B-17の2機同時進行、1/72、空飛ぶドールハウスの続きです。
まずは機内の基本部分に機内色を吹きます。
この頃の機内の床は「木製」だったようなので、ウッドブラウンを塗った後、色鉛筆で木目を描いて、クリアで保護します。 写真じゃ、ちょっと判りにくいですね。
航法士の机も同じように木目表現し、こちらは「艶あり」クリアで保護して、ニス塗りの感じを出します。
プラ棒でフレームを表現した後部胴体内部を機内色で塗装し、エナメルブラックの墨入れとシルバーのドライブラシで立体感を出して、ウェザリングを済ませたところです。
何となく、それっぽくなってきました。
仮組ですが、ドールハウスの間取りは、こんな感じです。
向かって左から爆撃手と航法手席、操縦席+上部銃座スペース、爆弾倉、通信室、後部銃座となります。
次に、小物の準備です。
まず、エンジン。
キットのまま、クレオスの「アイアン」を吹いて、乾燥したところでブラシで磨きます。
すると、このような金属感が出てきます。 この後、クランクケースやプッシュロッドを塗り分けるとかなり「らしく」なってくると思います。 プラグコードは省略!。
エンジンの次は当然、プロペラです。
4発機ともなると、単発機の4倍の労力です!
まず、綺麗にバリを取って、ハミルトンらしく整形し、サフを吹き、先端の黄色 → マスキング → 黒 → マスキング → センターハブのクロームシルバーという順に塗装していく訳です。
面倒臭いこと、この上無しです。
4発機の制作は「忍耐」です。
エンジン、プロペラ、機銃、シートなどなど・・・単発機の4倍~8倍くらいあります。
その分、同じ作業をジッと我慢で繰り返す場面が多くなります。
とにかく、なかなか「均一」な仕上がりにならないのが悩み!
プロペラの先端の黄色だって、ペラによって大きさがバラついちゃったり・・・。
仕上げの段階でも、例えば1番エンジンと4番エンジンをいかに同じように仕上げるか・・・なんてことも。
次はシートです。
機長、副操縦士、爆撃手、航法士、通信士室用2脚の合計6個
この後、背もたれ部分にデカールを貼って、その後、鉛板のシートベルトを作って取り付け・・・という作業を6回繰り返します。シートベルトだけで24本です。
単発機6機分の手間です。
これでもアカデミーの1/72だからこの程度で済んでますが、1/48となると・・・・おいそれと手が付けられない理由のひとつがこの辺にあります。
ところで、
同じ1/72のレベルのG型の機銃や無線機などの機内パーツの出来がもの凄く良いので、そのままアカデミーのF型に流用してやろう・・・と今日思いつきました。
そこで、レベルの一部のパーツだけを上手く入手する方法を画策中です。
そんな訳で、レベルのパーツが手に入るまでアカデミーの方は中断するかも知れません。
パーツ入手に時間が掛かりそうなら、その間にレベルの方を進めます。