですから約75%程の大きさで切削する様にセットして工程を作ります。この辺りの事は文章で伝えるのがちょっと難しいので聞きたい人はご質問を・・・といってもそう詳しくないですしまだ全部思い出していないので全部お答えが出来るとは言えないですね(笑)


荒削りを始めました・・・こんな感じで削ってゆきますが荒削りではその部品の形状が推測出来る程奇麗に出て来ませんので荒削りが全部終わっても感動は無いですね(笑)

ウ~ンうまく動かない!

2012-07-12 19:34:52 | Bluebird 1933
制作をしていると毎日思う通りに進む事が出来るとは限りません、今日は本当にそんな一日でした。

本日は朝からWinPCとMDX-40を使って切削を始めようとしましたが、なぜだかDrピグザで作ったデータをモデルプレーヤー4で開く事が出来ません・・・?
何度も説明書を読むのですがどうしても開けず・・・Drピグザ単体ではデーターが開きますが・・・そしてモデルプレーヤー4だけでも開くのですが・・・。
何度も何度も説明書を読んでトライしておりましたらPCがフリーズ・・・最悪ですね(笑)
仕方ないのでお昼ご飯を食べて気分転換です。

午後からトライすると何でも無い様な事で開きました。
今度は面出しでトラブルです。
面出しの場合データをMDX-40に送る前にZ軸の高さを決めなければいけなかったはず(記憶に寄ると・・・ですが)どこにもZ軸を決めるウインドがない・・・。
これを解決するのにも時間がかかってしまい・・・
説明書を良く読むとMDX-40の操作パネルを出しておきなさいと書いてある・・・これがどこだか記憶がないんですね~。
更に説明を読んでPCのデスクトップに目をやるとアイコンが出ているじゃないですか~!
も~(何で見えないの??)


全ての処理を終わって面取りを始めたら今度は5mmのスクエアーエンドミルが切削用のレジンの塊にズボッとはまり込んでMDX-40がストップしてしまい一度電源を落としてみるも回復せず・・・。
ローランドに電話をしてリセットスイッチが有るのか聞くがそんな物はないと言われてしました(笑)
電話をかけながらなにげにスイッチを入れるときちんとは入るじゃないですか~
サービス万の方の説明によると温度センサーが入っているらしくオーバーロードした時に温度が上がると切れるらしく時間が経過したので温度が下がったのが原因かもとの事・・・これで一安心(笑)
エンドミルがはまり込んだのは操作ミスからZ軸の高さが間違っていた為ですね。画像はZ軸の高さを測定している所です。


やっと切削の第一歩の面出しが始まりました・・・。
もう時間は4時を回ってしまっていましたね・・・記憶力が無くなって来ているのか思い出すまでに時間がかかる様になってしまった様な・・・気がします。
下の画像は面出しの切削をしている所です。


私がアトリエを出る時にはまだ面出しの切削をしている所でしたのでMDX-40は残業ですね、PCも付けたまま帰らないといけませんね・・・徹夜かも(笑)

シャーシを作り始めます

2012-07-10 23:20:43 | Bluebird 1933
昨日はシャーシの図面を書いておりましたが、本日はそのシャーシの試作品を作ってみます。
本来ならエンジンが完成しないと全体寸法がわからないので製作を進める事が出来ませんがボディはパンドラモデルのキットが元になりますからその内幅を測ればシャーシの外幅が推測出来ます。
ただしシャーシの外側にボディのカバーが付いているのか、それともシャーシの部分はカバーがなくシャーシの側面がそのままボディになっているのかの判断が必要ですね。
私は透し図や古い画像からシャーシの部分にもボディと一体のカバーが付いていると判断致しましたのでボディの内幅よりもシャーシの外幅がさくなければなりません。
とりあえずメインフレームの切り出しを行います。
使うのは0.5mmの真鍮板で2枚重ねの物を作る為に2枚カット致しました。
寸法は余裕を持って取ります。


2枚重ねてハンダ付けをした真鍮板に図面通りにケガキ線を入れて糸鋸で切断致します。
書けば1行で済みますが、時間はかなりかかります。


左右をつなぐメンバーなどの穴はこの時点であけてしまいます。


旋盤でメンバーを作っておきましてハンダ付けをして組み立てます。


サイドに出ているメンバーの部分を削って仕上げます・・・これで完成では有りません(笑)


本日の夕方MDX-40はまだスキャンをしております。