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新型コロナ感染症(COVID-19):年代別致死率をグラフ化:10-30代0.2% 80代14.8% 男性は1.6倍

2020年02月21日 | 新型コロナ
グラフにして可視化したら一目瞭然です。

中国における72,314例のうち、確定44,672例
一つ前に「子どもの重症例は稀で死亡はゼロに近い」と書きましたが、残念ながら10代で1例の死亡があったものの、全体の傾向はSARSと同様です。
致死率は10代〜30代で0.2%、40代でも0.4%で、死亡例の水色はほとんど読み取れません。
50代で1.3%に上昇し、平均の2.3%を超えるのは60代(3.6%)からです。
なお、男性2.8%、女性1.7%で、男の方が1.6倍も死にやすい。喫煙率の高さが影響しているものと思われます。

致死率の分母は確定例数ですが、軽症や無症状者も相当数いるはずなので、実際にはもっと低いものと推測されます。(軽症や無症状者は数えられないので、確定した数字で出てくることはありませんが)

なお、現在(2/21)までに、日本国内(クルーズ船を含む)の感染者数は728人、死亡は80代の3人で、死亡率は0.4%となっています。(クルーズ船の感染者には無症状者も多数含まれているようですが詳細不明)

出典は、
China CDC Weekly COVID-19.pdf
https://www.docdroid.net/XyuMmdb/china-cdc-weekly-covid-19.pdf

表は一番下にスクリーンショットを掲載しますが、要点だけを書き出してみました。



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