・・・と言っても、1920年代のヨーロッパへタイムスリップした訳ではなくて、箱根仙石原のラリック美術館に静態展示されているオリジナル状態の本物のサロンカーに乗ってきたという訳です。
何故、ラリック美術館にオリエントエクスプレスのサロンカーが保存されているかというと、このサロンカーの内装装飾を担当したのが工芸家のルネ・ラリックだったからなんです。
大人1人で2000円少々出すと、このサロンカーの詳しい説明を聞いた上で、サロンカーの客席で当時の乗客(貴族)の気分でコーヒーとケーキを楽しむ事ができます。
但し、客席が20人分しか無く、且つ、人気もあるので完全予約制です。
ゴールデンウィークなどは午前中で1日の予約が埋まってしまうそうです。
私が行ったのも日曜日だったのですが、朝9時の美術館開館直後に入館して、直ぐに予約したので11時から「完全貸切り状態」で予約できました。
サロンカーの内部の様子です。
食堂車ではなく、お酒を飲みながら談笑する「サロンカー」なので、テーブルは小さ目で、椅子はゆったり大き目です。
車体そのものもは勿論、内装もすべて当時のオリジナル状態のまま保存されているそうで、椅子のクッションはスプリングではなく、藁で、もの凄く座り心地が良いです。
ここで約45分間ゆったりと寛いでコーヒーとケーキを楽しめました。
サロンの前後には個室と洗面があります。
これがルネ・ラリックが手掛けたガラスの装飾とランプシェードで、レプリカではなく完全オリジナルだそうです。
実は、このオリエントエクスプレスのプラモデル(HOゲージ)をストックしているので、色々とディテールの写真も撮ってきました。
先ずは実物の細部です。
最後にプラモデルです。
おまけで、ラリック美術館のご紹介を少し。
先ずはURLです。
http://www.lalique-museum.com/
美術館自体はラリックが手掛けたガラス工芸を中心とした素晴らしい作品が多数展示されていて、全部観ると3時間くらいは掛かります。(じっくり見ると5時間くらい?)
残念ながら館内は写真撮影禁止なので、ここではご紹介できません。
「LYS」というカフェレストランとおみやげショップもあります。
レストランは綺麗な庭を眺めながら食事のできるオープンテラスもあって、なかなか良いですよ。
このレストランで食べた昼食のタコスです。 美味しかったです。(食べている最中の写真ですみません)
この日は天気も良く、涼しくて最高でした。
美術館の裏には、モネの絵をモチーフにしたような洋風の庭園があり、菖蒲やカキツバタ、水蓮、シャクヤクなどが咲き乱れていて凄く綺麗でした。