今週に入ってカラカラの晴天と最高気温24~5度が続いています。
フィリピン近海で発生した台風2号は大型で強い勢力になって、小笠原方向に向かっています。
やはり、ちょっと異常な気候です。
今年の夏はコロナと五輪と集中豪雨や超大型台風などで大変な事になりそうです。
なるべく早くワクチンを打って、非常食などの備えをして、人混みには絶対に行かない・・・こんな事を徹底するしかないです。
ワクチンの接種が終ったらバイト探しも始めなくちゃ・・・
さて、九九軍偵の製作を続けます。
先ず、主要パーツ全てにサフ(クレオス1500番グレー)を吹きました。
次にパネルラインに沿って0.2mmエアブラシでシャドウを細吹きしました。
普通ならこの後、基本塗装に取り掛かるところですが、「その10」の終わりの方で書いた「良からぬ欲」に寄り道します。
今回は地上姿勢ですが、パイロットも乗り、エンジンもスタ-トした出撃直前の状態で作る計画で進めています。
ところが、キットのキャノピーパーツは操縦席部分が全閉の状態なのです。
YouTubeで当時の記録映像を見ると、離陸時や巡航飛行時はほぼ例外なく操縦席キャノピーは全開です。
(攻撃に移る前に全閉にするようです)
おまけに、このキットのキャノピーパーツは分厚くて所謂レンズ状態なので、そのまま組むとパイロットがちゃんと見えなくなってしまいます。
ならば操縦席だけでもキャノピーを全開にしよう!・・・というのが「良からぬ欲」の正体です。(
(なんや、たいしたことあらへんやんか!)
先ずキットのキャノピーを赤矢印の所でカットして三分割します。
カットには職人堅気の0.1mm厚のハイパーカットソーを使いました。
切り離した操縦席のキャノピーは分厚すぎて後ろにスライドできませんから、新たに作る必要があります。
一番後ろの部分は元々別パーツになっているので、今回はこのままにします。
真ん中のスライド部分のパーツをベースにして木型を作ります。
この木型に透明の薄い塩ビ板をヒートガンで熱しながら押しつけて整形します。
これは全く初めての作業なので、最初の2回は失敗し、三度目の正直で何とか使える形になりました。
ヒートプレスの技術をマスターしていればキャノピー全体を作り直せば良いのですが、今の私には無理なので、ここまでです。
マスキングテープも貼って、新旧を並べてみました。
開けた状態は、こんな感じになります。
イマイチですが、こんなもんで良しとします。
塩ビ手絞り、初めてというのは驚きました。クラキン様くらい、いっぱい完成品がある人が、今まで、プラ板絞りをしなくて済んだということが不思議です。作ったキットが新しいものが多かったのでしょうか。
初めてと仰る割には、3回でこの部品をつくってしまうなんて、凄いと思いました。私なんか未だに絞りをやると、部品できる頃にはプラ板や塩ビの残骸の山ができます。
ひとつ気になったのは、木型を削って作って、その木型は、トノコで磨きだしたのでしょうか。(トノコで磨いていたら余計なこと申し上げて御免なさい。)。でももしトノコを使っていなかったとすると、絞った透明部品の透明度は大丈夫ですか?もし、まだトノコで磨きだしていなかったら、トノコより乾くのに時間のかからない木工用瞬着を部品に塗って研ぎ出してコンパウンドで磨きピカピカにした上で絞ると透明度の高いキャノピーになりますのでやってみて下さい。
ヒコーキ模型の場合、断面修正する際は必須の技術なので、できて損はないと思います。もうなっているように思いますが達人になっておいて下さい。
尚、キャノピー部品は1個や2個作ればいいのだったら、わざわざ木型を削らなくてもできます。もとの透明キャノピー部品の裏にポリパテを充填し、これを型にして絞れば、キャノピーできちゃいます。
もとのキャノピー部品が透明プラではなく、塩ビになっている場合(バQキットや古いMPMの簡易キットのキャノピー部品がこれです。)、キャノピー部品に石膏を流して固まったら石膏をはずし、その石膏を型にして絞れば、キャノピー1~2個ならば作れます。
なんか、敷居が高いじゃないですか。今度、やってみます。ありがとうございました。
余りにもすんなりと、ヒコーキ製作の中でも難関中の難関である
キャノピーの木型作りからの自作をされているので、思わず「エエ~ッ」と声を上げてしまいました。
ひょっとして今までそのテクニックを隠していられたのでは(疑)
でも一番見たかった木型作りと絞りの画面が無かったのは...ちょっと残念です、かね(^^;。
塩ビ絞りは全くの初体験です。
これまで作ったキットの中にもレンズ状のクリアパーツもありましたが、キットなりに作るので、あまり気にしていませんでした。
今回はどうしてもキャノピーを開けたかったので挑戦しました。
と言いましても、塩ビをU字型に曲げるだけですからなんとかなりました。
木型は砥の粉やパテ仕上げはしていませんが、ペーパーで入念に磨いたせいか、透明度は全く問題ありません。
本来なら砥の粉かパテか瞬着を塗って磨くのでしょうけれど、今回は正直言って忘れてました。😂
まぁ、結果オーライということで・・・。
仰る通り、1個作るだけなのでわざわざ木型を作る必要は無くて、元パーツを磨いて型にすれば良かったですね。
今回はU字型に曲げるだけの簡単な加工なので、何とかなるだろ言うという気持ちでやってみました。
結果、何とかなりました。
前後のパーツが分厚くて、ここだけ薄いので不自然な感じになると思いますが、キャノピーを開けるという目的は達成できそうです。
今になってみると、パイロットのポーズも少し変えておけば良かったと後悔しています。
クリアパーツをのこぎりで切ったり、木型を削って磨いたり、結構面倒でしたが、とにかく今回は形が単純なので特に難しい作業は無く、3トライ目で成功しました。
こういう単純な形であれば、難関中の難関という程の事ではないということが判りましたので、今後応用できそうです。
例えば、今回の前照灯のガラス部分なんかもこの方法でできたと思います。
でも複雑な曲面のキャノピーを全部絞るとなると、正に「難関中の難関」で、私には無理です。
絞っている最中の写真は手がもう2本無いと無理でした。 すみません。
クラキン様や他の方のコメントを見て、「なるほどなあ」と思いました。
透明部品を紛失して、先に進めなくなっているキットが手元にあります。
自作してみようかな・・・(*^^*)
今回は「キャノピーを開けたい!!」という強い動機があったことと、形が単純だったので挑戦しました。
キャノピーをのこぎりで切るときはビクビクもんでした。
何事もきっかけが必要ですね。
木型起こしてなんで素晴らしい!!