中国の共産党機関紙である環球時報は、アメリカで起きた黒人少年射殺事件に関連し、”鏡で自分を見よ”と題してアメリカの人種問題を批判する社説を掲載したそうです。自分自身を省みれば、アメリカには、チベットやウイグル問題に関して中国を批判する資格はない、と言いたいのでしょう。
その一方で、この社説では、中国は民族の多様性を尊重する政策を実施していると自画自賛しているそうです。この説明が嘘偽りであることは、過酷を極めたチベット人やウイグル人に対する弾圧の歴史を振り返れば一目瞭然です。誰もがすぐにでも分かるような嘘を吐くところが中国の御用マスコミの恐ろしいところなのですが、何にも増して驚愕するのは、環球時報が、米中との比較において、アメリカの黒人の人々には声を上げて抗議する自由があることを忘れていることです。果たして、チベット人やウイグル人には、中国政府による非道な扱いに対して抗議する自由は保障されているのでしょうか。批判の声を上げようものなら、銃を以って黙らせるか、暴力で排除するのが中国の異民族に対する”流儀”なのではないでしょうか。確かにアメリカには人種差別問題が残っているのでしょうが、それでも、中国の如く、言論の自由やデモを行う自由まで奪われているわけではありません。
中国が、自らの姿を映して、民族の多様性を尊重する模範的な国家として眺めているとしますと、その鏡は歪んでおります。自らがアメリカよりも多様な民族に寛容であると主張するならば、中国は、即、抑圧されているチベット人やウイグル人に対して政府に物申す自由を保障すべきと思うのです。
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中国が、自らの姿を映して、民族の多様性を尊重する模範的な国家として眺めているとしますと、その鏡は歪んでおります。自らがアメリカよりも多様な民族に寛容であると主張するならば、中国は、即、抑圧されているチベット人やウイグル人に対して政府に物申す自由を保障すべきと思うのです。
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