自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

エクスプラス メトロポリスマリア 完成写真

2023年06月17日 21時14分28秒 | プラモデル完成写真(SF・キャラクター)

クリーチャー、モンスター系を中心にラインナップしているエクスプラスの1/8、メトロポリスが完成しました。
製作期間4週間、正味製作日数10日くらいです。

1926年にドイツで製作され、翌27年に公開されたモノクロサイレント映画「メトロポリス」に登場するアンドロイドで、「マリア」というのはアンドロイドが化ける生身の女性の名前で、アンドロイド自体には名前はありません。

映画の詳細については私が下手な解説をするより、こちらでご覧頂いた方が良いと思います。
メトロポリス (1927年の映画) - Wikipedia
コンピューターでカラー化されて、日本語字幕の付いた映画全編の動画がYouTubeで観られます。
私が大いに参考にした動画です。
METROPOLIS 1927 メトロポリス 日本語字幕 [カラー] COLORIZED FULL MOVIE Eng sub - YouTube
この映画は色々な所でモチーフにされたり流用されたりしています。
スターウォーズのC3POはこのアンドロイドがモチーフだと思われますし、BtFのドク・ブラウン博士のキャラクターもロトワングをモチーフにしていると思われます。
クィーンのレディオガガのPVや、Zager & Evansの西暦2525のPVにも流用されています。
Queen - Radio Ga Ga (Official Video) - YouTube
Zager & Evans - In the Year 2525 - YouTube
実は私がこの映画を知ったきっかけは、このZager & Evansの西暦2525のPVなんです。
色々調べていくうちに素晴らしいSF映画であることを知り、興味を持っていたところにエクスプラスでキット化されていることを知って、即購入、製作開始となりました。

キットは上下2段に分かれたプラ製台座と椅子、その下に置く厚紙製の展示台、アンドロイド本体という構成です。

製作にあたっては、映画の雰囲気をできるだけ再現する事に注力しました。
特に気を使ったのが本体の「色味」と台座の照明です。
結果的にキットをそのまま使ったのはアンドロイドの本体部分だけです。

台座の上下2段のプラパーツ部分については電飾を仕込みました。
上段下段それぞれに3mm電球色のLEDに光拡散キャップを被せて電球のようなボンヤリした光になるようにしました。
また、この部分は上に行くほど明るい色にするために、Mr.カラー28番の黒鉄色に8番シルバーを混ぜる度合いを調整して塗装しました。
椅子の部分は少しグラデも掛けています。
厚紙製の台座は強度・大きさ共に使い物にならなかったので、プラ板でスクラッチしました。
ついでにYouTube動画で気が付いた下方からのスポットライトを追加しました。
結局、使用したLEDは電球色3mm砲弾型8個です。
電源はACアダプター経由のDC12Vです。(単三電池8本の12V電源も使用可能です)
背面の立て板部分はキットの厚紙をスチレンボードに貼付けて使用しています。
また台座前面の銘板もキット付属の厚紙から切り抜いて使用しています。
これに色を合わせるため、最下段の台座はMr.カラー28番の黒鉄色に赤を少々混ぜて調色しました。

アンドロイド本体は素組みですが、塗装はYouTube動画(コンピューターでカラー化された物)と小説版の「銀色の骨格にクリスタルガラスのような外皮がかぶさっている」という記述を参考にしました。
イメージとしては「金でも銀でも無い、その両方を取り込んだ曖昧な色味」です。
具体的な方法としては2018年9月に製作した「蒸気機関車 ジェネラル号」の真鍮部分の塗装で習得した方法を活用しました。
全体をグロスブラック(2番)で塗装した後、Mr.カラーのメッキシルバーネクストを全体に吹きました。
その上からクリアーイエローとクリアーオレンジを6:4くらいの割合で混ぜた色を吹きましたが、この時の吹き方がポイントです。
全体に満遍なく吹くのではなく、上方45度くらいからフンワリと様子を見ながら吹いていく感じです。
そうすると上の方がホンノリ金色を帯びて、下の方、下に向いた部分が銀色っぽく残ります。
これを台座に立てると下からの電球色の電飾の効果で下の方も電飾の色で微妙に染まります。
ついでですが、このメッキシルバーの上にクリアイエロー/オレンジの混色を吹く方法は、混色の比率や吹き方次第で色んな色味表現が自由自在にできるので良いです。
更にクリア塗料なので塗膜が強いという利点もあります。

前置きが長くなってしまい、申し訳ありません。
それでは完成写真です。

先ずは電飾フル点灯です。
次は光の当り方を変えてみました。

スポットライトだけにするとこうなります。
周りを暗くしてみました。
アンドロイドのアップです。
最後に悪戯で、デジタル加工してみました。

長々とお読み頂き、ありがとうございました。

コメント (10)
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