踊る小児科医のblog

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十和田でも三沢でもお産ができない(県南の産科医再編問題Part.2)

2005年06月04日 | こども・小児科
前スレッドが古くなってきたので新しくします。産科医、十和田へ派遣困難/弘大とのことで、詳細はリンク先をご覧いただきたいと思いますが、結局のところ足りない駒を動かしながらその場しのぎにならざるを得ない。根本的な解決は程遠いのが現状なのでしょう。自治体病院の再編成とも関係してくる問題で、中期的なこと長期的な見通しももちろん大事ですが、当面の体制をどうするか。病院に産科常勤医がいなければ、単にお産が出来るできないだけでは済まされない。救急医療でも産科医は絶対必要だし、もちろん婦人科的な問題もある。青森労災病院でやっている思春期外来なども、本来は各地域で受け皿が必要。更に産科の問題は新生児医療や小児科にも関わってくるし、引き続き強い関心を持ってこの問題に目を向けていかなくてはいけません。十和田でも三沢でも野辺地でもお産ができないとなると、これは大変な問題というレベルを過ぎているように思います(七戸は残っているはずですが)。

関連スレッド:青森県南の公的病院産婦人科、再編へ(2005年1月13日)