踊る小児科医のblog

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「なみおか映画祭」閉幕の真相はどこに

2005年09月10日 | ART / CULTURE
「なみおか映画祭」本年度で閉幕という話題が注目を集めています。この一件にはいくつかのファクターが重なり合っているのではないかと想像されますが、成人指定映画と教育委員会の後援という表面的な問題(これも本質的な議論すべき問題でありどちらかを一方的に非難する気はありませんがここでは触れないでおきます)に加えて、浪岡・青森合併に伴う市側・主催者側双方の不信感のようなものが感じられます。最後の開催地が弘前市になったのも、それを象徴しているのでしょう。浪岡の歴史とともに「なみおか映画祭」も幕を閉じる。新・青森市にとっては痛くも痒くもないのかもしれませんが。。

成人向け特集で映画祭ピンチ(2005年9月7日)
「なみおか映画祭」本年度で閉幕(2005年9月9日)

中世の里 なみおか映画祭 昨年のまま更新されていない

どうなる?「なみおか映画祭」。(津軽.comスタッフ・ブログ)

神代辰巳フィルモグラフィー
神代辰巳?(クマシロタツミ) - goo映画
監督
* 棒の哀しみ(1994)
* 噛む女(1988)
* ベッドタイムアイズ(1987)
* 離婚しない女(1986)
* 恋文(1985)
* 美加マドカ 指を濡らす女(1984)
* もどり川(1983)
* 赤い帽子の女(1982)
* 鳴呼!おんなたち 猥歌(1981)
* ミスター・ミセス・ミス・ロンリー(1980)
* 少女娼婦 けものみち(1980)
* 快楽学園 禁じられた遊び(1980)
* 赫い髪の女(1979)
* 地獄(1979)
* 遠い明日(1979)
* 悶絶!! どんでん返し(1977)
* 壇の浦夜枕合戦記(1977)
* 黒薔薇昇天(1975)
* アフリカの光(1975)
* 濡れた欲情 ひらけ!チューリップ(1975)
* 櫛の火(1975)
* 青春の蹉跌(1974)
* 宵待草(1974)
* 赤線玉の井 ぬけられます(1974)
* 鍵(1974)
* 四畳半襖の裏張り しのび肌(1974)
* 濡れた欲情 特出し21人(1974)
* 四畳半襖の裏張り(1973)
* 恋人たちは濡れた(1973)
* 女地獄 森は濡れた(1973)
* やくざ観音・情女仁義(1973)
* 濡れた唇(1972)
* 一条さゆり 濡れた欲情(1972)
* かぶりつき人生(1968)

日本たばこ(JT)と癒着してキャンペーンを行う八戸市を告発する (3) 県知事の回答と全国からの支援

2005年09月09日 | 禁煙・防煙
7月末に
 日本たばこ(JT)と癒着してキャンペーンを行う八戸市を告発する /?2005年07月24日
 日本たばこ(JT)と癒着してキャンペーンを行う八戸市を告発する (2) →勝利宣言へ /?2005年07月27日
の2回にわたって掲載したものの(とりあえずの)最終報告です。県知事からの回答は役所同士の関係からか曖昧な表現になってはいますが、実質的には八戸市に釘を刺したものであり、来年度以降の事業続行は不可能と考えられます。また、全国の禁煙活動関係者や市民の皆様からも中止要請の支援をいただきました。ありがとうございました。しかし、八戸市からの回答はいずれも全く同じ「内容のないもの」(山岡医師」であり、八戸市民として申し訳なく恥ずかしい思いでいっぱいです。
ここに掲載して「二度とこのような過ちを繰り返しませぬよう」、八戸市長および八戸市環境部、日本たばこ(JT)、そして一般市民の皆様への警鐘とさせていただきます。
繰り返しますが、「JTの企業活動」というのは「その商品の購入者を死に至らしめること」と等価であり、一般企業と自治体との協力活動と並列で語ることなど決してできるものではありません。
日本中に数多ある企業の中で「JT一社だけは別」なのです。

長くなりますがコメント形式にすると煩雑になるので、まとめて掲載します。(順序は前後しますが)

1) 青森県知事からの回答(9/6)
2) 薗(石川)はじめ医師から八戸市長への中止要請(7/27)
3) 青森市Aさんから八戸市長への中止要請(7/28)
4) 青森市Aさんへの八戸市長の回答(8/12)
5) 洲本市山岡雅顕医師への八戸市長の回答(8/11)

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1) 青森県知事からの回答(9/6)

 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 先般の「県政・わたしの提案」としてお寄せいただきましたご提案につきましては、現在の状況、取り組みなど下記のとおりとなっていますので、お知らせいたします。
 今後とも、県政の推進にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 平成17年9月6日 青森県知事

 「ひろえば街が好きになる運動」については、環境美化とマナーの向上を主旨として全国的に展開しているものと聞いています。
 自治体がこの運動をJTと共催することが「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」に抵触するかどうかは明確ではありません。
 しかし、この運動の現場に子どもたちも参加している状況の中で、たばこのライターや携帯灰皿等を記念品として進呈することは、喫煙対策を進めていく上で、好ましいとは言い難いところがあります。
 提案を受けて、八戸市に対し状況の確認を行ったところ、本件については、市の環境政策課が既に受けていたものであり、その後、市庁内関係課でJTとの共催について再検討を行ったところ、今回については続行もやむを得なくなったとの情報を得ています。
 県としては、今後この種の共催については、関係課で十分検討し、判断するよう指導して参ります。
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2) 薗(石川)はじめ医師から八戸市長への中止要請

以前青森県在住し、藤代健生病院、あおもり協立病院、八戸生協診療所などで、禁煙外来に取り組んでいた
医師 薗(石川)はじめと申します。
現在は大阪府豊中市で、薗はじめクリニックを開業しております。

このたび、八戸市がタバコ会社のJTと組んで、「ひろえば街が好きになる運動」を企画したと聞き、これはたいへん大きな間違いであると、早速メールをさせていただく次第です。

速やかに、この企画の中止を宣言していただくことをお願いします。

タバコは毎年11万人以上の日本人を死に追いやっています。また、受動喫煙だけでも、毎年2~3万人の日本人が死亡しています。
http://www1.sumoto.gr.jp/shinryou/kituen/data.htm

このような重大な被害はタバコが蔓延してしまっている世界中で起こっています。そのため、WHO(世界保健機関)は、タバコの消費と、タバコの煙への暴露が、健康、経済及び環境に及ぼす全世界にわたる破壊的影響についての国際社会の懸念を反映し、タバコ需要を減らす有効で包括的な仕組みとして(穂積忠夫訳、タバコ規制枠組み条約(FCTC)前文)、タバコ規制枠組み条約(FCTC)を策定しました。
そして、この条約は、今年2月27日にすでに、発効しております。
日本も昨年6月にすでに、この条約を批准しています。

さて、そのFCTCの12条のe)には、
「たばこ規制のための広い分野にわたるプログラムと戦略を開発し、実施するにあたり、たばこ産業と関係のない公的、私的な機関および非政府組織の認識の啓発と参加を推進すること。」(穂積忠夫訳)
とあります。

今回、八戸市が企画したこの運動は、本来環境破壊の重大な原因であるタバコを製造して売っているタバコ会社と共催し、この12条に違反しています。
しかも、タバコ会社を社会貢献を売り込むためのイメージ戦略に加担することのみならず、タバコ会社のグッズを配らせることでタバコ会社の積極的な宣伝にも、手を貸すことになり、これは明らかに国際法であるFCTC違反です。

私自身も、よくモク拾いをしておりますが、町のゴミの中のほとんどは、タバコの吸殻です。
また、歩きタバコは、屋外の受動喫煙被害の最たるもので、私の外来にも、歩きタバコの煙を吸い込んで発作を起こした患者さんが重症の呼吸困難を起こし、入院になられた事例もございます。
タバコ業者はポイ捨て禁止といいますが、町の環境つくりを考えたとき、ポイ捨てではなく、歩きタバコそのものを禁止する千代田区のような過料制度の実施が強く望まれます。

その意味からも、吸殻を拾えばよいという問題ではなく、タバコそのものをなくしていかなければならず、タバコ会社と協力してできる運動ではありえません。

国際法違反であり、タバコ会社の嘘に加担するこの催しを中止し、間違いを訂正することで、タバコ問題を広く八戸の皆さんにも、啓発し、八戸の皆さんが安心して暮らせる街づくりに貢献していただきますよう、切にお願い申し上げます。

【追伸】.

重要なことを申し上げるのを忘れましたが、このイベントでJTが配る携帯灰皿がまた大問題です。
携帯灰皿を配るのは、ポイ捨てだけを問題視し、喫煙中の受動喫煙の被害を無視した対策です。携帯灰皿を持ちポイ捨てしないのがマナーであるという誤った認識を広げるツールです。

これもタバコ問題をはきちがえ、喫煙者に喫煙の免罪符を与える問題グッズです。

結局タバコ会社の宣伝に加担し、売り上げに貢献することにより、八戸市民の命と健康を奪うこの企画の中止を改めてお願いします。
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3) 青森市Aさんから八戸市長への中止要請(7/28)

こんにちは。
突然のメール、大変失礼致します。
青森市在住のAと申します。
八戸市で生まれ育ち、現在は青森市で八戸市の発展を願う一市民です。
駄文ですが、読んでいただければ幸いです。

「ひろえば街を好きになる運動」なのですが、これは八戸市・八戸観光協会・JTが共催して八戸三社大祭期間に中心街の清掃に参加すると、記念品としてJTの飲料とオリジナルグッズがもらえるという企画のようですね。
たばこの販売促進の一環としてクリーンアップ事業をするJTと、今年2月に発効したタバコ規制枠組条約に基づいた政策をなすべき市が「共催」する。
これはとてもおかしいと思います。

『今年2月に発効したタバコ規制枠組条約は、タバコによる死者が世界中で毎年五百万人にも達し、さらに増え続けている現状から、タバコ会社の広告・販売活動を厳しく規制するためのものであり、その中には協賛・助成活動やキャンペーンなどの間接的広告・販売促進活動も含まれる』
とのことから、市をあげてこのJTとの共催に臨むというのは、とてもムリがあると思いました。

このことに関して触れられたブログも探して読みましたが、「両者が別々に活動するならともかく、市民の健康を守るためにタバコ会社を規制すべき自治体が、規制される側と一緒になって間接的販促活動を行うことは公共の福祉に反する癒着であり、到底認められない」というブログ主さんのご意見に、私も賛同します。

今回の共催の件については「タバコの販売促進事業の片棒を、市をあげて担いだ」と取られかねない行為ですし、仮にあとからネット等メディアで取り上げられたりしても、市民の理解を得る回答はできるとお考えですか?
JTと「一緒になって」掃除する意味はなんですか?
ごみ(吸い殻)ひろい運動をするのだからといって、ごみを作り出している会社そのものの運動に、自治体自らが加担するべきではないと思います。
吸い殻を出さない環境作りはどこへ行ってしまったのでしょうか。

私も事業停止を望む一人です。
どうかさらなる熟考を願います。


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4) 青森市Aさんへの八戸市長の回答(8/12)

Date: Fri, 12 Aug 2005 13:43:33 +0900

  A 様
                八戸市長  中 村 寿 文

       「市長への手紙」について(回答)

 平成17年7月28日に受理しました「市長への手紙(JTと自治体の協賛活動の中止要請)」について、次のとおりお答えいたします。
 この度、八戸三社大祭期間中、お祭り会場で実施した「ひろえば街が好きになる運動」は、街の環境美化やマナーの大切さに気づいていただくことを目的にJTが行っている参加型の清掃活動で、全国各地のお祭りやイベントで行われております。
 この運動へ参加する方々及び活動を目にした方々が、「ごみのないきれいなまち」の大切さに関心を持ち、ごみのポイ捨てが減り、清掃活動を行う市民が増え、まちがきれいになっていくことを期待し、市として活動場所の提供、拾い集めたごみの処理、運動の周知等の協力を行ったものであります。
 なお、市といたしましては、当該運動が、市民への喫煙の奨励、あるいはJTの販売促進を意図しているものではなく、まちをきれいにする清掃奉仕活動と認識した上で支援したものであります。
 申し上げるまでもなく、喫煙は多くの疾病の要因となっており、受動喫煙など非喫煙者の健康にも影響を与えていることは深刻な問題であると認識しております。
 市といたしましても、喫煙の危険性及び禁煙の重要性等について、積極的に普及啓発を行い、市民の健康づくりを推進して参ります。

              問い合せ先 環境部環境政策課
                    ?43-2111 内線675
                    健康福祉部健康増進課
                    ?43-2111 内線288
                    企画部広報統計課
                    ?43-2111 内線596
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5) 洲本市山岡雅顕医師への八戸市長の回答

久芳 康朗 先生

山岡雅顕@淡路島です。
八戸市から回答が来ましたが内容のないものでした。
お力になれませんでしたが、でもぜひ頑張ってください。
来年以降、なんらかの圧力にはなるような気がします。
来年もやるようならまた苦情送りましょう。

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Date: Thu, 11 Aug 2005 14:32:21 +0900
Subject: 市長への手紙について(回答)

                       八広第  165号
                       平成17年8月11日

  山 岡 雅 顕  様
                八戸市長  中 村 寿 文

       「市長への手紙」について(回答)

 平成17年7月28日に受理しました「市長への手紙(JTと自治体の協賛活動の中止要請)」について、次のとおりお答えいたします。
 この度、八戸三社大祭期間中、お祭り会場で実施した「ひろえば街が好きになる運動」は、街の環境美化やマナーの大切さに気づいていただくことを目的にJTが行っている参加型の清掃活動で、全国各地のお祭りやイベントで行われております。
 この運動へ参加する方々及び活動を目にした方々が、「ごみのないきれいなまち」の大切さに関心を持ち、ごみのポイ捨てが減り、清掃活動を行う市民が増え、まちがきれいになっていくことを期待し、市として活動場所の提供、拾い集めたごみの処理、運動の周知等の協力を行ったものであります。
 なお、当該運動が、市民への喫煙の奨励、あるいはJTの販売促進を意図しているものではないと認識した上で支援しているもので、さらに、こうした市民、事業者による自発的な清掃奉仕活動への支援は、市の環境美化施策の一環であり、特定企業への加担ということではございません。
 申し上げるまでもなく、喫煙は多くの疾病の要因となっており、受動喫煙など非喫煙者の健康にも影響を与えていることは深刻な問題であると認識しております。
 市といたしましても、喫煙の危険性及び禁煙の重要性等について、積極的に普及啓発を行い、市民の健康づくりを推進して参ります。

              問い合せ先 環境部環境政策課
                    ?43-2111 内線675
                    健康福祉部健康増進課
                    ?43-2111 内線288
                    企画部広報統計課
                    ?43-2111 内線596
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乳幼児医療費無料制度についての政党アンケート結果

2005年09月08日 | こども・小児科
<HPより引用>乳幼児医療費無料制度を国に求める全国ネットワーク(略称:乳幼児医療全国ネット)は、総選挙にあたり各政党にアンケートを実施しました。 投票の際ご参考にしてください。
http://babynet.doc-net.or.jp/

1)就学前児童を対象とした医療費無料制度を国の制度として創設すること。
 a.ぜひ実現させたい b.反対である c.その他(  )
2)乳幼児医療費助成の窓口無料を実施している市町村国保に対する国庫負担金の減額をやめること。
 a.ぜひ実現させたい b.反対である c.その他(  )

自民党
1)c.その他
 厳しい経済状況を背景として、健康保険財政は大変厳しい中、少子化対策の観点からも、14年10月より乳幼児の一部負担を3割から2割にしたところです。今後も少子化対策につとめて参ります。
2)c.その他
 国庫負担の調整については、法定割合どおり一部負担を徴収している市町村と地方単独事業を行っている自治体との国庫負担金の公平な配分という観点から検討することが必要であると考えています。

公明党
1)c.その他
 前回の医療制度改革では小児の窓口負担を3割から2割に引き下げた。今回は国・地方と連携して取り組み、医療費の無料化を実現したい。
2)c.その他
 これまでプライオリティーの低かった少子化対策の位置づけを見直すことや、社会保障制度の地方分権の流れを踏まえ、子育て支援に積極的に取り組む自治体の後押しができるよう、柔軟に検討していきたい。

民主党
1)c.その他
義務教育終了時まで、自己負担を一律1割とする。
2)c.その他
義務教育終了時までの自己負担一律1割化を実現の上、市町村国保の財政状況を勘案し、検討していく。

共産党
1)a.ぜひ実現させたい
2)a.ぜひ実現させたい(=ぜひやめさせたい。)

社民党
1)a.ぜひ実現させたい(マニフェストでも主張しています)
2)a.ぜひ実現させたい(=ぜひやめさせたい。)

懐かしの「光化学スモッグ」、ふたたび

2005年09月07日 | こども・小児科
そらまめ君
1970年代、公害を友として(?)子供時代を過ごした40代の不惑世代には、「光化学スモッグ」ときくとなにやら郷愁をそそられような懐かしさを感じますが、そんなことはもちろん言ってられません。

小学2年から5年まで通った名古屋市郊外の小学校では、夏休みのプール開放や部活動の時に、校舎から黄色い旗が出ていたら注意、赤旗が出ると中止という決まりだったような記憶があります。当時は四日市ぜんそく、田子の浦にうち出でてみればヘドロ、ヘドロから生まれたヘドラ、日々の暮らしに馴染んでいた光化学スモッグ、そして水俣病と公害のオンパレードでした。
が、「水俣病は公害だ」と教えられたことが大きな間違いだったわけです。そのことについては何度か書きました。

今また関東地方で光化学スモッグが多発しているのは、車の排出ガス基準は格段に厳しくなっても、台数が増え続けていることが要因なのか、気象条件の変化なのか、八戸のような地方都市ではさすがに聞きませんが(もうすっかり涼しくなったし)、そのあたりを注意しながらニュースをチェックしていきたいと思います。

東京都の光化学スモッグ注意報等の発令状況 光化学スモッグ発生のメカニズム
「光化学スモッグ」ってなに?(育児の基礎知識 All About)
環境省大気汚染物質広域監視システムそらまめ君
そらまめ君は、空をマメに監視します。

ヘルメット着用よりも自転車幼児二人乗りを禁止すべき

2005年09月06日 | こども・小児科
幼児の96%ヘルメットなし 自転車同乗の負傷事故というニュースですが、もし幼児同乗でのヘルメット着用を普及させたいのであれば、「安全教育の充実と啓発活動を推進」などでは不可能で、法制化しないと無理です。この調査でも「ヘルメット着用義務化について保護者の過半数が「なじまない」などと消極的な回答をし」たという結果からも明らか。

しかし、時代は変わってしまい、昭和30~40年代の風景は失われました。確かに保育園への送り迎えに自転車が必要という声もわかりますが、この種の事故で重大な結果に繋がる可能性が高いことを考えると、自転車の二人乗り自体を禁止することを真剣に考えた方が良いように思う。

幼児の96%ヘルメットなし 自転車同乗の負傷事故
 幼児を自転車に同乗させたことがある保護者の95・4%が幼児用ヘルメットを着用させず、13・1%が転倒などで幼児の負傷を経験していたことが、全日本交通安全協会のアンケートで6日までに分かった。負傷した幼児の96・3%はヘルメットを着けていなかった。
 一方で、幼児のヘルメット着用義務化について保護者の過半数が「なじまない」などと消極的な回答をし、後を絶たない“ママチャリ”事故の実際と安全意識の乖離(かいり)が浮き彫りになった。
 警察庁は「保護者への安全教育の充実とヘルメット着用の啓発活動を推進する」としている。
 調査は2-3月に、全国の幼稚園や保育所計80カ所に通う幼児の保護者を対象に実施。7194人が回答した。

青森県民駅伝の楽しみ方

2005年09月05日 | SPORTS
昨日(4日)、恒例の青森県民駅伝が開催されました。真面目に見るようになったのは昨年からなのですが、記憶にある選手も何人かいて、区間新の更新もあり、合併した町村の選手の活躍もあり、ただの観客としてはまずまず楽しめました。(例によってステッパーを踏みながら)

この放送の良いところは、トップ争いだけでなく、下位の選手もできるだけ多く紹介しようというところで、○○の一つ覚えのようにスター選手だけを追って先頭集団の選手すら紹介しないような民放マラソン中継とは天と地ほどの差があります。

かつては福士選手も走ったことがあったとか。その頃みてみたかったものです。

青森県民駅伝競走大会(青森県)
第13回青森県民駅伝競走大会(RAB)

同じ日に、某候補の応援のために倉木麻衣と田中義剛が青森に来ていたようですが、何のこっちゃですね。

衆院選候補者タバコ問題アンケート結果 (2)

2005年09月02日 | 禁煙・防煙
衆院選候補者タバコ問題アンケート結果(8/26)として既にお伝えしたものの第二報ですが、

青森県タバコ問題懇談会では衆院選候補者19名にタバコ問題に関するアンケートを実施し12名から回答をいただきました。9月1日に記者発表を行いましたので、2日以降の地元紙に紹介されることと思われます。

アンケート項目および各候補者からの回答の全文は、懇談会のホームページに掲載されていますので、是非ごらんいただき参考にしてください。

青森県タバコ問題懇談会
http://aaa.umin.jp/

タバコ税増税、自動販売機、路上喫煙禁止、健康増進法改正、タバコ農家の救済策、候補者自身の喫煙、選挙事務所の禁煙・分煙対策など、多岐に渡ってタバコ規制政策について総合的にお答えいただきました。

蛇足ながら、有権者の判断の一助になればということで各候補の回答を点数化して比較し、コメントも載せておきました。

なお、これまで政権を担ってきた責任ある立場にある自民党前職5名(1名は国民新党)と公明党新人1名のうち、江渡候補を除く5名からは残念ながらご回答いただけませんでした。選挙戦中のご多忙と回答期間が限られていたこと(それでも当初の1週間を延長して10日間以上待たせていただきました)もあるかとは存じますが、これでは私たち有権者がタバコ問題に関して判断することができません。

報道各社や他団体からの質問への対応などもありご多忙であることはわかりますが、前職候補は他の新人候補者と違って政策担当のスタッフを抱えているはずであり、お答えいただけなかったということは「有権者からの政策に関する正式なアンケート調査依頼を連絡もなく無視する候補なのか、あるいは答えると票が減ると判断したため意識的に回答しなかった」のいずれかであると判断せざるを得ません。従って、大変残念ではありますが選択肢から外れてしまうことをご理解いただきたいと思います。

いまや団体の推薦などで票が動く時代ではありません。
有権者一人一人が政策を中心に判断し、その政党や各候補者がどのような考えでどのような具体的な政策を持ち、当選後にその約束に従って行動するのかどうかが問われているのです(郵政問題はそれを明確化してこなかったために起きたものと言えます)。

それを明文化したものがマニフェストですが、各党のマニフェストに具体的に取り上げられていない問題については、このようなアンケート調査を行わなければ私たちは知ることができません。その意味で、こういった市民団体からのアンケートへの回答は有権者との真剣勝負のコミュニケーションであり、それぞれについてマニフェストと同等の価値があるものと考えております。(もちろんマニフェストに掲載されている項目であれば一々答えてもらう必要はありませんが)

「マニフェスト選挙」の時代のマニフェストと政策アンケートの関係について、もし異見がございましたらご教示いただければ幸いです。

シンクロニシティ~『三月は深き紅の淵を』と『チョコレート工場の秘密』

2005年09月01日 | ART / CULTURE
しばらく前から読みたいと思っていた『三月は深き紅の淵を』(恩田陸)をネットで注文して今日届いたのですが、
その1ページ目(プロローグ?)は『チョコレート工場の秘密』からの引用。
なんだっけこれ。どこかで聞いたことがあるような気がするけど。

と思ったら、某検索サイトに映画の広告が…。
『チャーリーとチョコレート工場』
来週末公開とのこと。

『三月は深き紅の淵を』は1997年ですから8年も前に刊行された小説で、文庫本は2001年に出ています。それをたまたまこの時期に購入する気になり、届いたその日に引用されている小説の映画広告をはじめて目にすることになるとは…。

小さなことかもしれませんが、
どうもこういったシンクロニシティが、偶然というには不思議なほど、最近私のまわりで起きている。ような気がする。
きちんと記憶したり記録したりしていなかったので、いくつも例をあげて説明することができないのですが…。

おそらく、これは私だけに起きていることではなく、人というのはこういった偶然とも必然ともとれるような出来事を繰り返し積み重ねて、道を歩んでいくのではないか、などと飛躍して考えたくもなります。
おそらくそうなんじゃないかな。