8月16日付けで県からの回答が届いています。
要するに、自分たちはやることをやったので回答は「ウソ」ではない(県には責任はない)が、結果は全く違っていたということのようです。新聞記者の取材に対しても、対象の10校について調べて回答したが、県内全てのプールが安全だと答えたわけではない、などと返答していたようです。
しかし、最初のメールで私は「青森県内では全て(100%)の学校で対策済みかどうか、もし残っている場合には具体的にはどこの何という学校か」と質問したのに対し、「問題のあった学校すべてにおいて、蓋の固定や吸い込み防止金具を設置した、プールの使用そのものを停止した等、危険防止を図った」と回答しているわけであり、これを読めば誰でも「全て(100%)」安全と読みとれると思います。
私たちは実際に経緯などはどうでも良いことであり、結果が100%なのかそうでないのかが重要なわけで、それだけの警告を最初のメールにも書き込んだにも関わらず、このような結果になったことは返す返すも残念です。(全ての都道府県で全てのプールについて対策を取っていれば、決してこの事故は起こらなかった)
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平成18年8月16日
くば小児科クリニック久芳康朗殿
青森県教育庁スポーツ健康課長
今回いただいた学校プールの件で、メールさせていただきます。
(財)日本体育施設協会が、平成15年に行った、全国の公立の小学校、中学校、高等学校、特殊教育諸学校を対象とした「公立学校水泳プール実態調査」及び平成16年に、その中の一項目である「排(環)水口に吸い込み防止金具がついているか。蓋は、さびないネジ、ボルトなどで固定しているか。」の問に「防止金具がついていない、蓋を固定していない」と回答した学校について再調査したところ、本県の公立学校において、蓋を固定していない学校が7校、防止金具を設置していない学校が3校あることが平成17年4月に同協会から発表されました。
県教育委員会では、この10校について、設置者である市町村教育委員会に対し、安全対策の対応を指導するとともに、その対応結果の調査をしたところ、平成17年6月には、全ての学校において「蓋の固定を行った、防止金具を設置した」と回答を得たものであり、この結果を、久芳先生に回答させていただきました。
しかしながら、今回、平成18年7月に埼玉県で起きたプールの事故を受け、「排(環) 水口の蓋を固定しているか。吸い込み防止金具を設置しているか。」について、文部科学省から調査依頼があり、県内の公立学校プール及び教育委員会所管の公営プールの調査を行ったところ、61箇所のプールにおいて不備が発見されたものであります。
今回と前回の調査結果に食い違いがあることについては、その理由について、現在調査しておりますが、県教育委員会としては、安全確保の観点から、該当するプールについて、設置者に対し、使用の中止を含め、安全確保対策を講ずるようお願いしているところであります。
また、毎年市町村教育長会議や県立学校長会議において、学校水泳プールや海での水難事故の安全対策をお願いし、さらには夏季休業前の6月にも文書により安全確保の徹底をお願いしているところであります。
今後とも、引き続き水泳等における事故防止及び学校水泳プール等安全確保に万全を期して参りますので、久芳先生におかれましても何とぞご理解いただけますようお願いいたします。
→関連記事
2005年の青森県教委「プールは安全」回答はウソだった(2006年08月09日)
絶対に起きてはならないプールの事故が再び…(2006年08月02日)
青森県内の学校プールの排水口はすべて安全です(2005年07月26日)
要するに、自分たちはやることをやったので回答は「ウソ」ではない(県には責任はない)が、結果は全く違っていたということのようです。新聞記者の取材に対しても、対象の10校について調べて回答したが、県内全てのプールが安全だと答えたわけではない、などと返答していたようです。
しかし、最初のメールで私は「青森県内では全て(100%)の学校で対策済みかどうか、もし残っている場合には具体的にはどこの何という学校か」と質問したのに対し、「問題のあった学校すべてにおいて、蓋の固定や吸い込み防止金具を設置した、プールの使用そのものを停止した等、危険防止を図った」と回答しているわけであり、これを読めば誰でも「全て(100%)」安全と読みとれると思います。
私たちは実際に経緯などはどうでも良いことであり、結果が100%なのかそうでないのかが重要なわけで、それだけの警告を最初のメールにも書き込んだにも関わらず、このような結果になったことは返す返すも残念です。(全ての都道府県で全てのプールについて対策を取っていれば、決してこの事故は起こらなかった)
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平成18年8月16日
くば小児科クリニック久芳康朗殿
青森県教育庁スポーツ健康課長
今回いただいた学校プールの件で、メールさせていただきます。
(財)日本体育施設協会が、平成15年に行った、全国の公立の小学校、中学校、高等学校、特殊教育諸学校を対象とした「公立学校水泳プール実態調査」及び平成16年に、その中の一項目である「排(環)水口に吸い込み防止金具がついているか。蓋は、さびないネジ、ボルトなどで固定しているか。」の問に「防止金具がついていない、蓋を固定していない」と回答した学校について再調査したところ、本県の公立学校において、蓋を固定していない学校が7校、防止金具を設置していない学校が3校あることが平成17年4月に同協会から発表されました。
県教育委員会では、この10校について、設置者である市町村教育委員会に対し、安全対策の対応を指導するとともに、その対応結果の調査をしたところ、平成17年6月には、全ての学校において「蓋の固定を行った、防止金具を設置した」と回答を得たものであり、この結果を、久芳先生に回答させていただきました。
しかしながら、今回、平成18年7月に埼玉県で起きたプールの事故を受け、「排(環) 水口の蓋を固定しているか。吸い込み防止金具を設置しているか。」について、文部科学省から調査依頼があり、県内の公立学校プール及び教育委員会所管の公営プールの調査を行ったところ、61箇所のプールにおいて不備が発見されたものであります。
今回と前回の調査結果に食い違いがあることについては、その理由について、現在調査しておりますが、県教育委員会としては、安全確保の観点から、該当するプールについて、設置者に対し、使用の中止を含め、安全確保対策を講ずるようお願いしているところであります。
また、毎年市町村教育長会議や県立学校長会議において、学校水泳プールや海での水難事故の安全対策をお願いし、さらには夏季休業前の6月にも文書により安全確保の徹底をお願いしているところであります。
今後とも、引き続き水泳等における事故防止及び学校水泳プール等安全確保に万全を期して参りますので、久芳先生におかれましても何とぞご理解いただけますようお願いいたします。
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