自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

キングフィッシャー 完成しました

2012年11月11日 09時07分55秒 | プラモデル完成写真(空)

モノグラム1/48のOS2U-2キングフィッシャーが完成しました。

古いキットなので、苦労するかと思っていましたが、パーツ精度がよく、パーツ数も少ないのでスムーズに進みました。
パテの御厄介になるところもありません。

排気管と機銃の銃口を開口した以外は完全に素組みです。

動翼部分とカウルフラップ以外は全て凸モ-ルドですが、敢えて凹に彫り直しはせず、凸のまま組みました。
墨入れと全体にドライブラシを掛けて凸部分を目立たせることで、凹モールドと比べても遜色の無い仕上がりになったとは思っています。

キャノピーパーツの薄さ、透明度やフィギュアの素晴らしさは流石モノグラムです。
また、少ないパーツでそこそこのデキテール表現が出来ていて組み立てやすい点も流石だなぁと思いました。

いつものようにマーキングは「文字」の類以外は塗装です。

今年12個目の完成です。
月産1個の最低目標は達成しました。

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プラモデル(スケールモデル)の将来は? 続編

2012年11月06日 20時24分48秒 | プラモデルのお話

前回は、「今のままでは、国内のプラモデル(スケールモデル)はジリ貧→消滅ではないか」という手前勝手なお話をいたしました。

今回は、罪滅ぼしも兼ねて「どうすれば日本のプラモデル(スケールモデル)が再興するか」ということについて、またまた勝手な意見を言わせていただきます。

まず、何といっても日本のスケールモデル再興のカギは「プラモデルファンのすそ野を広げる」こと、つまり一部のマニアだけのマイナーホビー(「オタクの世界」)ではなく、だれでも知っているメジャーホビーにすることではないかと思います。

最近の例では、アオシマの「ハヤブサ」バンダイの「しんかい6500」の成功例が参考になるのではないでしょうか。

キーワードとして以下の3つがあると思います。

1.ミリタリー物偏重から脱却する

2.世の中が注目するテーマを題材にする

3.誰でも簡単に作れるものにする

では各キーワードについて、少し説明します。

1.ミリタリー物への偏重から脱却する

まず、なんと言っても現在のスケールモデルの9割以上がミリタリー、つまり兵器であるということが、スケールモデルファン=ミリタリーオタクという、暗くて時代に逆行したイメージを作り出すことに繋がっていると思います。
まずは、これを払拭する必要があります。

興味のあるもの、珍しいもの、話題のものが、スケールダウンして自分のデスクトップに飾れる楽しいホビー・・・というイメージにできればよいのではないかと考える訳です。

大雑把なバランスで言えばミリタリー/それ以外が半々くらいでちょうど良いかもしれません。

2.世の中が注目するテーマを題材にする

じゃぁ、ミリタリー以外にどんなものを題材にすればいいかということですが、一言で言えば「受け狙い」です。
やはり、世の中の大多数の人が関心を持つ、話題になるテーマだと思います。

アオシマの「ハヤブサ」や一連のスカイツリーのプラモデルのヒットなどは、この典型例でしょう。

平泉が世界遺産に認定され、話題になれば「金色堂」を題材にするなんてのもいいかもしれません。
マスコミやドラマとのタイアップ企画なんかもいいでしょう。(もしも大河の「清盛」がヒットしていれば「厳島神社」とか・・・)
多くの人が、「あっ、面白そうだな」、「作ってみたいな、飾ってみたいな」と思うようなテーマを、露出度を高めてアピールするということです。

別な言い方をすれば、一部のマニア向けのマーケッティングから、一般大衆向けのマーケッティングに変えるということでしょうか。

3.誰でも簡単に作れるものにする

せっかく、良いテーマを選んで、アピールしても、いざ買って作ってみると「難しくて断念」では、逆効果です。 「もう二度とプラモデルなんか買わない」ってことになってしまいます。

そういう意味では、今のスケールモデルはあまりにも「難しく、マニアックで、お金も掛かる」ホビーになってしまいました。
もっともっと「敷居を低くする」必要があります。
(私も含めて現在のスケールモデルファンや雑誌類が敷居を高くする片棒を担いでいるような面があるかも知れません・・・反省)

バンダイの「しんかい6500」のヒットはヒントになります。
ガンプラの技術を活かして、難しい塗装や接着をしなくても、そこそこ満足のいく完成品が、だれでも(子供や女性でも)簡単に作れるということです。
大げさな道具も要らないし、クサイ臭いも無いし、部屋も汚れない。
まずは、こういうものから始めて「プラモデルって面白いな」と思ってもらうことが大切でしょう。
その後、どんどん深みに嵌っていくかどうかは、個人のお好み次第ですから。

このような方法で、スケールモデルのファンを増やして、その中の何割かの人が今のスケールモデルのような少しディープな世界に入ってこられれば、これからも末永く続いていくのはないかと思う次第です。

裾野が広がり、マーケットが大きくなれば、メーカーも利益も出し易くなり、ビジネスとしても成り立っていくでしょう。
勿論、今のようなスケールモデルも残して行って下さいね。

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キングフィッシャー 製作中

2012年11月04日 17時54分17秒 | プラモデル製作記(空)

モノグラム1/48のキングフィッシャーの製作続行です。

このキットの特徴である、主翼を先に胴体パーツに貫通させてから、胴体左右のパーツを貼り合わせるという方法で、十の字になりました。
パーツの合いは意外なほど良好です。
パテは使わずに済みました。

Img_1080

継ぎ目の処理で消えてしまった凸リベットを再生します。

0.5mmのピンバイスでリベットのあった位置に穴を開け、そこに0.5mmのプラ棒を差し込んで、0.3mm程残して、ちょん切ります。
軽くペーパーを当てて出来上がりです。
写真ではあまりよく判りませんが、ちょっとだけ形が不格好な大きなリベットがそれです。

Img_1082

継ぎ目や接着後の処理をした後、全体にサフを吹きます。

Img_1084

いつものようにシャドウを細吹きしました。
下面はライトグレーなので薄目のグレー、上面はブルーグレーなので黒に近いグレーです。

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いつものように、国籍マークは塗装します。
先ず白を吹いて、デカールのコピーを型紙にして切り出した星形をを貼って、濃紺を吹きます。
ちょっとマスキングを剥がすとこんな感じです。

Img_1086

真ん中の赤丸を吹きます。

Img_1088

出来上がりです。

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塗装の終わった国籍マークを丸いマスキングテープでカバーして、機体の基本塗装に掛かります。

Img_1092

先に下面のライトグレーを吹いて、マスキングしてから上面のブルーグレーを吹きます。

Img_1096

基本塗装の出来上がりです。
水平尾翼も取り付けて、士の字になりました。
この後、細部の塗り分け(筆塗り)や小物パーツの取付け、デカール貼りになります。

Img_1098

キャノピーの塗装も終わりました。

Img_1094

プロペラの塗装も完了です。
先端の3色塗り分けは筆塗りです。

Img_1099

今日はここまでです。
次回は完成に向けての仕上げに入ります。

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プラモデル(スケールモデル)の将来は?

2012年11月03日 18時41分14秒 | プラモデルのお話

1950年代頃にプラモデルというものが世に登場して以来、約60年が経ちます。

プラモデルの歴史と私の人生は、ほぼ重なります。

その間、色々な波や流行、浮き沈みもありましたが、今のところひとつの趣味のカテゴリーとして確立され、それなりの活況を見せていると思います。

静岡のホビーショーも大盛況でした。

さて、プラモデル ・・・ 中でも「スケールモデル」はこの先、どうなっていくのでしょうか?

私の個人的な結論から先に言いますと、「 衰退の一途 ~ やがて消滅 」ではないかと想像します。

・この先、画期的な新しい模型技術や、予期しないような歴史の流れの大きな変化が無く、現状の延長線上で推移していくことを前提として・・・のお話です。

・また、海外の事情を知らないので、国内だけのお話です。

理由1

プラモデル人口そのものが明らかに減少トレンド

現在のプラモデル人口の大半が中高年(40歳代以上)であり、10~20代は極わずかしか居ません。 世の中の少子高齢化どころの話ではありません。

今の40代の方々が製作限界年齢(70歳くらい?)に達する、30年後くらいには現在の1/10程度に減っているのではないかと思います。

つまりマーケットがそれだけ小さくなるということです。

理由2

現在のようなプラモデルは今の30代以下の年代の方には作れない。(勿論、一般論であって、一部器用な方などは別です)

今の10~20代の人は、一部の方を除いて、ナイフをはじめとする色々な道具を使った経験がほとんど無かったり、霧吹きなどの基本原理を殆ど学習されていないというように聞いています。

つまり、

・ナイフやヤスリを上手く使えない。
・エアブラシの原理なども理解できず、上手く使いこなせない。
・合わないパーツを調整して組み立てるというようなアナログ技術の土台が無い。

ということだと思います。
これは「良い、悪い」の問題ではなく、私たちの世代が今の若い世代の人たちのようにITを使いこなせないのと同じ事かも知れません。 つまり「時代の流れ」です。

・・・となると、そういう技術や基礎知識が必要な今のプラモデル作りはできなくなるということです。

理由3

プラモデルが産業(ビジネス)として成り立たなくなる。
理由1、2の結果として、今のスケールモデルのようなキットはビジネスとして成り立たなくなるでしょう。

以上のような理由から、プラモデル人口が減る→メーカーや生産量、販売店が減る→マイナー化が加速する ・・・という悪循環が、どこかで始まるでしょう。
その時がプラモデル(スケールモデル)の終わりの始まりです。

あと50年もすると、博物館の片隅で「昔の玩具の一種」として、ひっそりと紹介されているだけになるのかも知れません。

勿論、そうならないことを望みますが・・・。

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月刊ウェブモデラーズ11月号への投稿

2012年11月03日 05時22分04秒 | プラモデルのお話

恒例となりました、月刊ウェブモデラーズへの投稿です。

今年の3月号に初めて投稿させていただいて以来、9ケ月連続の投稿になります。

今回も特集記事への投稿です。

第1特集が「スモールスケール」ということで、ハセガワ1/144のYS-11。

第2特集が「SFキャラクター」ということで、新作のメビウス1/350のシービュー号。

最近は、この月刊ウェブモデラーズの特集記事への投稿が、プラモ作りのモチベーションのひとつになってきました。
200個近いストックの中から、次に何を作るかをスンナリと決められるし、いつまでに完成させるという目標もできるので、大助かりです。

次の12月号の特集は「モノグラム」ということなので、現在キングフィッシャーの製作中と言うわけで、完成目標は11/23です。

お時間があれば、是非ご覧ください。

http://www.webmodelers.com/index.html

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