自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

プラモデルを上手に作るコツ

2015年11月04日 20時37分49秒 | プラモデルのお話
流石に今更初心者とは言えませんし、かと言ってお世辞にも上級者ではなく、中級者とでも言うしかない私が「上手に作るコツ」なんて、お恥ずかしいですが、ホントのビギナーの方のお役に立てれば幸いです。
ベテラン諸兄からすれば至極当たり前のことばかりですから、無視してください。

コツその1
完成を急いで焦らないこと。
ジックリ、ノンビリと「作る」ことを楽しんでください。
もし5000円のキットであれば、少なくとも5000円分は楽しませてもらおう・・という気持ちになることです。
塗装やデカール、接着ヵ所を充分に乾燥させることや、塗装前に埃や汚れを充分に落とすこともこの範疇に入ります。

コツその2
インスト(組立説明書)をよく読むこと。
インストは伊達ではありません。
組み立て手順など、ちゃんと意味があって書いてある場合も多々あります。
中には手順を守らないと組み立て不能になることもあります。

コツその3
全てのパーツを丁寧に整形すること。
パーツをランナーから切り離した跡を綺麗に消したり(ゲート処理)、バリやパーティングラインを消すという地味な作業を丁寧に漏れなく行って、「パーツ本来の形にする」ことです。
この時に注意しなければならないのは、ディテールのモールドやダボをバリと間違えて削ってしまわないようにすることです。

コツその4
必ず「仮組み」をすること。
プラモデルのパーツは精度が悪くてピッタリ合わなかったり、パーツ自体が歪んでいたりして合わなかったりすることが多々あります。
接着前に必ず仮組みをして、
・接合部に段差や隙間が出来ないか
・変な反りや捻れがないか
を入念にチェックします。
もし、そういう「合わない」部分があれば、原因箇所を突き止めて調整します。
又、仮組みにはパーツの取り付け位置や向き等を事前に確認する意味もありますから、左右パーツの取り違え等の単純ミスを防ぐ役目もあります。

コツその5
ヤスリとパテは出来るだけ使わないこと。
その4で見つけた「合わない」ところ丁寧に調整(余計な出っ張りが原因ならそこを削る、隙間ならプラ板などで埋める等です)して出来るだけピタっと合わせます。
合わせ切れないところが残ると、パテで埋めたり、ヤスリで削ったりしなければならないので、その後の修復がとても面倒になるからです。
パテやヤスリは使わないのが一番良いのです。最後の手段と考えてください。

コツその6
出来るだけ塗装前に組み立てる(接着する)こと。
これは頑丈に作るためのコツです。
塗装してから接着する為には、接着面の塗装を剥がしてから接着しないと頑丈には付かないからです。
同じ色で塗る部分や、組み立ててからでも簡単に塗り分けられるようなところは塗装前に組み立ててしまいましょう。

コツその7
事故防止です。
パーツの紛失や破損を防ぐことと、製作中の落下やシンナー瓶を倒してしまう等の不慮の事故を防ぐことです。
パーツを紛失するのは
・ランナーから切り離す時に飛ばしてしまう
・無造作にその辺に置いて行方不明になる
・組み立て中に落としてしまう
のどれかですから、防止策としては以下の3つです。
・ランナーから切り離す時は必ずパーツを手で押さえておく。
・ランナーから切り離したパーツは必ずパーツ入れに保管する。(下の写真)
・組立は必ずテーブルの上で行う。
事故防止策としては、シンナーや塗料瓶の蓋を取った状態で作業台の手前の方に絶対に置かないことです。
組み立て中のキットを作業台の端の方に置くのも禁物です。


番外編
輸入キットはパーツを洗浄すること。
輸入キットはプラパーツを製造する時の離型剤(油)がパーツ表面に残っていることがあります。
このままでは塗料が弾かれて上手く塗装できません。
削りカスや埃を洗い流すのも兼ねて中性洗剤(私の場合はマジックリン)を薄めた液でジャブジャブ洗います。
この時に細かいパーツの紛失や破損に注意してくださいね。
細かいパーツは茶漉しに入れて洗うと紛失しなくて安心です。(下の写真)
国産キットは出荷前にメーカーが対策してくれているので、洗浄は必要ないと思います。


以上、長々と書きましたが特に目新しいことはなかったかと思います。
でも、ちょっとしたことが結構成否を左右することがありますので、初心者の方はご注意のほどを。
コメント (5)
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