日印、安保連携で一致 首脳会談 共同声明「特別な関係」明記(産経新聞) - goo ニュース
昨日、来日中のインドのモディ首相との首脳会談の後、両国による共同声明が発表されました。今日ほど、日印関係の強化が必要とされる時代はないのではないかと思うのです。
21世紀における中国の台頭は、平和的でも民主的でもなく、当初の期待が裏切られる形で今日に至っています。強大化した軍事力を背景に、中国は、事あるごとに”アジアのことはアジアで決める”と国際社会を威嚇しつつ、アジアの盟主の如くに振る舞っています。しかしながら、中国や朝鮮半島だけが”アジア”のはずもなく、他のアジア諸国が、中国に対してアジアの未来を決定する盟主としての権利を与えているわけではありません。こうした中、中国を挟んで東西に位置する日本国とインドが手を結ぶことは、個別に中国に対峙するよりも、数倍の効果を発揮します。この”挟み打ち”の牽制力については、むしろ中国の方が的確に認識しており、中国メディアも、日印の協力強化に対する強い警戒感と反応を示しているようです。東西から挟まれたのでは、中国は、身動きがとれなくなるからです。しかも、日印両国とも、中国の如く非民主国家ではなく、アジアに専制的な華夷秩序を復活させることを狙ってもいません。全く逆に、自由で民主的な諸国が集うアジアを理想としているのです。
日印関係の強化は、中国や朝鮮半島以外の全ての諸国に取りまして、朗報となるはずです。財政難に苦しむアメリカも、アジアの安全保障にかかる負担を軽減することができますし、安全保障に関して諸国が協力する体制が構築できれば、国連の機能不全に際しては、それに代替することもできます。後世の歴史家は、日印関係の強化が、21世紀のアジア、そして、国際社会を方向付けた転換点の一つであったと評価するかもしれないと思うのです。
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日印関係の強化は、中国や朝鮮半島以外の全ての諸国に取りまして、朗報となるはずです。財政難に苦しむアメリカも、アジアの安全保障にかかる負担を軽減することができますし、安全保障に関して諸国が協力する体制が構築できれば、国連の機能不全に際しては、それに代替することもできます。後世の歴史家は、日印関係の強化が、21世紀のアジア、そして、国際社会を方向付けた転換点の一つであったと評価するかもしれないと思うのです。
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