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踊る小児科医のblog

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ポスト311あおもりフォーラム(Facebook)のお誘い 311後の新しい青森は? 原子力施設は? 拡散希望

2011年08月21日 | 東日本大震災・原発事故
「ポスト311あおもりフォーラム」(Facebookグループ)へのお誘い
http://www.facebook.com/groups/311aomori/

試行的な取り組みですが、Facebookに新たなグループをつくってみました。趣旨は下記の紹介文をご覧下さい。ご参加をお待ちしております。私は友達が少ないので皆さんから県内のお友達に更に転送して紹介してもらえると嬉しいです。(チェーンメールではありませんが、青森県内でFBを利用している多くの方にお知らせが届けばと希望します。この文章をそのまま転送してもらって構いません。)

学生さん、主婦、農家、漁師、会社員、公務員など様々な立場の方にご参加いただければと希望します(できれば原子力産業に関わる方にも参加してもらえると嬉しいです)。特定の政治運動を目的としたグループではありませんので、個人での参加に社会的な問題は生じません。

久芳康朗(八戸市) Kuba Yasuro

(以下はグループの紹介です)
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 3.11後の青森について、特に県内の原子力施設の今後や、エネルギー・環境問題、子どもを放射能汚染から守ること、新しい青森県のあり方、青森県民の生き方などについて、自治体や議会、メディアなどに任せきりにせず、一人一人の県民の立場から、自由に情報や意見を交換していきませんか。
 従来の団体や職業的立場などにとらわれずに、脱原発を求める方だけでなく、これまで安全を条件に容認されていた方、今回初めて関心を持たれた方など、どなたでもご参加いただけます。
 Facebookのプロフィールで実名、居住地等を管理人が判断できる程度に公開されている方ならすぐに承認いたします。青森県民に限定せず、青森県出身者やゆかりのある方など、どなたでも歓迎いたしますので、ご参加をお待ちしております。
 現在、公開グループに設定していますので、参加者と投稿内容は公開されます。非公開を望む方が多い場合は検討しますのでご意見をいただければ幸いです。
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<ここからは個人的なつぶやきです。>
 私自身は脱原発・核燃サイクルの早期中止を望んでいます。また、このグループも、私の所属する医療団体(青森県保険医協会環境部)の中で、従来の団体に属さないで事故後に脱原発を願う県民の受け皿となることを検討していく中から提起されたものですが、このグループでは少し目的が変わっています。
 現実問題として、エネルギー問題や産業・雇用問題、県庁や県議会などを含めた社会全体の大きな枠組みの中で考えないと、これまでの反対運動の繰り返しで何も進まない可能性が高い。また、これまで推進派や中間的立場だった方も、福島の事故後に今後のあり方について様々なお考えがあろうかと思います。
 一般の市民と県内の各界で活躍されている方とが、同じプラットフォームで、フラットな関係で語り合える場ができて、もし可能ならその中で一つの流れが自然に生まれて、現実の動きに繋がっていければいいなと願って、「脱原発に限定しない」自由なフォーラムをつくってみようと考えました。(上記団体としてではなく私個人での呼びかけです)
 どのように活用していただくかは参加される皆さん次第です。
 「食料自給率100%(達成済み)と原発抜きのエネルギー自給率100%」が達成できれば、豊かな自然と安全な食資源に恵まれた青森県は、県民が最も幸せに暮らせる県になれるはずです。
 よろしくお願いします。この部分まで転送していただいて構いません。

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県民一人一人が参加できるネットワークづくりを

2011年08月21日 | 東日本大震災・原発事故
 ここにいくら政府の批判を書き連ねてみても、診察室に座っているだけでは現実は何も変わりません。

 すでに世論調査では約7割の国民が脱原発を望んでいます。また、程度の差はあれ原子力政策の転換が進むことは必然であり、青森県は大きな痛みを伴う変革に迫られるはずですが、県や知事、県議会任せにしていては良い方向には進むことは期待できません。

 タイムズ誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた南相馬市の桜井市長は、「札束で顔をたたくやり方は人間性を喪失させる」「原発事故は人間の価値観、生き方を問い直す機会だ」と述べ、交付金・補助金頼みの地域振興との決別を呼び掛けています。

 県内でも事故後に新たにこの問題に関心を持った方が多数いるはずで、県民一人一人の声を繋いでいき、現実の動きに変えていくことがいま求められています。一般の県民にとって従来の反核団体には抵抗感があり、潜在的な声の受け皿として、制約のない自由でフラットなネットワークをつくって広く呼びかけていくことが必要です。環境部が中心となって準備を進めているところです。

 また、県内では直接・間接的に原子力関連産業と繋がりのある人だけでなく、旧来の企業や組織の枠組みの中で、誰もが個人で発言して行動していくことは簡単ではありません。その中で、インターネットのフェイスブックという新しいソーシャルメディアを使って、脱原発に限定せずに実名で参加してコミュニケーションできる「ポスト311あおもりフォーラム」というグループをつくってみました。試行的な取り組みであり、どのように活用されるかは参加者次第です。一度アクセスしてみて下さい。
http://www.facebook.com/groups/311aomori/

青森県はどうやって生き残るのか

2011年08月21日 | 東日本大震災・原発事故
 今後、核燃マネーに大きく依存している青森県の財政、経済、雇用をどうするのか、脱核燃マネー依存のプロセスを県民全体で早急に考え、取り組む必要があるはずです。

 本来であれば無責任に原発・核燃に全てを賭してしまった推進側が考えるべき問題なのですが、県内の原子力施設を全て止めるためには、セットにして提示しないと何も動かないというのが現実です。

 経済・財政の知識は全くありませんが、思いつくままに列記してみました。たたき台として議論の材料にしてみて下さい。

1)10年程度限定で国が激変緩和措置をとる(毎年10%削減)
2)新エネルギー(LNG火力や再生可能エネルギーなど)建設・稼働による雇用
3)一次産業・観光の振興(下北を自然+エネルギーの観光拠点に)
4)新たな産業の誘致や起業、高齢化社会対応産業(介護福祉関連など)
5)原子力施設・使用済み燃料・高レベル廃棄物の安全な管理と核燃料税の確保
6)原発・原子力施設の廃炉解体作業
7)震災復興に伴う土木・建築工事
8)福島や周辺地域の放射能除染作業
9)福島第一原発事故収束作業、放射性廃棄物処理作業

ボツ)高レベル廃棄物の最終処分場に立候補する:下北は断層だらけで適していない。長期の雇用は望めない。原子力半島下北から脱却できない(観光イメージダウン)。原子力依存(経済と県民の心)から脱却できない。

白米の基準値(放射性セシウム)は子どもで5Bq/kgに引き下げを 500未満の米を混ぜればコメ危機に!

2011年08月21日 | 東日本大震災・原発事故
 今後は食品からの内部被曝対策が中心になり、長期にわたる対策が必要になってくるものと思われます。特に主食の米と、三陸の海産物について注意が必要と考えられます。

 政府は全ての食品について、暫定基準値500Bq/kgを超えていなければ「安全」と称して市場に出回らせていますが、それでは1Bq/kgなのか499Bq/kgなのか区別がつかず、かえって「風評被害」を拡大させる結果になっています。特に子どもには厳格な基準値が必要です。

 主食の米に500Bq/kgを適用してはいけません。核実験時のセシウム濃度を見ても、ピークの1963年で平均4Bq/kgであり、最大で10Bq/kgは超えていません。大潟村あきたこまち生産者協会は基準値を5Bq/kgにすると発表しています。ウクライナはパン20Bq/kg、ドイツは全ての食品で大人8Bq/kg、子ども4Bq/kgが基準です。

 総合すると、子どもの給食に使う白米は5Bq/kg未満のものに限定すべきです。500Bq/kgを超えなければ混ぜてわからなくなってしまう現在の体制を早急に変えないと、コメ不安が一気に拡大することは間違いありません。