昨日7月28日の晩、NHKスペシャルとして「半グレ」なる反社会組織に関する番組が放送されておりました。「半グレ」という聞き慣れない組織は、指揮命令系統や構成員等がはっきりしている暴力団などとは違い、ネットワーク状に広がるアモルフォスな形態の犯罪集団であり、警察も取締りに苦慮しているそうです。しかも、一般の人々との境が年々不明瞭になってきており、同組織の犯罪に加担してしまった一般の男子学生のケースも紹介されておりました。この「半グレ」番組、実のところ、今日の日本が抱える様々な危機を浮き彫りにしているようにも思えます。そこで、本記事では、「半グレ」番組から日本の危機を読み解いて見ることとします。
第1に指摘すべき点は、「半グレ」が出現した背景には、中国残留孤児の帰国事業があった点です。番組に登場した「半グレ」の創設者とでも言うべき人物は、中国残留孤児2世です。80年代に怒羅権(ドラゴン)なる名称の暴走族を率い、殺人をも厭わずに‘やくざ(指定暴力団?)’との血みどろの抗争を繰り返していました。80年代とも言えば、中国が改革開放路線に舵を切った頃であり、中国共産党が世界戦略を追求し始めた時期に当たります。おそらく、戦後の日本国の裏社会では、GHQ系の犯罪組織(GHQ内の不良メンバーが戦後の闇市等をサポートしていたとも…)や韓国系の暴力団が仕切ってきたのかもしれません(日本国の暴力団幹部の大半は、韓国・北朝鮮系に占められている…)。そして、80年代以降における中国系の「半グレ」勢力の伸長は、国際社会と云う表舞台にあってアメリカの覇権に挑戦する中国の姿と重なるのです。憶測の域は出ませんが、「半グレ」の背景には、先ずは日本国の裏社会からコントロールしようとする中国が蠢いていたのかもしれません。
第1の点に関連して、第2点としては、「半グレ」には北朝鮮の影も見え隠れしていることです。確証はないものの、現在、「半グレ」の幹部とされる人物は、本名は日本名のようなのですが、‘テポドン’といった綽名は北朝鮮の出身を推測させます。あるいは、闇の世界では、中国・北朝鮮vs.アメリカ・韓国の対立構図が成立している可能性もありましょう。何れにしましても、犯罪行為で得た巨額の資金が北朝鮮に送金されている可能性もあり、この問題は、日本国の安全保障にも関わります。
第3点として挙げられるのは、「半グレ」のスポンサーは、中国といった外国のみではない可能性です。同番組にあって「半グレ」の幹部は、自らの組織は暴力団対策法によって取り締まることができないため、‘財界?’や‘VIP’にとって使いやすい相手であったと証言しています。つまり、「半グレ」が急成長した背景には、その初期にあって資金援助した有力者、あるいは、金融組織があったはずなのです。「半グレ」は、ネットワーク状の組織形態でありながら、その実、幹部が下部構成員から収益を吸い上げるピラミッド型、否、搾取型なそうです。同組織では、融資相手に対して借金の返済が済んでも売上高の15%?といった高率で永続的に資金を供出させていますので、こうした搾取を当然とする感覚から類推しますと、「半グレ」のスポンサーもまた、同組織から資金を吸い取っていることでしょう。そして、この搾取容認感覚のスポンサーは、日本国内のものとは限らず、海外の組織である可能性も高いように思えます。
第4に社会的な影響について指摘すれば、「半グレ」は、一般の人々をも犯罪者にしてしまう点です。ネット上で一般人に呼びかけて参加者を募る場合もあれは、上述したように、普通の学生が先輩等の誘いに乗り、犯罪に手を染めてしまうケースも少なくありません。しかも、「半グレ」から「犯罪はビジネスの一種」と説明されているため、同番組に出演した学生は、被害女性に対して謝る気持ちはあっても、その反面‘良い経験をするチャンスに恵まれた’とも述べているのです。つまり、犯罪組織と一般人との境界線の曖昧化は、同時に善悪の区別の消滅をも意味しており、同学生は、犯罪組織から良心が麻痺するようにいわば‘洗脳’を受けているのです。「半グレ」勢力の拡大と一般社会への侵出は、即ち、社会のサイコパス化をもたらしますので、社会の健全性にとりましては極めて危うい兆候です。現在、「半グレ」はホワイト事業にも乗り出していますので、一般の人々が犯罪組織に利用されるリスクはさらに高まっております。
第5に述べるべきは、「半グレ」に見られる著しい女性蔑視です。女性は‘商品’、あるいは、利用すべき‘かも’としてしか見ておらず、メンバーの顔触れを見ましても女性は見当たりません。かつて、暴力沙汰でその名が知られるようになった関東連合も中国系(満州系?)、あるいは、朝鮮半島系のメンバーが多いとする情報もあり、慰安婦問題との関連性も指摘されておりましたが、おぞましい程までに徹底した女性蔑視は、女性の人格や能力を認める(日本国ではその歴史において活躍した女性も多い…)、あるいは、女性や子供は護るべき存在とする日本古来の女性観や倫理観とも著しく違っています。「半グレ」勢力が日本国内で拡大すればするほど、女性達が危険に晒されることとなりましょう(この点からも、多文化共生主義には問題がある…)。
以上に幾つかの点について述べてきましたが、「半グレ」勢力の拡大は、様々な側面において日本国の危機でもあります。そのマイナス影響の大きさからしますと、治安の維持を使命とする警察による取締り強化のみならず、日本国政府としても対応を急ぐべきなのではないでしょうか。国民の安全を護ることこそ、国家の統治機構の存在意義でもあるのですから。
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第1に指摘すべき点は、「半グレ」が出現した背景には、中国残留孤児の帰国事業があった点です。番組に登場した「半グレ」の創設者とでも言うべき人物は、中国残留孤児2世です。80年代に怒羅権(ドラゴン)なる名称の暴走族を率い、殺人をも厭わずに‘やくざ(指定暴力団?)’との血みどろの抗争を繰り返していました。80年代とも言えば、中国が改革開放路線に舵を切った頃であり、中国共産党が世界戦略を追求し始めた時期に当たります。おそらく、戦後の日本国の裏社会では、GHQ系の犯罪組織(GHQ内の不良メンバーが戦後の闇市等をサポートしていたとも…)や韓国系の暴力団が仕切ってきたのかもしれません(日本国の暴力団幹部の大半は、韓国・北朝鮮系に占められている…)。そして、80年代以降における中国系の「半グレ」勢力の伸長は、国際社会と云う表舞台にあってアメリカの覇権に挑戦する中国の姿と重なるのです。憶測の域は出ませんが、「半グレ」の背景には、先ずは日本国の裏社会からコントロールしようとする中国が蠢いていたのかもしれません。
第1の点に関連して、第2点としては、「半グレ」には北朝鮮の影も見え隠れしていることです。確証はないものの、現在、「半グレ」の幹部とされる人物は、本名は日本名のようなのですが、‘テポドン’といった綽名は北朝鮮の出身を推測させます。あるいは、闇の世界では、中国・北朝鮮vs.アメリカ・韓国の対立構図が成立している可能性もありましょう。何れにしましても、犯罪行為で得た巨額の資金が北朝鮮に送金されている可能性もあり、この問題は、日本国の安全保障にも関わります。
第3点として挙げられるのは、「半グレ」のスポンサーは、中国といった外国のみではない可能性です。同番組にあって「半グレ」の幹部は、自らの組織は暴力団対策法によって取り締まることができないため、‘財界?’や‘VIP’にとって使いやすい相手であったと証言しています。つまり、「半グレ」が急成長した背景には、その初期にあって資金援助した有力者、あるいは、金融組織があったはずなのです。「半グレ」は、ネットワーク状の組織形態でありながら、その実、幹部が下部構成員から収益を吸い上げるピラミッド型、否、搾取型なそうです。同組織では、融資相手に対して借金の返済が済んでも売上高の15%?といった高率で永続的に資金を供出させていますので、こうした搾取を当然とする感覚から類推しますと、「半グレ」のスポンサーもまた、同組織から資金を吸い取っていることでしょう。そして、この搾取容認感覚のスポンサーは、日本国内のものとは限らず、海外の組織である可能性も高いように思えます。
第4に社会的な影響について指摘すれば、「半グレ」は、一般の人々をも犯罪者にしてしまう点です。ネット上で一般人に呼びかけて参加者を募る場合もあれは、上述したように、普通の学生が先輩等の誘いに乗り、犯罪に手を染めてしまうケースも少なくありません。しかも、「半グレ」から「犯罪はビジネスの一種」と説明されているため、同番組に出演した学生は、被害女性に対して謝る気持ちはあっても、その反面‘良い経験をするチャンスに恵まれた’とも述べているのです。つまり、犯罪組織と一般人との境界線の曖昧化は、同時に善悪の区別の消滅をも意味しており、同学生は、犯罪組織から良心が麻痺するようにいわば‘洗脳’を受けているのです。「半グレ」勢力の拡大と一般社会への侵出は、即ち、社会のサイコパス化をもたらしますので、社会の健全性にとりましては極めて危うい兆候です。現在、「半グレ」はホワイト事業にも乗り出していますので、一般の人々が犯罪組織に利用されるリスクはさらに高まっております。
第5に述べるべきは、「半グレ」に見られる著しい女性蔑視です。女性は‘商品’、あるいは、利用すべき‘かも’としてしか見ておらず、メンバーの顔触れを見ましても女性は見当たりません。かつて、暴力沙汰でその名が知られるようになった関東連合も中国系(満州系?)、あるいは、朝鮮半島系のメンバーが多いとする情報もあり、慰安婦問題との関連性も指摘されておりましたが、おぞましい程までに徹底した女性蔑視は、女性の人格や能力を認める(日本国ではその歴史において活躍した女性も多い…)、あるいは、女性や子供は護るべき存在とする日本古来の女性観や倫理観とも著しく違っています。「半グレ」勢力が日本国内で拡大すればするほど、女性達が危険に晒されることとなりましょう(この点からも、多文化共生主義には問題がある…)。
以上に幾つかの点について述べてきましたが、「半グレ」勢力の拡大は、様々な側面において日本国の危機でもあります。そのマイナス影響の大きさからしますと、治安の維持を使命とする警察による取締り強化のみならず、日本国政府としても対応を急ぐべきなのではないでしょうか。国民の安全を護ることこそ、国家の統治機構の存在意義でもあるのですから。
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