TZR250の製作を続けます。
全てのパーツのランナーからの切り離しとゲート処理、整形が完了し、塗装色別の仕分けも終りました。
普通ならサフ吹きに掛かるところですが、今回は「コーナリング姿勢」で作る計画なので、ちょっと細工が必要です。
バイクでコーナリングを楽しまれたことがある方ならお判りだと思いますが、コーナリングはブレーキング→バンク→立上り(アクセルオン)の3プロセスがあります。
この3プロセスの間に荷重が前輪→両輪→後輪という順に移っていきます。
所謂、ピッチングという現象です。
強いブレーキング時はフロントサスはフルボトム近くまで沈み、リアは車輪が浮きそうになるくらいになります。
バンクしている時はブレーキングは終っているので、フロントサスは少し戻って、リアに荷重が移り、リアサスが沈みます。
立上りに入ってアクセルを開けるとリアサスは更に沈んで荷重が完全にリアに移って曲がりながら加速していきます。(TZRはここが凄く良いんです!)
今回は真ん中のバンクからアクセルを開け始めて立上りに入った状態を想定して作りたいと思います。
その為には、キットの空車状態のサスでは可笑しな感じになるので、前後のサスを少しづつ縮める必要があります。
先ずフロントからです。
フルボトム近くから少し伸びた状態なので、キットのサスを2mm弱縮めます。
写真の上がカットする前のフロントフォークパーツで、これを赤い線の所でカットします。
そしてインナーチューブ側を2mm弱(ほぼ目分量!)カットして縮めました。
両方のパーツを再度ジョイントする時は補強を兼ねて1mm径の真鍮パイプを入れました。
左右のフロントフォークの短縮が完了しました。
赤丸内がカットしたインナーチューブです。
次はリアサスです。
リアはモノショックなのでパーツは1組だけです。
元のパーツはこの長さです。
インナーチューブとアウターチューブの境目でカットしました。
アウターチューブ側にインナーチューブの太さの穴をピンバイスで掘ります。
この穴の深さの分だけサスが沈む訳です。
大凡の目分量で2mm程度、掘りました。
この穴に元の長さのインナーチューブを差し込んで流し込み接着剤で接着します。
結構縮んだのがお判り頂けると思います。
これでコーナリング姿勢に迫力とリアルさが出ると思うのですが、果たしてどうなりますやら・・・
<本日のBGM>
ただのツーリングライダー、峠族、草レーサーでしたが、TZRの箱絵を見ながら作り始めると、35年前の記憶がどんどんと蘇ってきます。
音、振動、体に掛かる荷重、車体の動き、見える景色・・・色んな感覚を思い出してきます。
車体の製作自体は左程難しくはありませんが、フィギュアが難関です。
フィギュアオーソリの貴殿からのアドバイス、よろしくお願いいたします。
3回目にして、遂にご自身のライダーズスピリットに火が付いたような(^^;
サスの工作とその解説、拘りと”愛”をひしひしと感じました。
コーナリングの際のサスの動作経過など、専門誌の解説みたいです。
2輪車といえば、ほぼチャリしか体験した事の無いワタシにとっては「フェ~、スゲー!」の世界です。
これから、その”拘りと愛”がどの様に表現されていくのか、楽しみにさせて頂きます。
北海道にはプライベートの観光では一度しか行っていませんが、仕事では30代から数年前まで20回くらいは行ったと思います。
主に札幌周辺ですが、苫小牧や釧路にも行きました。
札幌市内の出張の時はススキノのガーランドホテルによく泊まりました。
薄汚れたホテルでしたが、4000円台で泊まれたので、飲み代が確保できて重宝していました。
昨日はほぼ一日晴天で、ほんの少しパラついただけでしたので、問題なく散歩できました。
静岡HSのあの作品は私も鮮明に憶えていますし、今回のきっかけの一つにもなっています。
バイクの横に自分が立っている場面とか、止まっているバイクに跨がっている場面も考えましたが、やっぱりレーサーレプリカはコーナリングでしょ!って事で始めてしまいました・・・。
フィギュアは純レーサーのポジションなので、かなりの改造が必要です。
貴重なアドバイスありがとうございます。
仰る通り、ハードルは相当高いので自信はありませんが、できる限り頑張ってみます。
大垂水峠も随分行きましたが、私は「なかがみ屋」族でした。
峠の直ぐ下も含めて、あの頃の4軒の店は全部無くなってしまいましたね。
今は昔、時の流れを感じます。
車でそんな過激な運転をされるとは、凄いですね。
私は車は普通の運転士しかしないので判りませんが、最初のマイカーである初代シビックは簡単に後輪が流れたのは憶えています。
数あるロックのライヴアルバムの中でも、このFREE LIVE!は間違いなく最高峰の一つだと思います。
Be my friendも良いですが、私はMr.Big~The Hunterの盛り上がりが溜まりません。
フレイザーのベースソロも鳥肌もんです。
このアルバムのギターは若い頃全部コピーしました。
コゾフは特に難しいことはしていませんし、速弾きもないのでコピーしやすいですが、何と言ってもあのビブラートが凄いです。
FREEというバンドはもの凄いテクニシャンが居るわけではありませんでしたが、間違いなくスーパーバンドだったと思います。
ストーンズと並んで私にとってヒーローです。
サーキットで走り込んだというには程遠いですが、2ストの250、125、ほんの少し4スト400で筑波やFISCOのスポーツ走行を楽しみました。
最後の3年間くらいは50ccの草レース(これが最高に楽しめました!)でカートコースも随分走りました。
サーキットを走るとサスや車体の動きやバイクの限界が良く判ります。
250くらいのバイクで高速コーナーを走るとGを感じることもできました。
この感じをプラモで再現できるかどうか・・・頑張ります。
仰る通り、スタンドで立っているバイクはほぼサスが伸びきった一番背の高い状態です。
コーナリング中はカーブの外に向かう遠心力と地球(地面)に向かう重力がバランスして、それが車体を路面に押しつける力になるのでサスがかなり沈んでいるんです。
なので、立っているバイクをそのまま傾けても全然リアリティが無いんです。
昨日は昼間、何度もすごいドシャブリでしたが、おさんぽは、大丈夫でしたでしょうか。
コーナリング中は、当たり前ですが、サスが激しく仕事しているのですね。どこまで、伸びたり縮んでいるかは、自分がコーナリングしているところをいろんな方向から撮影でもしておいてもらわないと分からないので、模型にするにも加減が難しいですね。その上、タミヤ製フィギュアをハセガワ製バイクにまたがらせるのですから簡単に済む話ではないですね。私の下手くそな失敗談から申し上げるので無意味な話かもしれませんが、バラバラの身体パーツは最初接着しないで銅線などを差し込んで仮止めして角度を変えてポーズを決めた方が良いと思います。腕も膝も一旦外科手術することになるのではないかと思います。
大変でしょうが頑張って下さい。
追伸:大垂水峠のドライブイン旭山も今は閉店してしまったようですね。
http://honoguraiosanpo.blog.jp/archives/1073043330.html
https://ameblo.jp/moosher/entry-12494759799.html
バイクで攻めたことが無いので、コーナリング時の操作は想像がつきません。車なら、左足ブレーキでフロントに過重を掛けつつサイド引いて軽くテールスライドさせてアクセルオン(一瞬の出来事ですね)なんて日常茶飯事でしたが...。
こんな私でもバイクは好きなので、勉強になります😄
クラキンさん、我が街ご存知でしたか。30年前、私はまだ札幌市民でした。
これをプラモで再現するための加工が素晴らしいです。
表現できないでしょうね。スタンドに立っている
バイクは一番伸び切った所なんですね ライダーの
乗ってるのは記憶にないような。
現役ライダーみたいな蘊蓄を垂れてしまいましたが、30年も前の経験です。
でもそういう事が判っていると、どうしてもサスが伸びたままでは駄目!という事になってしまうんですよね。
エンジンブレーキの効かない2ストはブレーキング時の前輪荷重が大きくなりますが、前輪ブレーキを掛ける一瞬前に後輪ブレーキを掛けると前輪への急激な荷重移動が緩和されます。
ブレーキング時に両腕ではなく、両足と腹筋/背筋で体重を支えるために、若い頃は太ももや腹筋/背筋のトレーニングをしたこともありました。(笑)
原付でもナナハンでも基本は同じですね。
バイクは原付しか経験ありませんが、それでも加減速による前後の重心移動感はクルマなんかの比じゃないですもんね。
今日はこれから散歩してテレワークです。