自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

海のエジプト展

2009年08月23日 18時12分43秒 | ブログ

家族4人で、横浜で開催中の「海のエジプト展」を観て来ました。

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朝9:30の開場から、結構ジックリと見て廻って(説明書きもほぼ全部読んで)ちょうど3時間。 入場料は大人1人2300円と、ちょっとお高目ですが、展示量としてはちょうど良い位です。 会場も予想していたよりはずっと空いていて、ゆっくりと見ることができました。

ナイル川河口周辺の水没した3つの古代都市(カノープス、ヘラクレイオン、アレクサンドリア)の海底遺跡(海底から引き上げられた遺跡)の数々が、宗教・文化・生活・経済という切り口で上手く整理され、判り易く展示されていました。 中学生位でも問題なく理解できると思います。

花崗岩や大理石でできた石像などは、流石に侵食・風化が激しく、往時の面影を残すのみですが、金のアクセサリーなどは本当に昨日まで使っていたかのような美しさでした。

かなり前に上野で開催されたツタンカーメン王の遺跡の展示も見ましたが、同じエジプトと言っても、紀元前1500年頃(第三王朝時代)と紀元前数十年という年代の違いと、ペルシャやギリシャなどの文化の影響をかなり強く受けいることによって、相当な違いがあることを実感しました。 石碑などに残された文字もヒエログリフだけではなく、ギリシャ文字も相当含まれていますし、石像や調度もギリシャ文明の影響が凄くよく判ります。

もうひとつ感じたのは、多神教(ギリシャもエジプトもローマも多神教の国)の鷹揚さ、寛容さと、キリスト教やイスラム教などの一神教の違いです。 ギリシャ、ローマ、エジプトはそれぞれの信ずる神と宗教を異端視することなく、融合していったのに対し、一神教はなかなか難しかったようです。

日本が縄文時代~弥生時代という時期に、これだけの文明を築き、遺跡を残していった彼の人々と、これらを驚異的な根気と技術で発掘した人々に改めて感心した次第です。

最後になりましたが、会場で2400円で売っている展示目録(カタログ)は絶対にお買い得です。 どう見ても5000円以上の価値はあると思います。(だから入場料がちょっと高かったのかなぁ・・・・)

帰り道で、みなとみらいの大観覧車に乗り、ちょっとした空中散歩も楽しんで来ました。 

横浜港ベイブリッジ

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ランドマークタワーと日本丸

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氷川丸、山下公園、大桟橋、赤レンガ

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コメント
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