ネットに入った玉ねぎ
話してるのを聞いてから
先日 夫が地域の沼に
例年の「ジュンサイ採り」に出かけた
一人じゃないよ…というから
安心していたのに
お昼過ぎになっても帰らない
おかしい
「雨降りだからすぐ帰る」と
言っていたのに…
携帯に電話をかける
長く 待っても……出ない
これはただ事ではない
きっと雨降りだから足が滑って
浮き船から落ちたんだ
もう一人行くって言ってたけど
都合が悪くて行けず
夫ひとりに違いない
「昔 あの沼で人が死んでる…」
母(姑)の言葉がよぎる
大変だ 誰に助けてもらおう・・
ドキドキドキドキ
道路から沼までの道が狭いので
ずっと手前に車を止め
歩いていく
遠くに我が家の軽トラ一台
やっぱり一人なんだ
ドキドキ 脚がおぼつかない
沼から100メートルくらいの所で
笑い声が聞こえる
えっ!誰かと話してる?
無事なんだ
そのホッとしたこと
雨だから車に携帯電話 置いたまま
もう一人はすぐ近くだから
歩いて沼まで行ったらしい
勝手に心配した私の小言を
夫は黙って聞いていた
何度も言うようだけれど
春先から気温が低い
足が冷たいなどということは
考えられなかった私が
ひざを痛めてから
脛のあたりが冷たい
靴下もいまだに離せない
ハッと思った…
一人暮らしの母を引き取り
看病していたころ
夏場でも「下ズボン」を離さなかった母に
「もう 脱いだら?」と
何度か言った
母は私の顔をじっと見ていた
ゴメンね 今更だけど…
今ならわかる
わが身より 先輩の方々に掛ける言葉
気をつけなくっちゃ
近頃 桜予報がテレビで
放送されるようになりました
いつもこの時期思うんです
角館の桜は
(去年)
本当にあと一か月くらいで
咲くのだろうか?って
だって‥‥
まだ田んぼの雪は一メートルくらいは
ありそうです
そこでまた
母(姑)の言葉を思い出します
「ヒメになれば 雪はうえ・したから消える」
どんなに雪が多い年でも
ヒメの頃になれば雪は
上からも下からも消え始める
ちゃんと春の農作業には
間に合う…という教えだった
「ヒメ?」ってなに?
私はしばらくわからなかった
多分二十四節気の事だろうと気が付き
調べた時があった
その時見つけたのが
(画像はネットからお借りしました)
「清明」の事だったんです
純粋な秋田弁だと
「ヒメ」に成っちゃうんです
これによると今年は
4月4日~6日ですから
もう少しですね かあさん・・・
この頃 小さいお子さんの
コロナ感染者が増えている
「子供が入院したら親と会えないんだろうね」
「うん そうだな」と
今朝テレビを見ながら
夫との会話
「かわいそうだな‥‥」
そこでまた母(姑)の言葉を思い出した
母は産婆さんでした
「子供は病気の時 親が薬だよ」
本当にそうだと思った
だけど勤めに出ていると
なかなか休めなかった
熱のある子を家にいる
おじいちゃん、おばあちゃんに頼み
後ろ髪惹かれる思いで
時には泣きながら
会社に向かったことを
思いだす
「親はくすり」
母が天国で今のコロナ禍
心配しているだろうな‥‥
暮に帰ったときに
大曲のイオンのゲームセンターへ
二年ぶりに孫たちと一緒に行ったとき
一月が誕生日だからと
お祝いとして衣類を
二人に買ってあげました
自分で選んで
嬉しそうな孫の顏
双子だからといって
同じものは選ばない
昨日が誕生日
夜 電話をしました
「おばあちゃん この前の服 今日学校に着ていったよ」
嬉しい言葉を聞きました
小さく小さく生まれた子供たち
元気に学校に行っている
もうボール遊びも
お絵描きもしなくなったけど
元気で育ってほしい
昨日は「七草」
本来なら「七草がゆ」を食するところ
我が家では母(姑)が存命の時からずっと
「七草餅」を食べる
嫁してから食事係は私
最初の年に
「あ 七草‥‥」と困っている私に
母が「何でもいいから七色の野菜を入れて‥‥」と
いってくれた
ずっとそうして来たらしい
その時に救われた気がした
それからずっと我が家では
特別に「七草セット」を買うこともなく
冷蔵庫に有る野菜を七種
使って餅を食べる
今年は 白菜 大根 キャベツ 人参
菊芋 レタス ほうれん草
夫は当たり前と思うのか
今まで一度も文句は出なかった‥‥