新型コロナと大雪のために先週末の大半を家に引き籠って過ごしたので、プラモデルの製作が捗りました。
お陰でハセガワ1/72の紫電改はデカールを貼って、墨入れして、つや消しクリアを吹いて完成しました。
今回はデカールが使えそうだったので、マーキングは全てデカールを使いました。
やはり年季が入っていたために一部欠けたり、破れたりしましたが何とかなりました。
昭和20年4月、第343海軍航空隊 第301飛行隊 徳島基地 菅野直大尉の搭乗機です。
黄色のストライプが少し歪んでしまいましたが、箱の作例を見ても同じように歪んでいるので、「こういう物なんだ」と納得しています。
プロペラ電動以外は完全素組です。
前回の飛燕同様、パーツ数が少なく全部で20個程しかなく、パーツ精度もほぼ完璧だったので、正味3~4日で完成しました。
電源を兼ねた飛行姿勢用のスタンドは今回も汎用の物を使用しました。
これでこのスタンドに乗るのは4機目です。(ヘルキャット、FW200、飛燕、紫電改)
ウェザリングは下地シャドウ+機体色の濃淡吹き分け+クレオスウェザリングカラーのブラックでウォッシング+タミヤウェザリングマスターで排気汚れでお終いです。
飛行姿勢なのでチッピングは省略しました。
これで今年2機目、出戻り後の通算164個目の完成です。
先ずはプロペラ静止状態から。
エンジンスタート!
敵機に向かって降下開始!
背後についた敵機からの視点
ありがとうございました。
完成おめでとうございます。
合い変わらずの匠の技で、見事な飛行中姿勢の紫電改ですね。
日本機の事は(も)まったくシロートなのですが、濃緑色がいい感じだと感じました。
まったく個人的な好みなのですが、この塗装には白枠無しの日の丸が似合うと思います。
この機体は結構有名みたいですが、胴体側面の日の丸に重ねた機番はずれているんですね。
ペラが回っているのを拝見する度に「何時かはおれも...」と思うのですが(^^;。
ペラが回っているのは本当に飛行中を、彷彿させる
ものが、あります。下から見上げる構図はそんなに
見れないので新鮮に感じます。
海軍機は地味ですが、菅野大尉搭乗機は見栄えが
あります。相手からは狙われる予想がおおきいです
それを承知できめたとか??
海軍の濃緑色も機体が締まって見えて素敵ですね。
プロベラが回った飛行姿勢はまるで本当に飛んでいるかのうようです。
主翼から伸びた4本の20mmの機銃の威力は凄まじいものと推測できます(AFVの対空20mmから想像してですが)。こんなので撃たれたら機体が吹っ飛ぶのではないでしょうか。
ちなみに今年の1月に購入した資料の図面集の紫電改の説明に、343空(2代、剣部隊)は初陣の20年3月19日の呉地区艦上迎撃戦で54機の紫電改と8機の紫電が敵機52機を撃墜したとありました。まさに最後の2枚のように奮闘したのですね。
紫電改の完成おめでとうございます。雑誌の作例のような素晴らしい完成度ですね。余計な手を加えず、プラ部品のまま、キットそのものをそのまま活かして、こんなに綺麗な作品ができるのは、長年の制作技術力の蓄積の賜物でしょうね。どこにも破綻がありません。実機はあちこちハゲチョロ塗装ですが、プラモは綺麗な方がいいですね。昔の生産らしいですが、日の丸もとてもデカールには思えません。胴体の戦隊長標識(?)の黄色の帯も余白もスケも全く見えなくて、これならば塗装で再現する必要もないですね。と、言ってもクラキン様だからできる技であって、、私が貼ったら、如何にもデカールを貼ったと分かるものになってしまう気がします。
紫電改の性能については、遅れてきた傑作機という評価と過大評価し過ぎという説がありますが、本当のところはどうなんでしょう。誉(ハ45)の実物を見ると、どうしてここまで前面投影面積にこだわらなければいけなかったのかと思ってしまいます。海軍機ならば乗せる空母が小さいので仕方ないかもしれませんが、中島は隼のときの機体後部へ絞り込んだ形を疾風でもどうしても譲れなかったから、こんな小さなエンジンになったのでしょうかねぇ。同じ出力のプラット&ホイットニーR-2800ほどの大きさであったならば、冷却フィンも多く、隙間も多く、空気が流れたと思うので、後ろのシリンダーも焼き付くことなかっただろうにと思えてなりません。
343空での大活躍をよく聞きますが、その前提として、本当のところは、どれほどの機体が稼働できたのでしょうか。
ところで、クラキン様のデスクトップ機、最近は翼端灯のLED化はお止めになったのですか?
おはようございます。
美しい機体ですね。
大戦時の戦闘機は無駄をそぎ落とした感があり
流れるラインが美しいです。
濃緑色もきれいです。
僕もその内、作りたいと思いますが、随分前に何機か作っているので引っ張り出してまず手直しでもしてみようかと思います。
匠の技だなんて、とんでもないです。
プロペラ電動以外は、ただの素組みです。
唯一気を使っているのは組み立てを丁寧にして、出来るだけパテやヤスリを使わないようにしています。
でも今回は右翼上面の付け根部分に段差が残ってしまいました。
プロペラ電動は暫くやめられそうにないです。😃
日の丸の中の15の機番はセンターからズレているのが正しいようです。
日本機では珍しいパターンですね。
飛行姿勢のペラ回しにすっかり嵌まってしまいました。本人が飽きるまでは続けると思います。😃
これだけ派手なマーキングだと確かに狙われ易くなると思いますが、それだけ腕に自信があったんでしょうね。
今度、飛行姿勢の写真を撮るときは画像処理でスタンドを消してしまいましょうか。
海軍の濃緑色も悪くないですね。
プロベラ電動の飛行姿勢を褒めて頂けて嬉しいです。
20mm機銃が命中した時の威力は凄かったでしょうね。
頑丈な米軍の防弾も打ち抜いたでしょうし、胴体や主翼ももぎ取れたでしょう。
パイロットの腕が良ければ敵機52機を撃墜というのもあり得る話ですね。
同じエンジンの疾風の方が最高速では勝っていたようですが、格闘戦では紫電改の方が有利だったようです。
雑誌の作例のような・・・と言われるとお恥ずかしい限りですが、仰る通り、キットそのままを活かして作るのはプラモデル作りの基本のひとつだと思いますし、それはそれでちゃんと楽しめます。
パーツの組み立てをできるだけ丁寧にやって、パテやヤスリを極力使わないようにすることだけは心掛けています。
このキットのデカールは結構質が良いので曲面にも馴染みやすいですし、マークソフターも使えました。
凹モールドにも馴染んでいるのはマークソフターの効果です。
紫電は色々問題が多かったようですが、紫電改になってかなり改良され、おおきな問題は無くなったようです。
誉の前面投影面積は日本の技術者の悪い癖が出たんでしょうね。兵器に対する考え方が根本的に違っているんでしょう。「兵站で勝つ」という考え方が日本には欠落していたと思います。
R-2800は正に「兵站」ですね。
翼端灯のLED化・・・やはりお気付きになられましたか・・・止めたわけではなくて、ハセガワの72のこのシリーズは主翼のパーツ割の関係で翼端灯の電飾は私にとっては「至難の業」で、諦めたというのが実態です。
72の飛行機の面白さを思い出してしまって、楽しくなってしまいました。
昔のレシプロ機は現代のジェット機には無い、人間臭さを感じます。
無駄をそぎ落としているようで、どこか素朴さが残っています。
お車に飽きる時が来たら、飛行機もいいですよ。
但し、場所を食うことは覚悟しておいて下さい。(笑)