Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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緊急修理(特別版)

2019-01-27 14:18:01 | その他
本日の山陰は、雪も一段落したみたいでして穏やかな天気でした。
それでも外は寒いですけどね。
中庭の雪も結構溶けましたね〜雪が溶けて芝生がまだらに見えています。

さて本日は緊急修理の特別版をお送り致します。

先日メイクアップから発売になってお客様にお送りしたポルシェターボのヘッドライトの部分に不良箇所が見つかりました。
お客様からすぐに返送して頂きまして修理をする事に致しました。
万が一修理不能ならメイクアップさんに交換をお願いしなければならないのでミニカーが戻って来るまでに在庫を確認しておきましたらまだ大丈夫というご返事だったので少し安心しました。
送られて来た写真(下)を見る限りヘッドライトのレンズが下がっている様に見えますし内側に塗ってあるシルバーが上の方まではみ出している様に見えますね。
シルバーはラッカー系の塗料なので接着剤でレンズを取り付けた後で何かがレンズに当たって下にずれたのかもしれませんね。
ラッカーの塗料は接着剤で溶けてしまったのかも・・・

ミニカーが到着したので取り敢えずライトのレンズを外しました。
そしてはみ出したシルバーはクレオスのシンナーを綿棒で拭き取りましたら綺麗になりました。
メイクアップのミニカーはほんの一部の例外を除いてボディカラーの上側にウレタンクリアーを塗ってありますからクレオスのシンナーを付けた位では塗膜が侵される事は有りませんのでこんな方法をとっています。
シルバーがクリアー層の下側なら修理は困難を極めますがこれは大変ラッキーな事でした。

ほんの少しシルバーをタッチアップしてレンズを取付ければ完成です。
良い目つきになりましたかね〜!(笑)

角度を変えて確認します!

中のビニール袋も新しい物に替えておきましょう、ご迷惑を掛けたので返送時の送料もお支払いしておきましょう。
これでまたお客様にかわいがって頂けますでしょう。
このミニカーは雪の影響が無くなると思われる明日発送になります。


今回たまたま当方がお売りした物に製品の不良が有ったのですが全部に問題が有る訳ではございません、私の経験上はむしろ宝くじが大当たりする位稀な事ではないかと思っております。
メイクアップさんでは入荷したら全て開封して一点ずつ厳しい検査をしていらっしゃいますのでどうか安心してお買い求め頂きます様にお願い致します。

599GTOクリアー塗装とシートの表現の考察

2019-01-26 20:48:41 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は雪が降りました。
朝、出勤時点では薄らと雪化粧と言った感じでしたね〜
それからも降っては溶けて、降っては溶けてを繰り返していました。
最終的には3〜4cmくらいでしょうかね〜
大変残念な事に除雪機はまだテスト出来ません・・・やっぱり準備が良過ぎると降らないというのは当たっているかもしれません。
と言う事は今年暖冬だったのは私のせいですか?(笑)
下の画像は一番良く降った後でしてこの時で5cm程有りますね。

こんな時の通勤は4WDのスバルサンバーに限りますね〜
スマート君はガレージでお休み状態です。
昨日帰宅する時に何となく前が良く見えない気がしまして・・・前の車が信号で停車したので少し車間距離を詰めて止まりましたら右のヘッドライトが点いていない事が発覚しました。
この車はまだヘッドライトの部分は分解した事が無いのでどうやって替えるのか、またどんなバルブが付いているのか全くわからないのでまずは分解からですね。
車載のマニュアルを見ますとスマートのこの年式ではフロントフードが外れる様になっていますので、そこを外せばヘッドライトのバルブが交換出来るみたいです。
・・・早速実践してみました。
思った通りバルブが外れました、外してみますといつもよく見るハイ/ローが一体になったH4タイプではなく少し小さいタイプでした
早速ネットで調べますとH7というタイプですね。
このタイプは4灯式のヘッドライトに使われている事が多い様ですね。
近くのホームセンターで探しますがH4は沢山有るのにH7は無し、仕方が無いので少し離れたホームセンターまで買い出しですここになかったら自動車の部品屋さんに注文かな〜などと考えていました。
少し離れたホームセンターでやっと発見しました、付いていたバルブはオスラムでしたが売っていたのはスタンレーでしたが明るさは同じタイプなので車検とかでも余り問題は無いでしょう。
これでやっと修理完了ですね。
整備不良で捕まらなくて良かったです(笑)



さて本日の仕事を進めましょう。
こちらはF12TDFのシートのクッションですが縫い目を消す為にパテを盛って整形してからサフを塗っています。
それでも・・・と思って中研ぎを入れておきました、この後2度目のサフを塗って仕上げに向かいます。

F12TDFのシートでもう一つポイントが有りました。
このクッションの肩の部分に何やらベルトが付いているのでした。
これもまたお客様が送って下さった写真についていますしBBRのミニカーにも同様なモールドが有りますからF12TDFのシートには全部付いているのかもしれませんね。
モールドだけでは寂しいので真鍮の帯金を使ってこのベルトを再現しておきましょう・・・
何のために付いているのかよくわからないですけど・・・ひょっとしたらシートベルトを通すのかもしれませんね。

次は599GTOです
ボディにはデカールを貼りましたのでクリアーを塗りましょう。
デカールの耐久性も高めますし研ぎだして美しく反射するボディはやはり良いですからね。

ドアの部分も38番のゼッケン部分は貼り直しましたがやっと水分が抜けた感じですのでここでクリアーを一緒に塗りました。
ボディと共に硬化したら中研ぎですね。

そして困っているのが599GTOのシート生地ですね。
実車はこんな感じの網目になった様な生地を使っています
写真では良く見えませんが・・・
エンジの様なベースカラーの生地の上に黒い網の様な模様が有ります
恐らく長時間運転しても蒸れない様にこんな生地を使っているのでしょう・・・
問題はどうやってこの生地を再現するのかという事ですね。

シートのベースカラーをグロスブラックで塗りました、そしてサイドサポートの部分に両面テープを貼っています・・・
意味がわかりますかね〜??

そしてエンジのカラーを調色しました

両面テープを貼ったシートに合わせて真鍮のメッシュを表面に沿う形状に整形して両面テープで接着しました。
この上からエアブラシで先ほど調色した塗料を塗って網目を再現しようかという方法ですね。

しかしながらこの方法は失敗でしたメッシュがシートの表面に密着しないので網目がでる部分と出ない部分が有りまして余り良い方法では有りませんでした。

仕方が無いので・・・他の作業をしながら考えましょう・・・
ヘッドレストの部分には跳ね馬のマークが刺繍してありますのでそのデカールを作ってみます。
F12TDFはホワイト、599GTOはレッドの跳ね馬です。
一緒に作ってやれば手間が省けます(笑)

一応全部ホワイトで印刷しておきまして半分だけマゼンタとイエローをのせて再印刷しました。

そして次はシートの裏側に貼るカーボンデカールをカットする為の型紙を作ります、素材はマスキングテープですね貼ってはカットを何度か繰り返して型紙を作りました。

表側も同じ様に型紙を作ってデカールをカットしてからシートに貼付けました。
中央のガンメタの部分はデカールでして細かな網目状に印刷されています。

そしてクリアーレッドをクリアーで薄めて少しだけクリアーブルーを入れてエンジ色にします
それを塗りますとこんな感じです
生地は化繊で出来ているのですが少し光る感じがメタリック調で丁度良い感じですね。
写真では網目が見えませんが実物では実車通りに黒い網目が見えております。


明日はシートを完成させたいですね〜。
それと緊急修理が入りました(笑)

シートの加工シートの加工 Ver.2

2019-01-25 20:40:17 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は青い空雲が薄くかかっていましたね〜
それでも気温が結構低くて寒い朝となりました。
夕方からは雪のマークが出ていまして今夜は雪が積るらしいですが・・・本当に降るのかな?
そんなお穏やかな午前中でした。
午後からは雲が出てきて寒くなってきました、夜には外で何か降っているみたいです。
雨かな雪かな?

本日はまず業務連絡です。
本日カテゴリーの変更を行いました
Ferrari599GTOとFerrari F12 TDFを一つのカテゴリー(Wさんの1/18Ferrari)に一本化しました
ちなみに私もWさんですが私の車ではありませんのでお間違えなく。
元々同じ方のご依頼で制作が並行で進められる為に内容が重複する部分が有る為です、後々同じカテゴリーにしておく方が見やすいであろうと判断しました。
ちなみに5年前くらいに作った1/18Ferrari SA アペルタもこの方の物です、先々は同一カテゴリーにした方が良いのかもしれませんが検討中です。

中庭にはスズメの為の餌場が作ってあるので毎日パン屑をのせておくのですが・・・どうやら猛禽類の鳶が目を付けたらしく中庭の上を数回回ってから中庭におりてきました。
スズメ達は鳶が来ますとサ〜ッと身を隠しますが・・・
芝生の上に何か居たらしく芝生の上で何かをついばんでいました・・・野ネズミでも居たのかもしれませんね。
当方の狭い庭の中でも自然の営みが有る様ですね。

私がカメラを向けますとサ〜ッと飛び去ってゆきました。
何もしないから写真位は取らせて欲しいな〜(笑)


そして・・・
普通なら仕事をご紹介する所ですが今日はもう一つの話題です。
昨日の事ですが・・・
いきなり・・・
本当にいきなりですが・・・2通もの現金書留が送られてきました。
何か新手の詐欺か?と思って受け取り前に配達の郵便局のお兄さんに封筒を見せて頂きました・・・
まあ結局新手の詐欺では無くお客様からだったのですが・・・
最近余り現金書留って見ない物で緊張しました・・・と言うか驚いたというのが正直な所ですね。
制作のご依頼を頂いているお客様からでして内容が変わったので年末に再見積もりをしてお送りしていたのですがその制作代金を送って頂いたのでした・・・これがGO!サインという事ですね(ちょっとビビりながらも・・・笑)
この後お礼の電話をお客様にして確認させて頂きました、どうやらお客様はブログをご覧になっていないみたいです。
インターネットをされていないっぽいので息子さんか会社の親しい方に内緒で見せてもらわれたら如何ですか?ってお伝えしておきました。僕はてっきり仕事が半分くらいまで進んでいるからお金を送って下さったと理解していました、僕の早合点だったみたいです。
完成したらブログの印刷をしないといけない事が決定しました。

通常、私はご依頼品が完成して納品されるまで一切代金の受け取りは行なわない事にしております。
また作った物がお客様の意に沿わない可能性も有りますからその為の措置なんですね。
作品をご覧になって喜んで頂いた事を確認してからお代を頂くと言うやり方はこれからも貫きたいと思っています。
今回の送金されたお金は一晩仏壇にお供えしてから家内に預けておきました。
僕が持っていますとろくな使い方をしないからです・・・(笑)
中がただの白い紙の束だったら・・・などと言う事は無いでしょう!
(下の写真はイメージです)


大きな期待をして頂いている訳ですから仕事をどんどん進めなければ・・・なりませんね。

シートはレジンで複製出来ましたがこれで終わりでは有りません。
なぜなら・・・
アトリエにいらっしゃった時のお話でバケットシートの縫い目までも250GTOをイメージして作ってもらったと言われていましたのでFerrari F12のシートの縫い目そのままでは大事なポイントを見逃す事になるからですね。
資料画像だけではなくお客様の会話の中にも制作のポイントとなる部分は沢山含まれているのです。
僕は元々営業なのでその辺りは意外と得意分野だったり致します(笑)
と言う事でF12TDFのシートの縫い目をパテで修正致します
これをやりたいが為にシートのクッションをレジンに置き換えたのですから・・・大変な回り道ですね。
しかも近道だけが大切では無いと言う事も理解させてもらっています。

次は599GTOのシートです
こちらは元のシートでは使い物にならなかったので3Dプリンターで作ったシートをレジンで複製した物です。
シートバックの部分の裏側ですがクッションの部分とシートフレームの間には溝が有りますがこれはシートフレームの部分にカーボンデカールを貼る場合大変大事な物です、ここを塗り分けの線にするとピタリと決まる筈だからです。
この溝を綺麗にしておきましょう。

599のシートは3Dプリンターで作った物ですがクッションの表皮の形状が硬そうなんですね〜
クッションですからもう少し丸めてやって柔らかく見える様にしてみました・・・
写真ではよく見えないですけどね左側は未加工右側は加工済だった・・・筈です(笑)
多分データをきちんと直しておけばこんな加工は要らなかったかもしれませんが・・・それでは余り私の出る幕が無くなってしまいますので下請けさんが配慮してくれたんでしょう(笑)

シートバックの部分のクッションも削りました。
座面だけ削って終わりと言う訳にはゆきません、シートは一体の物ですから・・・こちらも修正しないとね。

シートを仮組してみました
これはこれでなかなか良いじゃないかと・・・
問題無くコクピットの中に収まります。

このシートですがシート中央部分と両サイドで色が違います。
シートの中央は通気性の良さそうなメッシュの赤い布で両サイドはバックスキンの様な生地で作られています
シートフレームはカーボンだし・・・
どのような順番で塗装すれば良いのか考えなければなりません・・・
なかなか難しいですね。
しかも中央のメッシュの通気紙の良さそうな生地はどう表現しようかと・・・なかなか難しいですね。
BBRのミニカーがシートフレームとクッションの部分を別々に設計した気持ちが良くわかりますね〜。
BBRは量産品ですから誰が作っても同じ様に完成しなければなりません・・・そこはよく考えられている訳です。
取り敢えず中央の部分と両サイドの色が変わる部分の筋彫りを深くしておきました。
塗り分けるならここを深くしておくとメリハリをつける事が出来るからですね。

サフの塗装をする為に持ち手を付けています
この後一度サフを塗ってから中研ぎを入れます。

2度目のサフを塗って様子を見ます
もうキズは無いかな?有ったらパテ盛りか研磨で対応するしかないですね。

本、最後になりましたが・・・やっとドアのデカールを貼り直しました。
今回もゴミが噛む事も無く貼れました・・・大きめのデカールはゴミ噛みが心配なんですよね(笑)


明日は599GTOのクリアーとシートの塗装を進めます。
いま天気予報を見ましたら明日は100%雪らしいです、なかなか無いですよね100%って・・・(笑)

シートの加工

2019-01-24 20:53:00 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰はとても天気が良くなりました
午前中は曇りのち雨が少々降りましたが、午後からは晴れ間ものぞいて・・・寒いけどまずまずの天気でしたね。
天気が良いと畑の仕事も進めなければなりません。
タマネギとニンニクに肥料をやらなければなりません・・・例年ここから3ヶ月間20日頃に追肥が必要になります。
今日は2000本のニンニクとタマネギのほんの一部に追肥を行ないました。
途中で雨が降って来ましたのでこれがせいぜいですね〜。

さて昨日組立てた玄関前のツルバラのアーチをご覧頂きましょう
2本の柱が玄関の左右に有って強度アップの為に上部で左右を結んであります。
そして玄関ドアの左側に有った営業中のサイン灯(本当は玄関灯なんですが・・・)をこのアーチの左側に移設しておきました。
発注時にブラケットを溶接して頂いておりましたので取り付けは簡単です、しかも電気工事の資格は持っていますからほとんど何でも出来てしまいます。

まだツルバラの枝は整理されていません(こちらは家内の担当なので・・・笑)
玄関前に設置する物なので出入りされる方から見て重圧感を感じられない様なデザインを目指しております。
また建物と同系色にする事で目立たない様に・・・如何にも最初から有った様に見える・・・と言う感じにしたかったのです。
正面から見ますと・・・こんな感じになります。
お客様がバラの刺で怪我をされない様になるべく中央側は開けて設置しております、壁の色と同じなのでほとんど目立たないですね。

さて今日も仕事を進めましょう
まずは599GTOのCピラーのウイングですがレジンで複製した物がこちらです。
この3Dプリンターは凄いですね〜
原型を全く削っていないのにもかかわらずそのまま複製してもこんなに綺麗なんですね。
ちなみに出っ張ったウイングの取付け部分の上側には溝が有りますがここは元々穴が開いています
ただ原型を作る時点で穴を開けておいても良かったのですが強度が不足して原型が破損する恐れが有る事やレジンで複製した時にも方から取り出す場合に破損してしまう恐れが有りますので敢えて穴は貫通させていませんでした。

レジンで部品を作ってから溝の部分を超硬タガネで掘り起こしまして穴を開けて実車の形状に致します
こんな場合にもレジンは柔らかくて掘りやすいので助かりますね。
ナイフやペーパーなどを総動員して綺麗に仕上げましょう。

次は取り付けの調整です
取り付けの調整は原型の段階で行なっておりませんのでこのタイミングで行ないます。
と言ってもホットホイールのミニカーの部品に合わせて形状を決めていますから大きく違う事はまず有りません。
上側の接続部分の角度を少し直す感じでそのままピッタリと合ってしまいます。
下の写真ではシャッターを押す時に少しずれてしまいました。
その分後側が上がっていますね。

反対側もこの様に合わせております
この時点で合わせておかないと塗装後にこれを直しますと必ず泣きを見ます(笑)
さすがに1/18にもなりますとCピラーの部分の溝が貫通しているのがよくわかりますね。

次はリアのトランク部分のスポイラーですね
この部分はトランクの部品にスポイラーの部品を取付けて整形する構造を取ります
樹脂に縮みがでるといやだな〜
部品の分割線が大きく目立ってしまいます、何か対策が必要かもね・・・
端の方に少し気泡が入ってしまったのでデザインナイフで穴を削ってからパテを盛ります。

次はシートですBBR製のミニカーのシートはシートフレームとクッションが別部品になっていました。
フレームはプラスチックですがクッションはソフビの様な素材だったので縫い目のパテ埋めが出来ずレジンに置き換えた・・・と言うのが今までの流れでしたね。
そしたら今度は素材が硬いのでシートフレームに収まらないのです・・・
まあこれは想定内の出来事なのでノープロブレム!
下側はクッションを削ってフレームに収めました。

背もたれ側は形状が違うのかどこかが当たるのはよくわからないのです・・・出っ張った部分はほぼ削ってみたのですが下の写真の様に綺麗には収まらず・・・ソフビなら形状がきちんと合わなくても良いのかもしれませんが、レジンだとそんな訳にもゆかないですね。
これ以上削りますと穴がいてしまいますので・・・他の方法を試します。

コンロに水を入れた鍋をかけますそしてお湯を沸かします。
インスタントラーメンを作る訳じゃないですよ(笑)
チャーシューの代わりにレジンのシートを入れます・・・じゃないって!!

加熱したレジンのシートを箸でつまみ上げてシートフレームの所定の場所に押し付けて冷たい水で急冷します
と・・・

あれほど使えない形状だったクッションがシートフレームにピッタリ収まります。
これなら何も文句は有りませんね。
素材を替えてキャストする前から合わない事は大体わかっていましたので・・・最終手段はこの方法と決めていました(笑)

シートフレームに上下のクッションを合わせますとこんな感じになります。

ちなみに左側のシートは未加工品です・・・こんなに形状が違います。
さすがにソフビですね〜。
但しここにソフビという素材を使うのは余り感心しないですね。
と言うのもプラスチックのシートフレームを溶かしてしまう恐れが有るからですね。


明日もシートの仕上げ編をお送りする予定です・・・
それとドアのデカールも時間切れで明日になりました・・・ふ〜っ!

部品のキャスト

2019-01-23 20:48:24 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は天気が良いのですが寒い朝でしたね。
定休日の2日目ですので少しゆったりと・・・
いやいや、昨日は部屋の掃除をしていなかったので今日は朝から自室の掃除をします。

そしてゆっくりめに出勤・・・到着したのは10時すぎくらいだったかな。
昨日塗装をしたつるバラのためのアーチですが本日はそれを組み立てます。
Cafeの玄関の部分に取り付ける為のものなので高さが2.5mm幅が2.3mほどありますので組み立てると言ってもなかなか重たくてね〜大変なんですよ。
両橋の柱の部分と中央の柱をつなげる部分との3分割になっていますが私が考えるよりも太い鉄筋を使っていただいたので柱の1本でもやっと持ち上げられるくらいの重さなんですよね。
穴を掘って左右の柱を立てて左右をつなげる部分を屋根からロープで吊るしておいてボルトで組み立てます。
倒れると怖いので柱の部分もロープで引っ張っておきながらの作業です。
位置関係を微調整してから根元を埋めてゆきます
ついでに堆肥も混ぜ込んでやれば施肥も兼ねての作業になりますが・・・鉄筋が腐りやすくなるかな〜(笑)

ついでに建物に直接ついていた玄関灯もこの際このアーチの柱に移設しておきました。
配線は電線菅に入れて劣化を防ぐのは電気工事士の仕事としてはごく当たり前の作業ですね・・・一応資格を持っていますので(笑)

完成したのが夕方になってしまいました。
暗くなって写真を撮れなかったので明日にでも撮影してご覧いただきましょう。


さてそれでも仕事は進めましょう
シリコン型から原型になったソフビ製の原形を取り出しましょう。
この部品はシートのクッションの縫い目を変更しようとソフビにパテを盛ってしまったのですが・・・
まあ当然綺麗に仕上がらないですからね。
パテの成分が残っていますとシリコンが硬化不良を起こしますので・・・念のためにラッカーサフを塗っておきましたが、これがまた大変なことに・・・
表面がベタベタになってしまうのです。
こんなことでうまく原型として使えるのか?だったのですが、なんとか上手くシリコン型が完成いたしました。

原形を抜き取ったシリコン型はこんな感じですね
思ったよりも綺麗に取れていますね〜

他の3Dプリンターで作った599GTOのシートや599GTOのCピラーのウイングレットそしてトランクのスポイラーなどすべてのシリコン型の原形を取り出しました。
これでいつでもキャストができますね。

真空中型装置を使ってレジンをシリコン型に流しました
真空を使うことで気泡が入りにくくなるのはご存知の通りですね。
これを1度使いますと手流しは出来ませんね。

レジンが固まってきましたね〜
手には使い捨てのビニール手袋をしています
実は最初に素手で作業をしていましたが指紋の部分にレジンがついて固まってしまいまして手の指の接触した感じがわからなくなってしまったという苦い経験からですね。

シリコン型の中のレジンが白っぽくなってきましたら硬化完了です
ですが・・・急いで取り出しますとまだ柔らかかったりいたしますので
変形しないように時間をあけて取り出したほうがいいですね。

すべての部品を取り出してみました
やっと部品が揃った感じがしますね〜

この部品ですが3Dプリンターで作ったそのままをキャストしていますがこんなに綺麗ですね。
シートバックの部分にほんのわずかに筋がありますがラッカーサフでも消えそうな感じですね〜


さて明日は599GTOのドアに再びデカールを貼ってクリアーを塗りたいですね。