書くことが好きな私は
折に触れて短歌や俳句も書き止めている
武家屋敷どおりをおもって
書いた歌が数編
今日は岩橋家を詠んでみた
「かしわ葉に ねがう心の かなしかり
代を断ちゆく 主(あるじ)思えば」 (駄作)
江戸時代 現在に残る角館の城下町を造った
芦名家はこの角館で3代にして断絶をします
会津譜代家臣だった岩橋家は紆余曲折ののち
一度は離れた主君芦名氏に
この角館に於いてまた仕えることになるのです
主家の大名返り咲きを夢に見て
一心に仕えていた岩橋家の主人・又右衛門は
若くして亡くなった当時の主君の後を追って
殉死をしました
そしてその主君の子供の千鶴丸は
わずか3歳にして亡くなり芦名氏は断絶をします
岩橋家には樹齢300年を超える柏の木があります
次の春 新しい葉が同じ場所に芽吹くと
古い葉を落とすのです
毎年 代をきちんとつなぐ柏の木を見るにつけ
かつての岩橋家の主人の主家を思う気持ちが
悲しく胸に響きます