踊る小児科医のblog

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無煙社会に向けて 10 の提言(青森県タバコ問題懇談会)

2004年08月29日 | 禁煙・防煙
29日に報道されましたが(下記)、28日に青森県タバコ問題懇談会のシンポジウムが開催され、「無煙社会に向けて 10 の提言」が採択されました。資料などはホームページに順次掲載されますが、提言の全文はこちらにも引用しておきます。

無煙社会に向けて 10 の提言
1. 全ての学校、医療機関、官公庁を全面禁煙に
2. 青森県でも路上喫煙禁止条例の制定を
3. 飲食店の健康増進法遵守を「常識」に
4. 全ての小学校で防煙(喫煙予防)教育を
5. 未成年の継続的な喫煙率調査を
6. 喫煙率低減と「健康あおもり21」達成のための有効な計画と評価を
7. 屋外タバコ自販機撤去へ世論の喚起を
8. タバコ農家との対話と転作への政策転換を
9. タバコと無煙のスポーツ・文化活動を
10. 白神・奥入瀬を禁煙のシンボルに

無煙社会実現へ県タバコ懇シンポ(2004年8月29日 東奥日報)
 県タバコ問題懇談会(木村茂会長)のシンポジウム「青森県の喫煙問題を考える」が二十八日、青森市の県教育会館で開かれた。行政や医療保健の立場から五人が禁煙に向けた活動事例や現況を発表。「路上喫煙禁止条例の制定を」「全小学校で防煙教育を」などとする「無煙社会に向けての10の提言」を採択した。
 シンポは、同懇談会が二〇〇四年四月に前身の「県喫煙問題懇談会」から名称変更したことを受けて企画した。会員のほか行政、医師、保健師、助産師、市民など約四十人が参加した。
 県薬剤師会地域保健委員会の金田一成子委員長は「集客施設などで行う普及啓発活動では若い人が興味を示す。備品貸し出しを頼まれたり、成人式でたばこについて啓発を依頼されるなど、地域で関心が高まってきている」と述べた。
 自由討論では、小学校から中学校での禁煙教育の必要性を求める意見が出され、医療・教育・行政の各機関と連携して禁煙対策や情報発信を進めていくことを確認した。